国難競って大襲来だぞ、自民党は、総裁選挙でノンキにお祭り騒ぎしている場合か!

2008年09月16日 23時30分32秒 | 政治
◆米証券大手「リーマンブラザーズ」が、破産した。サププライムローンの大損失が、ついに命取りとなった。前身は、「クーン・ロエブ商会」である。日露戦争のとき、日本は、この商会から戦費調達を援助された恩のある会社である。ロスチャイルド系(ユダヤ系)財閥の一角を占めていた有名金融機関である。
しかし、ブッシュ政権は、この名門金融機関を切り捨てた。サブプライムローンで最大の損失を被ったシティグループ系のメリルリンチ(山一證券を乗っ取り)も、見捨てられた。おまけに、ロスチャイルド系金融機関の牙城「AIG」も倒産の憂き目を味わわされている。
◆なぜ、ブッシュ政権は、シティグループ系及びロスチャイルド系の金融機関を見捨てたのか? 答えは、簡単である。この金融悲劇の背景には、「ロックフェラー財閥」のなかの「お家争い」がある。ロックフェラー3世の末子(5男)で本家を僭称してきたデイビッド・ロックフェラー(御歳・93歳、シティグループ・オーナー、チェイス・マンハッタン
銀行会長、エクソン・モービル・オーナー)とロックフェラー家嫡流のジョン・デビッドソン・ロックフェラー4世(ゴールドマンサックス・オーナー)との「お家争い」がある。忘れてはいけない。ブッシュ政権の財務長官であるヘンリー・ポールソンのことを。この人物は、ゴールドマンサックスのCEO(最高経営責任者)であり、ロックフェラー4世は、民主党の現職上院議員(ウエスト・バージニア州選出)である。ちなみに、日本の政治家では、民主党の小沢一郎と自民党の与謝野馨と親しい。
◆あのデイビッド・ロックフェラーに可愛がられたのは、小泉純一郎元首相と竹中平蔵元金融担当相、それにデイビッド・ロックフェラーが「ポスト小泉」を期待したのは、「AA」、すなわち、安倍晋三と麻生太郎であった。
しかし、ブッシュ大統領の心変わりで、アメリカの政策はガラリと変り、「イラクからの脱出・北朝鮮へのシフト」であった。安倍晋三も、その尻拭い役の福田康夫も、ましてや、麻生太郎もすでに、ブッシュ大統領に見捨てられているのである。そのことを知らない福田も麻生も、「絶望的な未来」をバカのように信じている。そこに、自民党と公明党の底知れない「救い難さ」がある。
アメリカの政権を根底から支えてきたのは、ロックフェラー財閥である。いまや本家を取り戻してきたロックフェラー4世は、中国・胡錦涛国家主席と親密である。ゴールドマンサックスは、CEOを務めたポルソン財務長官以来、中国とは、一体的に世界戦略を展開してきている。この戦略を最も忠実に遂行できる日本の政治家は、小沢一郎ということらしい。自民党政権は、遂に終焉を迎える。
◆鮮の金正日の異変、事故米の大量流出事件発生、中国の原子力潜水艦の領海侵犯、リーマンブラザーズ破産による世界金融恐慌の危機などと、国難が競って襲来している。こんな大事なときに、自民党は、総裁選挙というお祭りにうつつを抜かしている。「阿呆の骨頂」である。もはや担当能力なし」と判定せざるを得ない。これが本当の戦争になったらどうするのか。誠に情けない限りである。
板垣英憲マスコミ事務所

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