アイ!サラマッポ in バギオ

フィリピン人介護者のケアを受けながらの、フィリピンでのインディペンデント・リヴィング…、心の赴くまま、ここに記します。

日比国際平和演劇祭(9月3日)まであと100日!…by JAPITAC

2009-05-25 09:09:03 | フィリピン-バギオ

 日比国際平和演劇祭実行委員会が、バギオ100年祭委員会と共に開催する、9月3日の「日比国際平和演劇祭」までちょうど100日ですね、小国さん…(^^)。
 タイトルは「GAMAL SHIMAN KENNON-ケノン・ロードを共に建設しよう!」
(副題:Kennon: Road to Global Peace and Unity-ケノン・ロード・世界平和と調和への道)…。

 
日比国際平和演劇祭・Japan Philippine International Peace Theater Art Festivalについては、以下のホームページをご覧ください。↓

 http://homepage3.nifty.com/japitac/index.htm

<写真> 日比国際平和演劇祭実行委員会(JAPITAC)のロゴ
 
日本の国旗とフィリピンの国旗があしらわれているそうですが、このロゴを製作されたのは、「バギオ基金」のアボン駐在員、斉藤貴史さんという方だそうです。日本とフィリピン、地球の平和な未来への思いが込められているようで、とてもさわやかですばらしい…!

 以前このブログの記事にも書きましたが、バギオ市は、太平洋戦争のフィリピンでの勃発と終焉の地です。

 http://blog.goo.ne.jp/isshin3_ph/d/20090329

 百年以上も前に、多くの日本人がここバギオ市に通じるケノン道路(ベンゲット道路)建設に関わって以来、長年にわたって築かれて来た平和な日本人コミュニティが、わずか三年数か月の間に壊されてしまったのです。その後の日本人・日系人社会への報復行為が戦後繰り返され、つい近年にいたるまで、人前で日本姓を名乗ることすらできなかった…という悲痛な歴史事情は、ミンダナオ島ダバオ市と同じです。
「9月3日」は、旧日本軍の山下奉文(ともゆき)陸軍大将が、ここバギオ市で降伏文書に署名した日なのです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E5%A5%89%E6%96%87

 それから64年目の今年9月3日、バギオ市制100周年記念日(9月1日)の二日後に、記念祭のイベントの一環として「日比国際平和演劇祭」が開催されることは、バギオ市のみならず、日比間の歴史に新たな1ページが刻まれる、大変意義深いものだと思います。
 
ちょうど一年前の2008年5月、バギオ市議会で「山下大将降伏記念日(9月3日)」を「バギオ・日比友好の日」と改める動きが出たそうですが、そこにはきっとJANLの働きかけもあったのでしょう。日本のプロの舞台演出家や女優さん、舞台関係者、そして日比の多くの市民によって、バギオ市のステージで、感動的なシーンの数々が披露されることでしょう。

 ぜひ、バギオ市制100年という節目の今年、バギオ市の歴史を振り返りながら、将来の日比の友好、様々な文化や言葉を持った人たちがそれぞれの個性を認め合い、共生していける、平和なコミュニティの到来を祈願して開催されるこの演劇祭が成功し、「9月3日」が「バギオ・日比友好の日」として正式に採択されることを心から祈っています。



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2 コメント

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もう あと100日ですか・・・ (oguni)
2009-05-28 12:00:54
実名でのご指名ですので、実名で・・・笑

そうでした、あと100日です。
ちょっと焦りますねえ。

一応 台本の初版が出来て来まして、
ただ今 翻訳をお願いしているところです。

その後、演出家と劇作家の間で いろいろと
激論が始まる予定です。

台本の初版には含まれていないトピックも
加えることになるかもしれません。
そのひとつに ソルヴェイグの歌が
取り上げてもらえるかもしれません。

ワクワクします。

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すごい…。 (Isshin-編集人)
2009-05-28 20:58:22
oguniさん、こんばんは。

いよいよですね…。きっと素晴らしい演劇になることでしょうね…。
「演出家と劇作家の間でいろいろと激論が始まる…」その過程を想像しただけで鳥肌が立つようです。
新しいものを創造していく過程こそが醍醐味なのでしょうね…。

oguniさんの意志力…すごいです!
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