フレンズ オブ マーシー・ハンズ(旧イラク人医師シャキールさん支援グループ)

このプログは、イラク人医師シャキールさんを支援するグループの活動紹介や、シャキールさんの近況を報告するものです。

悲しいお知らせ

2007-08-12 10:25:48 | Weblog
 先日のフレンズ オブ マーシー・ハンズのセミナーでシャキル医師がイラク難民の例として、自分の妹夫婦の話をしてくれました。彼は二人妹がいて、二人ともヨルダンに住んでいます。一人はヨルダン人と結婚しているからなのですが、もう一人は今年になって、子どもといっしょにヨルダンに避難してきた難民です。彼女の夫は家族に合流するために二度ヨルダンに入国を試しましたが、いずれも入国拒否されてしまいました。入国拒否は避難先を見つけようとしているイラク人にとって大きな問題です。多数の人がされています。

 入国拒否の結果、夫婦はヨルダンとイラクで別々に生活をしていました。二番目の子どもも生まれ、UNHCRが第三国への定住を内定していました。あとは夫といつ、どこで、どうやって合流するのかというのが問題だったのです。シャキル医師は、セミナーでいつ夫婦が一緒に暮らせるだろうかと不安を口にされ、セミナーに参加されていた方もその話を真剣に聞いていました。

 セミナ―から六日後、悲しい知らせがイラクから届きました。夫の方がイラクで爆弾テロに巻き込まれ、亡くなってしまったというのです。妻(シャキル医師の妹)はまだ24歳。二人の子どものうち、最近生まれた赤ちゃんはまだお父さんに会ったことがありません。そしてこれからも会うことはできなくなってしまいました。夫はバグダット空港の近くでテロに巻き込まれたそうです。家族に会うために飛行場に向かっていた途中に起きた出来事のようでした。

 夫を失った悲しみと二人の幼子を抱えて、彼女は今後の人生を生きていかなければなりません。大きな苦しみと痛みを想像できます。入国拒否さえなければ、今頃この家族は幸せにヨルダンで生活していたはずなのです。いや、戦争と占領がなければこの家族が避難先を見つける必要もありませんでした。やりきれないことです。

 シャキルさんはその知らせを聞き、大きな悲しみのなかにいます。このことをフレンズ オブ マーシー・ハンズのサイトに書いてほしいとのことなので、個人的なことですがあえて皆様に公表することにしました。

 亡くなったアリさんのご冥福をお祈りいたします。このような事態を引き起こしている側にいる者たちとして、このような出来事を自分たち自身に深く問いかけたいと思います。


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