中国北京政府首脳陣は、小沢一郎代表をないがしろにしている日本政府とはまともに付き合わない

2013年02月12日 02時47分55秒 | 政治
◆日本と中国の上層部、すなわち、首脳陣は事実上の「国交断絶」状態にある。
 このような最悪事態に陥らせたのは、菅直人元首相と野田佳彦前首相である。これはまぎれもない事実だ。この延長線上に、安倍晋三首相がいる。誠に気の毒な限りである。
 読売新聞は2月11日付朝刊「1面」で、「内閣支持率上昇71%」という見出しをつけて、全国世論調査の結果を報じているけれど、中国から「猛毒襲来」という非常事態が生じているのに対して、全くお手上げ状態では、安閑とはしていられない。
 こんな「日中外交無能力」な安倍晋三内閣に高支持率を与えている日本国民は、どうかしている。外務省は、「チャイナスクール」という高級外務官僚を多数抱えていながら、これもまた、「無限外交官」ばかりである。中国にゴマをすってきたツケが、こんな非常事態に露呈している。
◆しかし、日中関係をこんなにも最悪事態に陥らせた最大責任者は、米国CIA対日工作者(ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授、リチャード・アーミテージ元米国務副長官、マイケル・グリーンCSIS日本部長ら)である。「日中離間工作」を最も熱心に行ってきた策士たちだ。
 日中関係をこじらせて「戦争の危機」を煽り、日本の防衛予算を増額させようと策動して、まんまと実現させてきたのである。日本は「憲法9条」により戦争できない国であるのを知っているのであるから、そんなに戦争したければ「米中戦争」でも勃発させればよいのである。だが、軍事関係は、「日中戦争」に突入させる前に「寸止め」させれば、回避できるけれど、「猛毒襲来」は、そう簡単にはいかない。
◆米国CIA対日工作者たちは、「日中外交」まで自分たちが仕切ることができるように画策、田中角栄元首相と大平正芳元外相(後に首相)が最初に井戸を掘って、国交正常化を実現し、いまは生活の党の小沢一郎代表にまで続いている「友好関係」に茶々を入れて、妨害してきた。
 小沢一郎代表は2009年12月に「長城計画」の名の下に国会議員をはじめ支持者ら600人を率いて訪中した。このことに米国CIA対日工作者たちは、激しく不快感と危機感を抱いたのである。
 2010年7月18日、八丈島に最新鋭原子力潜水艦「オハイオ」でやってきたマイケル・グリーン日本部長は、小沢一郎代表に開口一番「間違わんでくれ、日米中は正三角形の関係ではない。日米同盟が基軸だ。中国とあまり親密になるな」と厳しく忠告した。この時、小沢一郎代表は、「軍門に下った」と言われたものである。
 それでも米国CIA対日工作者たちは、小沢一郎代表を「暗黒人民裁判」の刑事被告人に仕立てて、マスメディアから猛烈に批判と非難の矢を浴びさせたのである。
◆だが、「信義に厚い中国」の胡錦濤国家主席、温家宝首相、習近平副主席、李克強副首相ら首脳陣は、小沢一郎代表を排除して、追いつめていた菅直人首相や野田佳彦首相に対して、露骨に嫌味な外交姿勢をとり続けて、小沢一郎代表を側面から暗に援護射撃してきた。
 それが菅直人首相と小沢一郎代表の「民主党代表選挙」の最中に、中国漁船が海上保安庁の巡視船に激突してきた事件であった。その後も、胡錦濤国家主席や温家宝首相は、菅直人首相とまともに会談しようとせず、ついに、目も合わせなくなった。
 野田佳彦首相は、小沢一郎代表を民主党から追い出し、「政党助成金」まで分配を拒否した。これに対する中国側の反応は、痛烈だった。尖閣諸島に公船を派遣して露骨に嫌がらせを始めたばかりか、野田佳彦首相との首脳会談にも応じず、温家宝首相は国際会議の場で目も合わせなかったのである。
 中国は、米国CIA対日工作者たちの言いなりになり、「対日友好関係」を悪化させ、さらに「信頼厚き」小沢一郎代表までないがしろにしてきた菅直人首相、野田佳彦首相とは親しくつき合おうとは思わず、むしろ、関係改善を拒否してきた。安倍晋三首相の「日中外交」はこの延長線にあり、このまま放置しておくと、中国からの「猛毒襲来」に全く立ち向かえなくなり、内閣支持率にも悪影響を及ぼすハメになるのは確実である。

※Yahoo!ニュース個人


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3 コメント

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no phiosophy (noga)
2013-02-12 15:30:14
ひと・人により意見は違う。
だから、社会のことは政治的に決めなくてはならない。
議場では、誰かが相手に意見を譲ることになる。
この場合、小異を捨てて大同につく。
無哲学・能天気では、大同はない。
大同がなければ、小異にこだわらざるを得ない。
いつまでたっても‘議論は、まだまだ尽くされていない’ ということになる。
政治家は、結党と解党を繰り返して、離合集散を本分のようにしている。
政治哲学の無いところに、政治音痴は存在する。
‘我々は何処から来たか。我々は何者であるか。我々は何処に行くか。’ を考える習慣がないと、政治は迷走する。



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Unknown (ザク)
2013-02-17 16:14:20
安倍ちゃんはタカ派に見えてリベラルだと思うんですよね。
今はまだ習近平が国家主席に就任してませんし、参院選までは保守層を取り込まないといけない。
参院選後に一気に棚上げに向けて動き出すのでは?
返信する
「信義に厚い中国」とは、恐れ入った! (莞爾)
2013-03-01 23:01:10
>日本は「憲法9条」により
 北朝鮮の核実験により、日本の憲法改正と核保有をアメリカは考えている。抑止のためだ。
 すべて、貴殿のファイルは古すぎる。グリーン氏クラスの日本専門家は、オバマ政権の対日政策とは全く関わりがない。現在の緊迫した東シナ海の情勢のもとで、アメリカがどのような戦略を立て、日本との軍事関係をどう構築しようとしているか、彼らには知るすべがない。
>「信義に厚い中国」
>菅直人首相や野田佳彦首相に対して
 「信義に厚い中国」とは、恐れ入った! 中国共産党こそ、権力闘争に明け暮れている。薄熙来の事件は、それを世界に露呈した。
 また、周辺諸国を相手に展開している中国の覇権主義は、如何か? 中国の覇権主義は、昨日今日始まったものではない。ベトナムでさえ、「アメリカよりも“ならず者国家”中国のほうが恐ろしい」と言っている。もう一度言う。貴殿のファイルは古すぎる。
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