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ゆっくり行きます。

今季最良のデキ。(ただし、結果は度外視)(横浜1-1福岡@聖地三ツ沢・第13節)

2005-05-22 12:02:26 | フットボール
# BGM:「SPARK」(THE YELLOW MONKEY)

・試合開始20分前に監督が単身でG裏に向かったこと。
・信義の1ボランチと、うっちーの右ハーフが非常に利いていたこと。
・ジェフの爆発っぷりがますます尋常ではなくなってきていること。


 この日の試合はこの3点に尽きると思います。


 いつものようにバックスタンド最上段でまったりと過ごしていた試合開始前。ふと、G裏のスタンドを見たら、スーツを着た見覚えのある人が単身でサポーター席に向かっている姿がそこに。その瞬間、歓声もなければ罵声もない。けれど、明らかに異様で強烈な空気だけがG裏サポーターより発せられたことにより、全てのことが分かりました。バックスタンドにいた自分達も猛ダッシュで現場に急行。
 
 話の内容自体はごく普通のものでした。細かいツッコミをしようと思えば出来ないでもない。けれど、現場指揮官にとって最もナーバスな時間帯にわざわざ単身でスタンドに足を直接運んでくれたという心意気、これは素直に評価したいです・・・と言うより、素直に嬉しかった。

 平日のトレーニングでどういうことがあったのかは分かりませんが、いずれにしても、ピッチ上で練習中の選手達がこのG裏での光景を見て、ここ最近のような体たらくなゲームをすることはまさかあるまいと、心の中で静かに、けれど確かに熱い期待を抱きつつキックオフを迎えました。


 一樹の出場停止と淳吾の好調さを考えれば、ごくごく普通のスタメンだと思いました。強いて言えば、久々にスタメンのうっちーがどこまで奮起するか次第かなと。で、その期待が見事に当たってくれました。多少は不慣れなポジションかもしれないけれど、しばらく出番がなかったことで体のキレが非常に良く、そして以前から持ち備えてたボールキープ力も相重なり、チーム全体に活性化を与えていました。
 多少ポジションが違うかもしれないけど、これこそが我々が内田智也に期待している姿そのもの!!後半途中で念のために負傷退場したものの、今日のプレーを今後も絶対に見せて欲しいです。


 そして、今日のMVPは文句なしに信義。守備に専念した彼の1ボランチは、地味ながらも相手の攻撃の芽を何度も摘み取ってくれたお陰で、前線が相手のセットプレー時以外で極端に下がることがなくなり、DF陣もグラウシオの1失点を除けば集中を切らすことなく守っていたと思います。多少の熟成不足は否めないものの、信義の1ボランチに左からトモキチ、ベベ、うっちーの3人が2列目を形成した中盤には今までにない非常に大きな可能性を感じました。ボールを持ってからの判断力の遅さは相変わらずだけど、センス自体は以前と全く変わらない高さを維持している信義にとって、このポジション、実は天職なんじゃないかと思います。彼にも、今日のプレーを今後も見せ続けて欲しいものです。


 ジェフの覚醒っぷりに関しては、今更丁寧に触れるまでもないでしょう(笑)。けれど、ようやく「ボールを足で操作できるようになった」ことは非常に評価できると思います。ジェフに的確なパスやキープが多少は出来るようになるということは、即ち、攻撃のバリエーションがまた1つ増えてくれるということですから(あとは、タイガー久保田が更に成長してくれれば・・・!!)。


 引き分けに終わったものの、試合内容は間違いなく今季最良。やればできるじゃないかと思わずにはいられません。次からの水戸と徳島の金曜アウェー2連戦、素直に期待します。


 こんな時に限ってサポートしに現場に行けないのは非常に辛いけれど・・・。



P.S 福岡は、4月に博多で見たときとは比べ物にならないくらいに動きが遅かったです。間違いなく序盤の躍進の反動によるものじゃないでしょうかね。かつてのピッコリ並に、主力を一斉に1試合休ませればスンナリと解決するように思えるんですが・・・。

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