『ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション』へ、最終日である25日に行って参りました。
ヨーロッパで最も優雅な邸宅美術館と言われているポルディ・ペッツォーリ美術館のコレクションの数々…見事に目を養ってきました。
「黒の間」と呼ばれる部屋にある作品たちがどれも色鮮やかなのが印象に残ってて。
黒基調の部屋にしているからこそ、神々しく輝いていて、色を豊富に使った作品を置いたのかな。暗い雰囲気だからこそ作品一つ一つがまさに生きてるように見えるな。だとか「黒の間」の空間で考えを巡らしてました。優雅な作品ばかりでもうファンタスティック胸キュンです。
その作品の一つである「ピエトロ・ロレンツェッティ《聖アグネスとアレクサンドリアの聖カタリナのいる聖母子》」です。とにかく煌びやかで素敵。
「黄金の間」の壁を飾っている巨大なタペストリーも感慨深い気持ちに。「黄金の間」と言われてるだけあって、ルネサンス時代の傑作が揃っているんです。
タペストリーは当時の技術の塊が詰め込まれており、まさに魂の作品です。私も魂のやり取りしてきました。
約2か月ぶりに美術展に行って来たんですが、綺麗なもの見るって目も心も養われます。
最近、TEDでアートについてのプレゼンを見たり、大学で文化政策に関する授業を取ったりして、
アート分野について勉強しているんですが(特に何を目指しているとかではなく)、学ぶ度にアートと人は強く繋がっていることを感じます。
美術館というと敷居が高くて行きにくい、すべて作品を見なきゃいけない、だとか前までの私はそうでした。
でも学んでいくうちに、食べ物に好き嫌いがあるように、芸術にも好き嫌いがある。自分が好きだと思う作品を見て、好きなように考えを巡らして自分自身を深めるのが本当の芸術鑑賞なんだ!という考えに変わりました。
一つの作品でストーリーを作ったり、哲学を見出したり、なんでもありです。
美しいものを見ると、本当の意味での女性力をつけれますよ~♡
今回のミラノ展によって、さらに女性力が強くなった気しかしません!なんて強気発言はできませんが、徐々に磨きたいと思います。
(林 美穂・3年)