ダムの話２

　ダムの種類にはその構造からロックフィルダム、コンクリート重力式、コンクリートアーチ式等がありますが、詳細は自分で勉強して下さい。ここではダムの構造など、細かい事は省略します。
　また、その性質から治水を行うダムを治水ダム、利水を中心とする多目的ダムなどがあります。これも省略しますので、興味があれば勉強して下さい。
　東京都民である私の喉を潤す水（正確に言えば、最近では水道水を直接飲む事は無いので、せいぜい食器を洗うとか、水を沸かすときにやかんに入れるとか、洗濯をするときの水）は、関東の水瓶である群馬県のダムから送られて来る水です。
　ダムの水には水利権という物があります。例えば、東京電力が作ったダムはその水利権の大半を東京電力が有していて、東京電力はダムに溜まった水を使って発電します。
　同じように、群馬県のダムにもその水を使用する権利、水利権があります。
　東京都が水利権を持つダムは、矢木沢ダム、奈良俣ダム、藤原ダム、相俣ダム、薗原ダム、草木ダム、下久保ダムの７ダムがあり、他に東京都水道局が水利権を有しているダムには浦山ダム、小河内ダム、他に貯水池などは渡良瀬貯水池、荒川貯水池、村山・山口貯水池などがあります。

　明日は、群馬のダムについて、もう少し見ていきます。