下記、記事はブログ管理者の愛和さんの許可をいただき
転載しています。
福島の現実を知ってほしいです
「福岡百子の声福島の現実」
風評被害について、被災者の声
【命と生活を守る政治を】
7 月に入った途端、急激な寒暖の差、そして連日の猛暑、思いもかけない九州に豪雨。テレビに映し出された豪雨の映像に驚愕し、
被害者方の戸惑い不安に怯える 姿が目に浮かび、皆様が無事でありますようにと祈っておりました。
今私に出来ることは何なのか?飲料水を送ることか?食品か?下着か?トイレットペーパ か?と思いながらも。先ず、お世話になった恩人、知人の名簿を調べ書き留めつつ。
真っ先に、難病のCRPS(カウザルギー)で体が不自由な一人暮らしの女 性(50代)が不安がっていると思い、元気づけるために電話をしました。
彼女はテレビを見ることがなかったようで、何の情報もないらしく「凄い雨が降った けど、周りで何が起こっているかわからない」との返事に、私は安心して良いのか悪いのか?
いざとなれば社会福祉協議会の方が見廻してくれるようにと期待し ながら、不安な話は耳に入れず、また電話することを約束して電話を切りました。
と ころで以前から、全国の災害対策について疑問を感じていたことですが、自然災害が多い日本において、
政府は何よりも、「国民の命と生活を守る」ということ に、もっとエネルギーを注いでいただきたいと思います。政治家は「国民の命と生活を守るために」国民の代表として居られるのだと思います。
「弱者を大切に し、子供を大切にし、病者や老人を大切にし尊敬する」国は、神に祝福されて、国民にも自然に不満が消えて互いを尊敬しあう幸せな国となるでしょう。
一方、 弱者を疎んじて国民の命と生活を重視しない国は、不幸せな国になって行くのではないでしょうか?
【風評被害について、被災者の声】
6 月のブログで、私は「福島に対する風評被害について」ショックを受けた体験を書かせていただきました。その反響は大きく、あり得ないこととして、沢山の方 からご返事をいただきました。
今日は「福島の人達の風評被害について」、被災者から伺った体験をお知らせしたいと思います。
☆ 「避難してから、気晴らしに近所の野菜畑の前を散歩していた時のことです。すると畑の主から言われました。
“あなた達が歩き回ると、うちの野菜は売れなく なるから歩き回らないでくれ!放射能を撒き散らさないでくれ!”と。私たちはどうしたらいいの?散歩もできないの?」(大熊町、70代夫婦)
☆ 「避難先のスーパーで買い物をしていた時のことです。一人の婦人が私の買い物カゴの中をジロジロ見ながら、周りの人に聞こえるように大声を張り上げて言っ たのです。
“この人達は良いわね~! 東電のお金で生きているんだもの~!” 私はこの日以来スーパーで買い物が出来なくなりました。
何故なら私の買 い物カゴの中を、ジロジロと監視されているようで足がすくんでしまうからです。」(浪江町、50代主婦)
☆「やっと借り上げ住宅を見つけ引っ越すことができました。これからお世話になると思いご近所挨拶に行きました。そしたら予想もしないことを言われてしまいました。
“あなた達とは関わりたくないので、来ないでくれ!” 悲しいですね。」(浪江町、60代主婦)
☆ 「私は借り上げ住宅に住んでいます。避難先では私は、自分が福島の人だとは知られないようにしてました。
しかし近所の人には知られたらしく、冷たい視線を 浴びせられ、6年過ぎた今でも一人も友達が出来ません。
遠くにいる浪江の仲間が1人1ヶ月1回遊びに来てましたが、彼女は家を見つけて引っ越して行きまし た。もう私も限界です。近所の冷たい視線にさらされ、誰からも声をかけられない生活。
こんな生活は嫌です! 私の頼りにしてた老犬も死にました。避難して から私はいろんな病気になりました。もうこんな生活は嫌です! 一人でも良い。浪江に帰ります。
浪江にはまだ人が帰っていません。
小動物がおり、雑草が 生い茂り、店も病院もなく、泥棒が怖いと聞いています。だけど私は帰りたい! 帰れば何とかなると思う! お盆までには帰ります!」(浪江町、60代主婦 一人暮らし)
☆「私達は福島人だということを知られないように息を潜めて生活しています。知られたら大変な事になります。」(大熊町、70代夫婦)
(ほとんどの被災者が、福島県人であることを知られないように生活しています。多くの被災者が辛く悲しい体験をしてきたからです。)
☆ 「息子は家族で静岡に避難して行きました。しかし、被災者は住民票を被災地から移す事が出来ないため、息子は就職が難しく、
結局、単身赴任で被災地の除染 作業に帰り、嫁や孫には友達もできず、孫2人は登校拒否となり、嫁は自宅に籠って鬱病になってしまいました。
福岡さん。孫家族を何とか救ってください。お 願いします!」(南相馬、60代の祖母より)
☆ 「店が遠く、農家の福島の人達には、車は生活必需品です。だから災害にあっても真っ先に買うのは車です。
しかし被災者の生活事情を知らない世の人から“被 災者が新車を買った”と言っては贅沢だと非難され、駐車場に置いた車のフロントガラスを割られ、車を傷つけられた被災者が多いです。」(大熊町、60代男 性)
皆 様、当初福島の被災者は、「放射能を撒き散らす」と思われて大人も子供も、ばい菌の様に扱われ、嫌われ恐れられていました。
そのため子供達は拒食症や登校 拒否、心身の病い、甲状腺癌など、子供も大人も放射線被曝の影響や長年に渡る避難生活の影響を受けて、以前と比べとても疲れやすくなったと言います。
これ からの時代は、他者を責める時代ではなく、助け合う時代、互いが支え合う時代、互いが「違うことが宝」と認め合いながら「受け入れ合い」
目標に向かって 「協力し合う」時代になったことを自覚し合っては如何でしょうか? もはや争いの時代、侵略の時代、弱肉強食の時代ではなくなりました。
「世の完成」が近 いとも言われています。お互いが兄弟として大切にし合い、愛し合おうではありませんか? 自分の顔は自分が作ると言われています。
人相の悪い顔になる か? 穏やかで幸せな暖かい顔の人になるか? それは日々の自分の心がけが形作って行くのだと思います。
どうぞ不幸な人を見て見ぬふりしませんように。福岡、大分、熊本、長崎、山口等の豪雨被害者の方々、福島原発の被災者の方々に、暖かい手を差し伸べて下さいますように。
まだ雨は続くかもしれませんし、猛暑の日々が訪れるようですので、十分お体に気をつけてお過ごしくださいますように!
【ご支援のお願い】
皆様、福島被災者の現状は想像以上に厳しく、残酷だと思います。何とかしてやれないものでしょうか? あまりにも荷は重すぎると思います。
被災者は仮設を 出た、これからが大変です。どうかあなたの力で少しでも被災者を支えてくださいますよう、お願い申し上げます。切に宜しくお願い申し上げます。
皆様がいつ までも被災者の仲間、心強い支え手であってくださいますように!
〈お問い合わせ〉福岡百子
携帯メール f.mom.1941@ezweb.ne.jp
携帯電話080-5547-8675
FAX 047-346-8675
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては午前11時~午後5時半までの間に頂けますようお願いいたします。
なお、すぐにご返事ができない時もありますので、申し訳ございませんが、再度ご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。)