㈱プラスリジョン

障害のある人の働く場づくりを目的に2008年3月法人設立。農と福祉の融合「オニオン・キャラメリゼ」商品化☆

障害のある人の働く場づくりは一人ではできません!

2010-06-18 | Weblog
オニオン・キャラメリゼ」の現場を見学にこられる方々のなかに、表面的なことをだけ持ちかえってうまくいかない(失敗する)方がいらっしゃいます。たいていは自分たちだけでやってしまうからです。そういうのを立続けにみると、悲しいし、ときに正直いって憤りを感じます。

見学で目にみえる部分(環境整備の一部)は、パーツの一部にしかすぎません。見えない部分では、多様な専門家のチームワークによる基礎固めがあります。見学でみえる部分は多種の動きが総合された一部でしかないのです。

「オニオン・キャラメリゼ」という玉葱を炒めた調味料は真似をすればつくれるでしょう。でも、そこではないんです。このモデルの一番大切なところは、多くの方が参画してくれている分野横断的融合モデルにあります。福祉施設だけではなく、複数業種にまたがる企業、生産性分析、環境整備、プロデュースやプロモーションにかかわる複数の専門家、プロジェクトマネジメント、コーディネートを担うプラスリジョン・・・。そしてそれぞれの細部にはこだわりがあります。

障害のある人に適正な工賃を支払うということは、それだけの品質の商品をある程度まとまった数つくり売っていくことです。(需給バランスと障害のある人の参画・生産性を算出した上でです)。まとまった数をつくる工程には、まとまった量に対する仕入れから販売まで他工程が連動していなければなりません。それを成立させるには、タイミングよくいくつもの取引先審査を突破しなければなりません。このレベルになるととても重要になりきいてくるのが「基礎固め」の精度です。モデルの品質は、チームのパフォーマンスの”平均”ではなく”最低値”となるため足並みを揃えて底上げしないといけません。

基礎固めに不備があり目をつぶってそのまますすめれば、いつかそこから亀裂が生じてモデルは崩壊するでしょう。

それぞれが役割をもって、プラスリジョンも福祉施設も関わってくれているお取引先のみなさまも真剣です。モデルをつくる、そして、継続させる。そのためのスタートを安易に考えるのは危険です。自分たちだけでやるのは無謀です。かりにできたとしても本来業務とは別の膨大な業務をかかえることになります。

何度も言います。スタート時の地道な基礎固めはとても重要です。一人(一社)ではできません。みんなで手をつないですることが重要なのです。

本当に達成しないといけないことを問い直して、そのために最善の方策を打ちましょう。目的は、障害のある人の働く場をつくることのはずです。

(「オニオン・キャラメリゼ」のモデルも発展途上。気をひきしめてやっていこうと自分にも言い聞かすのでした。)
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ippoプロジェクトは法人化して、株式会社プラスリジョンになりました
*http://www.plusligion.com
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2 コメント

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熱いですね~ (やべっち)
2010-06-18 13:21:38
最近、本当に1社(人)で仕事をするという時代は終わったなぁ~と思います。

ひとつの目的に向かって、どれだけ競合やターゲットもパートナーとできるか。

そんな時代になってる気がします。

お互いがんばりましょー。
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Unknown ()
2010-06-21 13:28:30
いつも熱いやべっち♪
わたしは、ひさびさに熱くなっちゃいました。
はい~、お互いがんばろうね。
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