関東で最も遅い紅葉で知られる養老渓谷が見ごろを迎えた。28日は好天にも恵まれ、大量のマイカーが押し寄せて大渋滞となった。大多喜町の老川十字路付近など3カ所がライトアップされ、温泉街は昼と夜で全く異なる表情を浮かべた。【吉村建二、井上英介】
養老川沿いの遊歩道はこの日、家族連れや若者のハイカーらでにぎわい、人々は渓谷の両側を彩る赤や黄色の木々に見とれていた。
東京から妻と泊まりがけで来た会社員の鈴木安文さん(56)は「毎年来ていますが、今年も色づきがいい。山の精気をたっぷり吸い込みました」と秋の一日を堪能していた。
養老川でとれたアユの塩焼きを出している「養老茶屋」の女性店員は「今日が一番の見ごろで、店も一年で一番忙しい」と話していた。
観光客らは渓谷沿いの日帰り温泉に入り、気持ちよいお湯で旅の疲れを癒やしていた。
日が暮れると、多くの観光客が晩秋の夜景を楽しんだ。ライトに照らされた木々は、より鮮やかに。沿道では「すごくきれい」と、道路脇に停車してシャッターを押すドライバーも多い。町は「夜の宴」と称して夜の紅葉見物をPRしている。
ライトアップは午後5時~9時半。12月中旬まで。町観光本陣電話0470・80・1146。
毎日新聞より引用 http://mainichi.jp/area/kouyou/news/20101129ddlk12040108000c.html
昼と夜とでは雰囲気がまるで違います
写真:tass