趣味で蒐集した「きっぷ」を見て考えたこと、とか…
JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
古紙蒐集雑記帖
JR九州 熊本から東京ゆき 新幹線自由席特急券
びゅうプラザ吉祥寺で発券された、九州新幹線熊本から東海道新幹線東京までの新幹線自由席特急券/特定特急券です。
全区間を自由席利用の行程で、乗車時間は東海道・山陽区間についてのぞみ号を利用しても5時間40分に及ぶ長旅となります。
料金は熊本~博多間の九州新幹線自由席特急料金である2,410円と博多~東京間の東海道・山陽新幹線自由席特定特急料金である7,770円の合計額となる10,180円となります。
東海道・山陽新幹線の特急料金が一体であるものに対し、九州新幹線は全く別体系となっており、いくら通しで利用しても、特急料金は博多駅で一旦途切れます。
この事象は「そういうもんなんだ」と考えればそういうものなのですが、逆に「なぜ?」と考えると疑問が湧きます。乗車券部分は通しの運賃であるのに、なぜ新幹線特急料金については全区間通しの料金ではないのでしょうか?
理由は分かりませんが、何となく「JRの理由」に起因するものと思われます。
5時間以上に亘る当該区間について「途中出場はできません。」というのであれば、特急料金を割高な「博多打切り」とせずに通しで計算すべきです。実際、この長時間、途中下車することもできずに乗りっぱなしなのは、正直苦痛です。
また、JRの理由によって「博多打切り」とするのであれば、熊本~博多間および博多~東京間をそれぞれ別に購入しても同額なのですから、博多駅での途中出場を認めても良いと思われます。
鉄道の運賃料金というのは鉄道事業者から提示された金額を旅客が支払う、という既成事実が創業時から当たり前のように行われていますが、一般的な商取引には、売り手が一方的に価格を提示するだけでなく、買い手の方にも価格交渉をする余地が残されています。しかし、鉄道の商売には、買い手である旅客には価格交渉をする権利は一切与えられず、売り手である鉄道事業者から言われた運賃料金を払わなければ乗車する権利が与えられず、商取引は成立しません。
「鉄道の運賃料金は国土交通省に届けられて認可されているものだから」と言われればそれまでですが、私は、JRはまだ国鉄時代からの殿様商売気分が抜けていないように感じられるように思います。
みなさんはいかが思われますか?
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他に選択肢がないのならともかく、他の選択肢を含めた中から選んだのだから、説得力ないと思いますよ。
どさくさ紛れに小倉・博多の乗継割引を廃止したことと合わせ、会社境界での料金打ち切り計算という既成事実を積み上げるやり口は、感心しませんね。
消費税増税を機に、運賃まで打ち切りにする腹づもりではないかと勘繰ってしまいます。
皆様のご意見を参考に、後日続きのエントリーをしたいと思います。
管理人:isaburou_shinpei
この人はただ新幹線乗換改札のラッチを出たり入ったりしただけで嬉しいのでしょうが、一般人は「途中出場する」ということは「途中下車する」と考えるのが普通でしょう?
例えばお土産を買ったり、飲食をしたりという目的で。
別に混同している訳ではないと思いますよ。
ある路線を別会社化やバス転換して運賃は打ち切りで値上げとなるケースは過去にJRや国鉄以外にも多数あります。
「JRは殿様商売」って言いたいだけじゃないですか?
あまりにも他の例を知らなさすぎで話の進め方が稚拙です。
余程高尚な頭脳をお持ちなのでしょうから、名前伏せて批判していないで、交通関係の大学教授様にでもなって、愚かな趣味人間の教育でもなさったほうがいいのではないですか?
おそらく別にブログ主さんは他の例を知らないで言っているわけではないでしょうし、すべての例を挙げて話題にしていたら論文になってしまいます。そして、あとの話題が続かなくなります。
ここではJRの新幹線を例にとっているだけで、ここですべての私鉄や公営交通まで言及しているわけではないでしょう。
あなたのようなお方は、皆を不快にさせるだけですので、退場されたほうがよろしいですね。
その上で管理人氏が不快に思うものや不適切なコメントは削除もあり得るでしょう。
総武快速さんのような管理人氏と何の関係もない方が、いちいち他人のブログで批判意見に噛み付くコメントを投稿する方がよっぽど見ていて不快ですよ。
JR鉄道線同士の場合は通し運賃・料金でやっていく、という前提のもとで民営化されました。
これまでのところ、概ねそのようになっていますし、これからもそうであるべきと考えます。
やはり、新幹線料金の博多打ち切りは異質ですよ。
納得出来ないなら他の手段を利用する。
認可事業である鉄道の利用で、全く同じサービスでも個別の交渉で対価が変わるというのは公平性を著しく欠き、ナンセンスですね。
(特企券・旅行商品等は条件が異なるため、同じサービスとはいえません)
>く、という前提のもとで民営化されました。
一定の理解はできますが、前提=正しいとは限りません。
現実に、利用者側には1個の列車の感覚でありながら、料金を合算している例はほかにもあります。
そっせんして通算ができないようにしろ、というつもりはありませんが、民営化して相当の時間がたっていますから、前提が成り立たなくなりつつあるという経過はきちんと見ないといけないんじゃないですかね。
「◯◯から××まで」
「1620円です」
「もうちょっと安くならない?1500円くらいに」
「ちょっと難しいですね……1600円で二つ先の□□までならできますよ」
「途中下車もできるようにしてもらえます?」
「じゃあそれもつけましょう」
……ナンセンスですね。
客と鉄道会社の手間が増えすぎますし、「公共」交通機関でありながら客扱いの不平等を推進してしまいます。
着眼点は斬新ですが、現実的ではありません。
価格交渉の余地がないのは公共系全般に言えることで、余地がないからこその認可事業です。
国が価格をコントロールしているのですから、文句は国に言うべきでありJRに言うべきではありません。
同じように、合算なら東日本の新在直通特急の様にするのが良いでしょう。
この「前提」は、6社に分割されるに当たり、通し計算は維持しますよという「約束」であり、正しいか否かで論じられるべきものではありません。
あれから26年が経ち、各社独自色を強めていますから、成り行きに任せれば運賃・料金を打ち切り計算する方向に進んでしまうかもしれません。
であればこそ、なんらかの外部からの力によってでも、その傾向を矯正することも必要ではないでしょうか。
通し計算に通ずるものとして、新幹線と在来線の乗継割引を挙げましたが、同じ山陽新幹線ながら、岡山や新山口、制度上は広島などでも維持されています。小倉と博多だけ廃止するのは、「会社が違うから」というだけで、合理性は全くありません。
あるべき姿などはご自身のブログかチラシの裏にお書きになることをお勧めします。
>計算は維持しますよという「約束」であり、正し
>いか否かで論じられるべきものではありません。
で、不勉強なので教えていただきたいのですが、誰と誰の約束なんでしょうか?法令上の根拠とかありますか?
橋本運輸大臣が昭和61年10月13日の国会答弁で、「旅客会社の運賃、料金の割引というのは、旅客会社の自主的判断で行うべきもの」としつつも「運賃制度の運用上、私どもとしても現行の割引制度が維持されるように最大限配慮してまいりたい」と答えています。
最大限の配慮と約束は意味が違いますし、ほかになにかあるんでしょうか?
>りません。
当時の橋本運輸相の発言では、「旅客会社の運賃、料金の割引というのは、旅客会社の自主的判断で行うべきもの」と言っているのだから、会社が違うというのは十分合理性はあると思いますがね。
まあ私には酔っ払った勢いで書いたようなって感じに見え、もうどうでもいいんでしょうな。
>通し計算は維持しますよという「約束」
の根拠を問いただしても無視を決め込んでいるようだし。
千葉~南小谷間のあずさ、長野~大阪間のしなのも5時間以上拘束されますし、もちろん途中下車はできません。寝台特急などは半日以上です。
そういう利用となるきっぷをご自身の判断でお買いになって苦痛だのなんだのおっしゃられても、何をいまさらとしか言いようがありません。
ここでどうあがいても所詮はヲタ個々の意見であって、何がどう変わるわけでもない。
星の数ほどあるブログの中のココで議論すべきことではないと思う。
管理人含め、議論したいならJR相手にデモでも起こせばいいと思う。
第三者的に言わせれば、みんな熱くなりすぎ。