岩井俊二監督の映画が、好きです。
どの作品も、人間の本質的な心理を、描いています。
短編映画で、「undo」という作品があります。
印象深い作品で、何年かおきに観ています。
時間に余裕があるとは言えない日の夜中、短編だったので、夫も一緒に観ました。
そうしたら、序盤から夫、ヒロインに対し、
「うわっ!これ、お前だ」
と言い出しました。
「こんなに病んでない」
と答えましたが、
「同じ。行動がいちいち同じ」
だそうな。
……。
この映画、男女の閉じられた世界の狂気です。
幼児性が強く、愛情不足で、強迫観念に支配されていて、……という女性。
亀の甲羅に穴を穿ち、鎖を通して引き摺って歩くような、でも優しい、その配偶者。
最終的には、小さな崩壊、小さな破滅に向かうわけですが、そこはまぁ、お話の中ですから……
現実は、現実でやっていかないといけないので、そうそう、崩壊出来ません。
20才くらいの時だったら、崩壊に付き合ってくれる人にベッタリ依存して、破滅していたかもしれません。
つまり、夫の感想はだいたい合っています。
ちなみに、そんなタイプを妻にしているのだから、夫もまた、破滅型です。
でも、私は現実的な面もあるので、やっぱり一々、壊れていられないと思います。
どの作品も、人間の本質的な心理を、描いています。
短編映画で、「undo」という作品があります。
印象深い作品で、何年かおきに観ています。
時間に余裕があるとは言えない日の夜中、短編だったので、夫も一緒に観ました。
そうしたら、序盤から夫、ヒロインに対し、
「うわっ!これ、お前だ」
と言い出しました。
「こんなに病んでない」
と答えましたが、
「同じ。行動がいちいち同じ」
だそうな。
……。
この映画、男女の閉じられた世界の狂気です。
幼児性が強く、愛情不足で、強迫観念に支配されていて、……という女性。
亀の甲羅に穴を穿ち、鎖を通して引き摺って歩くような、でも優しい、その配偶者。
最終的には、小さな崩壊、小さな破滅に向かうわけですが、そこはまぁ、お話の中ですから……
現実は、現実でやっていかないといけないので、そうそう、崩壊出来ません。
20才くらいの時だったら、崩壊に付き合ってくれる人にベッタリ依存して、破滅していたかもしれません。
つまり、夫の感想はだいたい合っています。
ちなみに、そんなタイプを妻にしているのだから、夫もまた、破滅型です。
でも、私は現実的な面もあるので、やっぱり一々、壊れていられないと思います。