フレンズ オブ マーシー・ハンズ(旧イラク人医師シャキールさん支援グループ)

このプログは、イラク人医師シャキールさんを支援するグループの活動紹介や、シャキールさんの近況を報告するものです。

ニューズレター番外編

2007-08-27 10:35:28 | Weblog
フレンズ オブ マーシー・ハンズ              
(旧イラク人医師シャキルさん支援グループ)
ニューズレター 番外編
2007年8月20日発行

1.ご挨拶
残暑お見舞い申し上げます。
猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。先日、シャキル医師と今年の夏の話をしたときに、「いやあ、僕はもっと暑いイラクから来たから大丈夫だよ。今のイラクはジェネレーターなしには生活ができないほど電気事情が悪いから、エア・コンも使えないしねえ。それを考えるとここの夏はましだよ」と言われてしまいました。まさしくそうですね。というわけで、フレンズ オブ マーシー・ハンズ事務局はこの暑さに負けず、第三回セミナー「イラク人ジャーナリスト ハッサン・アボットさんの目から見た占領」の企画を進めることにしました。詳細は同封の案内チラシをご覧ください。
 今回のニューズレター番外編では、最近、シャキル医師の身の上に起きた出来事を皆さまと共有させていただきたいと思います。個人情報ですが、シャキル医師から「イラクの状況を知ってもらうために、できるだけ多くの人々に知らせてほしい」といわれましたので、ここで紹介させていただくことにしました。


2.悲しいお知らせ
フレンズ オブ マーシー・ハンズの第二回セミナー「難民・国内避難民の増加から考えるイラク社会の現在」でシャキル医師がイラク難民の例として、自分の妹夫婦の話をしてくれました。彼には二人の妹がいて、ともにヨルダンに住んでいます。一人はヨルダン人と結婚しています。もう一人の妹(24歳)は今年に入ってから子どもといっしょにヨルダンに避難してきました。彼女の夫は先に避難した妻と子どもに合流するために、陸路と空路でヨルダンに入国しようとしましたが、いずれも入国拒否されました。入国拒否は避難先を見つけようとしているイラク人にとって大きな問題です。
 仕方がないので、妹夫婦は入国が許されるまで、ヨルダンとイラクで離れて生活を送ることにしました。それからほどなくして二番目の子どもが生まれ、またUNHCRが第三国への定住を調整することにもなりました。あとは夫といつ、どこで、どうやって合流するのかというのが問題だったのです。
 セミナ―から六日後、悲しい知らせがイラクから届きました。夫がイラクで爆弾事件に巻き込まれ、亡くなってしまったというのです。二人の子どものうち、最近生まれた赤ちゃんはまだお父さんに会ったことがありません。そしてこれからも会うことができなくなってしまいました。彼はバグダット空港の近くで事件に巻き込まれたそうです。遺族によると、ヨルダンに住む妻と子どもに会うために飛行場に向かっていたのではないかということでした。
 ヨルダンへの入国拒否さえなければ、今頃この家族は一緒に生活をしていたはずなのです。いや、戦争と占領がなければこの家族が避難先を見つける必要もありませんでした。本当にやりきれないことです。愛する夫を失い悲しみのなかにいる彼女と子どもたちの今後の生活を考えると胸が痛みます。
フレンズ オブ マーシー・ハンズ事務局は、亡くなったアリさんのご冥福を心よりお祈りいたします。また、このような事態を引き起こしている側にいる者たちとして、自分たち自身に深く問いかけたいと思います。


3.カンパのお願い
 フレンズ オブ マーシー・ハンズ事務局はイラクのことを少しでも多くの人々に知ってもらいたいということから、今年の五月以降、大阪で連続セミナーを企画してきました。会場代、講師の交通費などの経費が予想以上にかかっております。これからもセミナーを続けていくことができるよう、皆さまからカンパを送っていただけると大変助かります。 シャキル医師の学業支援に一段落がつきましたので、今後はセミナー以外の新しいプロジェクト(マーシー・ハンズのスタッフを日本に招へいし、スピーキング・ツアーを行う案も出ています)も始めていきたいと思いますので、引き続き支援していただけますよう、よろしくお願いいたします。

カンパの振込先:
郵便振替口座: 00910-4-279360
口座名称: イラク人医師シャキールさん支援グループ
*口座名称は以前と同じです。名称に注意してください。


フレンズ オブ マーシー・ハンズ
(旧イラク人医師シャキルさん支援グループ)
問い合わせ先:メール iraqimd2006@yahoo.co.jp
ブログ http://blog.goo.ne.jp/iraqimd2006/

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