市川稔の米(マイ)情報

情報格差


北東北のあるところに行っていました。
30数名の研修会です。

コメ生産者、従来でいうところの米集荷業者、もみすり業者、県の方も居ました。

コメの販売現場では大変革が起きていること。
食管時代の名門卸は今や見る影もないほど疲弊していること。
倒産、廃業が相次いでいること。
いわゆる「米屋」も激減したこと。

かつて日本一の小売業として君臨したダイエーもバラバラになってしまったこと。
大手商社が川下作戦と称してスーパーやGMS,コンビニを資本の力で傘下にし商売しようとしていること。

スーパーも構造不況業種になってしまったこと。

SPAと呼ばれる「企画開発型小売業」が収益上げていること。
(しまむら、ニトリ、ユニクロなどなど)

専門大店のチェーンも熾烈な戦いで優劣が決まってしまいつつあること。
(家電、紳士服などなど)

外食産業も人口構造の変化などで全体売上は増えていないこと。

中食と呼ばれる需要も底堅いこと。

人口構造の変化にともなうマーケットの変化。

都会と地方の格差。

あげればキリがありませんが、

マーケットの変化について述べました

一方、コメの生産現場はどのように変化したのでしょうか?

小生にはまだまだ

食管の呪縛から抜け出れない人が多いように見えます

ずっと前に「ゆで蛙」のことを話題にしたことあると思いますが、

時すでに遅しという感もあります。

来年(平成19年)からコメの生産についても大幅に変わります。

すべての情報は農林水産省から発信しています。

昔と違ってインターネットを使えば

役所情報の格差

はありません。

テクニックや使い方はコツや人間関係などありますが、情報はオープンになっています。

農水省トップページはこちら


総合食料局はこちら


米販売についてはすでに自由化が進みほぼ勝敗がついてしまったこと。

米生産についても遅れて自由化の波が押し寄せること。

日本農業の問題と個々の経営体は別物であること。

資金繰りのこと。

経営が行き詰っている場合(資金がまわらないこと)の対処の方法。

農業で生きてゆくなら「経営」として捉えること。

書ききれませんがそのようなことをお話しました。

かなりショックもあったようです。

それにしても情報の格差をひしひしと感じたのでありました。

情報は自分で取りに行ける時代なのだと声を大にして言いたい・・・


小生も少しでもお役に立てればと思っています。

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