菅直人首相は東京電力福島原発の「爆発」をネタに政治献金をせしめ、自民党は「原発利権」死守に必死だ

2011年03月15日 19時02分32秒 | 政治
◆菅直人首相が、東京電力の福島第1原発が相次いで「爆発事故」を起こしているのをつかまえて、「東京電力品川サロン」に自ら出かけ、清水正孝社長ら最高幹部を約3時間にわたって、ネチネチ締め上げ、その挙句、巨額の政治献金を約束させたという話が、「東京電力ロビィスト」たちの間でもっぱら囁かれている。「東京電力ロビィスト」たちの言葉を借りれば、「これは、政治家特有の体のいい『恐喝]だ」という。
◆3月14日付けのこのブログで、「読売新聞が3月14日付け朝刊5面の下段『ベタ記事』扱いで、『首相 〈東電からの報告が遅かった〉』」と報じたと取り上げた。記事は、以下のように書いていた。
 「菅首相は13日、首相官邸で社民党の福島党首と会談した。東京電力福島第1原子力発電所での爆発事故に関する情報開示が不十分との指摘が出ていることについて、『東京電力からの報告が遅かった』と述べ、同社にも責任があるとの考えを示した。福島氏が『国が的確に早く情報を入手すへきだ。政府の対応は遅い』と批判したのに答えた。福島氏は、原発事故に関する担当相を置くことを求めた」
 この記事は、あくまでも公式的だ。実は、菅首相が「東京電力からの報告が遅かった」と不満を述べた言葉の裏には、「政治献金狙い」があったという。民主党や民主党の国会議員などは、常日頃、東京電力から潤沢な政治献金の提供を受ける付き合いはなかった。東京電力が深い関係を築いていたのは、自民党だったからである。
 だが、野党暮らしが長く、政治資金的にも貧弱な政治家として苦労してきた菅首相の身になってみれば、「自民党の大スポンサーである東京電力の不始末をどうしてカバーしてやらなければならないのか」という不条理を感じたとしても不思議ではない。
 しかも、原発事故は、「放射能汚染」という重大な結果を招きかねない。それにもかかわらず、東京電力は、あくまでも「原発の安全神話」を墨守して、真実を隠し、首相官邸にも生情報を上げて来ようとしない。
 そのクセ、菅政権には、「原発の安全神話」を堅持させようと狡猾な作戦に出ている。菅首相が、怒るのは、ある意味で当然であった。かくして、自ら乗り込み、談判に及んだということである。そのころ、東京電力の福島第1原発「爆発事故」の対策本部を「東京電力本社内に設置する」という案が持ち上がっていた。
◆すると、「菅首相が東京電力を脅し上げた」という情報が、民主党内からさらに、左翼陣営にパーッと広がり、民主党国会議員や左翼活動家たちが、こぞって東京電力を脅し始めたという。この機に乗じて「原発利権」に食い込み、あわよくば、自民党からもぎ取ってしまおうという思惑である。
◆これに対して、谷垣禎一総裁率いる自民党は、これまで「ズブズブの関係」だった東京電力の福島第1原発が相次いで「爆発事故」を起こしているからといっても、正面切って批判はできないので、じっと沈黙を守る姿勢だった。だが、元々自分たちの「米櫃」と思ってきた東京電力に、菅首相自ら手を突っ込んできて、そのうえ、奪い取ろうとしていると聞いては、黙ってはいられない。
 自民党は、早速、東京電力の福島第1原発爆発事故対策本部に我々も参加せろ」と申し込んできたという。表向きの趣旨は、もっともらしいのだが、裏の本音は、「原発利権死守」にあり、ドス黒い欲望がギラついている。
 被災地の人々や大震災の悪影響を受ける多くの国民の「不幸」を食い物にする国会議員たちが、「利権争奪」に血道を上げる「あさましい姿」には、ホトホト、呆れさせられる。一体、日本の政治家たちは、だれのために政治を行っているのか。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
原発ビジネスは、「笑いが止まらない」ほど儲かる商売、手抜き建設工事、手抜きメンテナンス、手抜き設備配置、原発基礎知識のない作業員の送り込みなどデタラメ三昧だ

◆東京電力をはじめ電力会社にとって、「原発ビジネス」は、「今世紀最大のドル箱」であり、「笑いが止まらない」ほど「儲かる商売」だという。坊主丸儲けどころか、たとえば「東京電力丸儲け」の美味しいビジネスらしい。国民、住民が被る「原発被害」などは、どうでもいいという異常神経なのだ。それほど旨味のあるビジネスということでもある。

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