フレンズ オブ マーシー・ハンズ(旧イラク人医師シャキールさん支援グループ)

このプログは、イラク人医師シャキールさんを支援するグループの活動紹介や、シャキールさんの近況を報告するものです。

シャキルさんのコメント@朝日新聞の名古屋版

2008-01-07 10:52:30 | Weblog
 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 報告が遅くなりましたが、シャキルさんが2007年12月25日付の朝日新聞名古屋版に登場しました。「9条を持つ国で」に9条のこと、自衛隊、イラクのことをコメントしています。

 新しいニューズレターも発行しました。またそちらの方は明日以降、ブログで報告したいと思います。


1月27日、新年セミナー「イラクの子どもたち-医療支援の現場から-」@大阪

2007-12-17 13:14:58 | Weblog
新年企画 フレンズ オブ マーシー・ハンズ第四回セミナー
イラクの子どもたち-医療支援の現場から-

最近ではイラク情勢に関する報道がめっきり減ってきました。同時に、日本社会に住む人々の関心の低さも窺われます。しかし、イラクの状況というのはけっして過去の出来事ではありません。占領が終わったわけでもなく、イラクの人々の生活状況が改善されたわけでもありません。このようななかで、大きな被害にあっているのが、子どもたちであると、私たちは考えています。そこで、フレンズ オブ マーシー・ハンズは、長年、パレスチナやイラクの子どもたちの支援を続けてきたJIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)の事務局長である佐藤真紀さんをお招きし、戦争や占領がイラクの子どもたちに与え続けている影響をお話していただくことにしました。貴重な機会ですので、ぜひお誘い合せの上、ふるってご参加下さい。

講師:佐藤真紀さん(JIM-NET事務局長)
日時:1月27日(日)14:30~16:30(14:00開場)
会場:高槻市立総合市民交流センター 視聴覚室
   JR高槻駅南側中央改札口徒歩1分・阪急高槻市駅徒歩10分
   地図↓
   http://www.city.takatsuki.osaka.jp/db/kurasu/images/koryu.gif
資料代:一般700円/低収入者・学生500円
*誰でも参加できます。申し込みはいりません。

講師のプロフィール
佐藤真紀:1961年生まれ。企業勤務、青年海外協力隊、日本国際ボランティアセンター(中東担当)を経て、JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)事務局長に。著書として、日本国際ボランティアセンター『子どもたちのイラク』(岩波ブックレット、2003年)、『戦火の爪あとに生きる-劣化ウラン弾とイラクの子どもたち』(童話館、2006年)、鎌田實・佐藤真紀『子どもたちの命-チェルノブイリからイラクへ』(岩波ブックレット、2006年)がある。

主催:フレンズ オブ マーシー・ハンズ
連絡先 email:iraqimd2006@yahoo.co.jp
http://blog.goo.ne.jp/iraqimd2006/


ニューズレター番外編

2007-08-27 10:35:28 | Weblog
フレンズ オブ マーシー・ハンズ              
(旧イラク人医師シャキルさん支援グループ)
ニューズレター 番外編
2007年8月20日発行

1.ご挨拶
残暑お見舞い申し上げます。
猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。先日、シャキル医師と今年の夏の話をしたときに、「いやあ、僕はもっと暑いイラクから来たから大丈夫だよ。今のイラクはジェネレーターなしには生活ができないほど電気事情が悪いから、エア・コンも使えないしねえ。それを考えるとここの夏はましだよ」と言われてしまいました。まさしくそうですね。というわけで、フレンズ オブ マーシー・ハンズ事務局はこの暑さに負けず、第三回セミナー「イラク人ジャーナリスト ハッサン・アボットさんの目から見た占領」の企画を進めることにしました。詳細は同封の案内チラシをご覧ください。
 今回のニューズレター番外編では、最近、シャキル医師の身の上に起きた出来事を皆さまと共有させていただきたいと思います。個人情報ですが、シャキル医師から「イラクの状況を知ってもらうために、できるだけ多くの人々に知らせてほしい」といわれましたので、ここで紹介させていただくことにしました。


2.悲しいお知らせ
フレンズ オブ マーシー・ハンズの第二回セミナー「難民・国内避難民の増加から考えるイラク社会の現在」でシャキル医師がイラク難民の例として、自分の妹夫婦の話をしてくれました。彼には二人の妹がいて、ともにヨルダンに住んでいます。一人はヨルダン人と結婚しています。もう一人の妹(24歳)は今年に入ってから子どもといっしょにヨルダンに避難してきました。彼女の夫は先に避難した妻と子どもに合流するために、陸路と空路でヨルダンに入国しようとしましたが、いずれも入国拒否されました。入国拒否は避難先を見つけようとしているイラク人にとって大きな問題です。
 仕方がないので、妹夫婦は入国が許されるまで、ヨルダンとイラクで離れて生活を送ることにしました。それからほどなくして二番目の子どもが生まれ、またUNHCRが第三国への定住を調整することにもなりました。あとは夫といつ、どこで、どうやって合流するのかというのが問題だったのです。
 セミナ―から六日後、悲しい知らせがイラクから届きました。夫がイラクで爆弾事件に巻き込まれ、亡くなってしまったというのです。二人の子どものうち、最近生まれた赤ちゃんはまだお父さんに会ったことがありません。そしてこれからも会うことができなくなってしまいました。彼はバグダット空港の近くで事件に巻き込まれたそうです。遺族によると、ヨルダンに住む妻と子どもに会うために飛行場に向かっていたのではないかということでした。
 ヨルダンへの入国拒否さえなければ、今頃この家族は一緒に生活をしていたはずなのです。いや、戦争と占領がなければこの家族が避難先を見つける必要もありませんでした。本当にやりきれないことです。愛する夫を失い悲しみのなかにいる彼女と子どもたちの今後の生活を考えると胸が痛みます。
フレンズ オブ マーシー・ハンズ事務局は、亡くなったアリさんのご冥福を心よりお祈りいたします。また、このような事態を引き起こしている側にいる者たちとして、自分たち自身に深く問いかけたいと思います。


3.カンパのお願い
 フレンズ オブ マーシー・ハンズ事務局はイラクのことを少しでも多くの人々に知ってもらいたいということから、今年の五月以降、大阪で連続セミナーを企画してきました。会場代、講師の交通費などの経費が予想以上にかかっております。これからもセミナーを続けていくことができるよう、皆さまからカンパを送っていただけると大変助かります。 シャキル医師の学業支援に一段落がつきましたので、今後はセミナー以外の新しいプロジェクト(マーシー・ハンズのスタッフを日本に招へいし、スピーキング・ツアーを行う案も出ています)も始めていきたいと思いますので、引き続き支援していただけますよう、よろしくお願いいたします。

カンパの振込先:
郵便振替口座: 00910-4-279360
口座名称: イラク人医師シャキールさん支援グループ
*口座名称は以前と同じです。名称に注意してください。


フレンズ オブ マーシー・ハンズ
(旧イラク人医師シャキルさん支援グループ)
問い合わせ先:メール iraqimd2006@yahoo.co.jp
ブログ http://blog.goo.ne.jp/iraqimd2006/

悲しいお知らせ

2007-08-12 10:25:48 | Weblog
 先日のフレンズ オブ マーシー・ハンズのセミナーでシャキル医師がイラク難民の例として、自分の妹夫婦の話をしてくれました。彼は二人妹がいて、二人ともヨルダンに住んでいます。一人はヨルダン人と結婚しているからなのですが、もう一人は今年になって、子どもといっしょにヨルダンに避難してきた難民です。彼女の夫は家族に合流するために二度ヨルダンに入国を試しましたが、いずれも入国拒否されてしまいました。入国拒否は避難先を見つけようとしているイラク人にとって大きな問題です。多数の人がされています。

 入国拒否の結果、夫婦はヨルダンとイラクで別々に生活をしていました。二番目の子どもも生まれ、UNHCRが第三国への定住を内定していました。あとは夫といつ、どこで、どうやって合流するのかというのが問題だったのです。シャキル医師は、セミナーでいつ夫婦が一緒に暮らせるだろうかと不安を口にされ、セミナーに参加されていた方もその話を真剣に聞いていました。

 セミナ―から六日後、悲しい知らせがイラクから届きました。夫の方がイラクで爆弾テロに巻き込まれ、亡くなってしまったというのです。妻(シャキル医師の妹)はまだ24歳。二人の子どものうち、最近生まれた赤ちゃんはまだお父さんに会ったことがありません。そしてこれからも会うことはできなくなってしまいました。夫はバグダット空港の近くでテロに巻き込まれたそうです。家族に会うために飛行場に向かっていた途中に起きた出来事のようでした。

 夫を失った悲しみと二人の幼子を抱えて、彼女は今後の人生を生きていかなければなりません。大きな苦しみと痛みを想像できます。入国拒否さえなければ、今頃この家族は幸せにヨルダンで生活していたはずなのです。いや、戦争と占領がなければこの家族が避難先を見つける必要もありませんでした。やりきれないことです。

 シャキルさんはその知らせを聞き、大きな悲しみのなかにいます。このことをフレンズ オブ マーシー・ハンズのサイトに書いてほしいとのことなので、個人的なことですがあえて皆様に公表することにしました。

 亡くなったアリさんのご冥福をお祈りいたします。このような事態を引き起こしている側にいる者たちとして、このような出来事を自分たち自身に深く問いかけたいと思います。


フレンズ オブ マーシー・ハンズ第三回セミナーのお知らせ

2007-08-11 19:41:00 | Weblog
フレンズ オブ マーシー・ハンズ第三回セミナー
イラク人ジャーナリスト ハッサン・アボットさんの目から見た占領

フレンズ オブ マーシー・ハンズは、イラクで起きていることを少し
でも多くの人々に広めたいという願いから、今年の5月より大阪で連続
セミナーを始めました。今回のセミナーでは、イラクのヒッラ市出身の
ハッサン・アボット氏(現在、日本に滞在中)をお招きして、ジャーナ
リストの目から見る占領下のイラク情勢を語っていただくことにしました。
貴重な機会ですので、ぜひお誘い合せの上、ふるってご参加下さい。

講師:ハッサン・アボットさん(ジャーナリスト)

プロフィール
1966年、イラクのバビロン州ヒッラ市で生まれる。
バクダード大学卒業。
2001年から3年間、岐阜大学に留学。イラク戦争の
勃発後、2003年6月にイラクに帰国。中日新聞の
特約特派員を一年間務める。2005年と2006年に
再来日し、大阪地方裁判所と大阪高等裁判所で開か
れたイラクから自衛隊の撤退を求める訴訟でイラク
人として証言を行った。


日時:2007年9月2日 18:15から20:30まで(開場 18:00)
会場:高槻市立現代劇場文化会館集会室306号
   高槻市野見町2-33 ℡)072-671-1061
行き方:阪急京都線「高槻市」駅から徒歩5分、JR京都線「高槻駅」
    から徒歩12分
    アクセスマップ↓
    http://www.city.takatsuki.osaka.jp/bunka/theater/cs/access.html
資料代:一般700円/低収入者500円
*誰でも参加できます。申し込みはいりません。
主催:フレンズ オブ マーシー・ハンズ
連絡先 email:iraqimd2006@yahoo.co.jp
http://blog.goo.ne.jp/iraqimd2006/

シャキルさん誕生日&学費免除祝い

2007-08-08 23:05:06 | Weblog
 フレンズ オブ マーシー・ハンズのメンバーは、シャキルさん主催のバーベキュー・パーティーでケバブをごちそうになることがあります。8月4日(セミナーの前日!)にも、シャキルさんが誕生日と学費免除を祝って、フレンズ オブ マーシー・ハンズの事務局のメンバーの家でバーベキュー大会を開いてくれました。

 この日のパーティーには、フレンズ オブ マーシー・ハンズの事務局のメンバーだけでなく、今までシャキルさんの講演を主催してくださった沖縄関係のグループのメンバーやピースロード・サイクリングを主催している方、第三世界の国々で医療ボランティアをしているお医者さんなどが参加してくれました。

 シャキルさんは滞在が一年を過ぎ、日本語が上達しました。最近のフレンズ オブ マーシー・ハンズの事務局のメンバーとも日本語での会話が増え、会議中も通訳を介さなくても内容が少しずつ分かるようになってきました。

 人との交流が大好きなシャキルさんのお手製のケバブとチキンを食べたあとに、参加者の一人が買ってきてくれたデコレーション・ケーキを食べ、パーティーが終わりました。

 もちろん、翌日のセミナーもきちんとやりましたよ!セミナーの報告はまた近いうちに書きますね。9月2日には次のセミナーの予定があります。そのお知らせも掲載しますので、少々お待ちください。

第二回フレンズ オブ マーシー・ハンズのセミナーのお知らせ

2007-07-15 08:49:33 | Weblog
第二回 フレンズ オブ マーシー・ハンズ、セミナー
「 難民・国内避難民の増加から考えるイラク社会の現在 」

◆ 講 師 清末 愛砂 さん + トーク 原 文次郎 さん ◆

日 時 ■ 2007 年 8 月 5 日 (日) 
     14:00-17:00
場 所 ■ 高槻市立総合市民交流センター 第一会議室にて
     JR高槻駅南側中央改札口徒歩1分・阪急高槻市駅徒歩10分
資料代■ 700円(低収入者500円)

 2005年以降の急速な治安の悪化を受け、イラク社会は大量の難民と
国内避難民を生み出しました。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
によると、2007年4月の段階でその数は400万人にものぼると推定さ
れています。
 アントニオ・グレーテス国連難民高等弁務官は、現在のイラク社会
が直面している難民・国内避難民化を、1948年のパレスチナ難民の
発生以来、中東地域で最も大規模の「人の移動」であると指摘しま
した。
 2003年のイラク戦争がイラクに「民主化」をもたらすためであった
のだとすれば、イラクの人々はなぜ、住み慣れた故郷を出て、避難
先を見つけなければならないのでしょうか。
 今回のセミナーでは、難民と国内避難民の問題に着目しながら、イ
ラク戦争とその後の占領がもたらした「人道危機」について考えて
みたいと思います。
 多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

講師の簡単なプロフィール
清末愛砂さん◆大阪大学大学院国際公共政策研究科教員
原文次郎さん◆前JVC(日本国際ボランティアセンター)イラク担当

連絡先mail:iraqimd2006@yahoo.co.jp
主催: フレンズ オブ マーシー・ハンズ


7月16日のシャキル医師の講演会@大阪、高槻市のご案内

2007-06-25 18:39:28 | Weblog
劣化ウラン兵器禁止条約実現キャンペーン(UWBAN)というグループが主催する講演会「イラクの現実と希望:イラク人医師を招いて」にシャキル医師が講演者として招かれました。ぜひ、ご参加ください。

日時:7月16日 14:00より
場所:高槻市総合市民交流センター(JR「高槻」駅すぐ横)
参加費:900円

第一部:講演
モハメッド・ヌーリ・シャキルさん

第二部:(イラク)サナ・テレビ番組上映

ピースロード・サイクリング参加

2007-05-04 16:58:38 | Weblog
 フレンズ オブ マーシー・ハンズのメンバー3人が、大阪九条から京都九条までサイクリングをする企画「ピースロード・サイクリング」に参加しました。シャキルさんも喜んで参加しました。参加者の自己紹介の時間に、シャキルさんは上手な日本語で、「イラクは戦争でとても危険ですから、平和になるように努力したい」と言いながら、自己紹介を終えました。とても感動的な光景でした。

 フレンズ オブ マーシー・ハンズのメンバ-3人は無事、50キロを完走。憲法記念日にピースロードサイクリングに参加し、とても充実した日となりました。

マーシー・ハンズのハルドゥーン代表からの熱いメッセージ

2007-04-24 11:17:22 | Weblog
マーシー・ハンズのハルドゥーン代表から熱いメッセージが
フレンズ・オブ・マーシー・ハンズに寄せられました。ぜひ、
お読みください。最初に翻訳を示しています。そのあとに、
原文(英語)を示しています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フレンズ オブ マーシー・ハンズのみなさん

まずは、マーシー・ハンズへのすばらしい精神的な支援に対して、あなたがたすべてに感謝申し上げたいと思います。今日のイラク、とりわけバグダッドにおいては、複雑な状況にあること、そして(活動することはおろか)生活していくことがたいへん困難であるということを、知らない方もいるかもしれません。

日常的な暴力やテロ行為でその日生き延びるかどうか分らぬまま、人々は朝を迎えています。憎悪と過激主義の物音が他のすべての物音を圧しています。潜んだ敵によってあらゆる人々が狙われています。いつ何時、通りや街角で、死ぬかもしれない。「こんな複雑な状況、こうした逆境の下で、どうしてマーシー・ハンズは活動したり人道支援物資を運搬したりすることができるのか?」「災厄に打ちひしがれた住民を援助するために必要な、死と直面する勇気、逆境を物ともしない強さを、一体どこからマーシー・ハンズのメンバーは得るのか?」と考える人もいます。

こうした疑問すべてに対して、答えは一つしかありません。私たちは死を恐れていません。なぜなら死はあらゆる人間に差し迫っている事実であることを知っているからです。ただ、私たちは希望なく死ぬことを恐れ、成し遂げることなく死ぬことを恐れ、私たちの名を不滅にする足跡を残すことなしに死ぬことを恐れているのです。自己犠牲と人間性への尽力以上に、何が私たち自身を不滅にし、私たちの名誉を輝かせることができるというのでしょう。

実際には、過去や現代の模範となる人々に従うことなくしては、こうした生と死についての見方を発展させることはできないでしょう。このような模範となる人々のなかには、イラクと似たような厳しい環境下で暮らしてきた人々もいます。でも最も模範となる人々は、比較的普通の暮らしをしているにもかかわらず、このような生活を送ることをやめ、逆境下の生活を余儀なくされた人々の支援に関わることを選びとった人々です。私たちは私たちの人道的信念に力を与えつづけるそういった人々に励まされます。そしてそうした人々への感謝の念は変わることはありません。実際、フレンズ オブ マーシー・ハンズのみなさん、とりわけ恭子さん(監訳者注1)は、そのような模範となる人々であって、私たちにとってインスピレーションを与える源となっています。

恭子さん、あなたの名前は、マーシー・ハンズやその他の人々すべてにおいて、忘れられることはないでしょう。

マーシー・ハンズでは18人の女性が活動しています。彼女らは、自分の勇気の源泉となり危険な自分の任務を遂行するために模範となる女性をつねに求めています。私たちの18人の女性は、また私たち男性も、あなたの凛々たる勇気に、あなたのことを、すべての模範となる女性たちの先を行く人として位置づけています。

平和のうちに、そして平和のために
ハルドゥーン
マーシー・ハンズ

(翻訳:前野覚、監訳:清末愛砂)

*監訳者注1:恭子さんとは、フレンズ オブ マーシー・ハンズの運営を担っているメンバーの一人のこと。

以下、原文(英語)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Dear Friends of Mercy Hands,
Firstly, I would like to thank you all for your great moral support to Mercy Hands.

Maybe some of you are not aware of the intricacy of Iraqi context and the hardship of living, not to mention working, in Iraq nowadays, particularly n Baghdad .

People wake up in the morning not knowing if they would survive another day or not, with this daily violence and terror. The sounds of hatred and extremism prevail over all other sounds. Everyone is a target, by a hidden enemy, and might die in any street at any corner in any moment. Sometimes people wonder “how could Mercy Hands work and succeed in delivering humanitarian assistance under such unfavorable conditions in such intricate context?”, “From where do MH members get the strength to face death and defy all unfavorable conditions to help disaster affected populations?”

The answer is the same to all such questions: We don’t fear death because we know death is an imminent fact to all human beings; but we fear dying helpless, we fear dying without achievements, without leaving behind a trace that would immortalize our names. And what could immortalize ourselves, and glorify our names, more than self-sacrifice and burning out for humanity!?

Actually, we could not develop such perspective about life and death without following role models from history and present times. Some of those role models have lived all their lives in unfavorable settings similar to Iraq but the best role models are people who have relatively normal life but have chosen to quit this life and get involved in assisting people in need living in unfavorable settings. We are inspired by those people to hold strong to our humanitarian beliefs and we shall always be thankful for them. Indeed, all Friends of Mercy Hands are role models and a source of inspiration for us, especially Kyoko san.

Kyoko san, your name shall not be forgotten by all MH members and by others.

Eighteen women are working in Mercy Hands and they always look for women role models for them to nourish their courage and carry on their risky jobs. I am sure our eighteen women, beside our men, would put you ahead of all other women role models for your extreme courage.

In and for peace,
Khaldoon
Mercy Hands