18時半すぎ携帯がふるえる。
画面には“ネコ”の名前。
なんじゃ?何の用だ?と思って出ると、別の女性の声だ。
「○○の△△なんですけど、奥様が職場を出たところでバイクに接触して・・。
これから救急車で搬送されるところなんですけど」
「どんな状態ですか?」
「一時意識がなくて・・・」
とりあえず、職場の方向の電車に乗る。
でも、現実感がない。
そんなに慌てていない自分がいる。
だが、電車の中であれこれ色んな事態のことを想定していると、突然、空恐ろしい気持ちにおそわれた。
自分には、“ネコ”以外だれもいないのだ。
今、自宅でこの文章をつづっている。
幸い、頭部の皮下出血だけだったようだ。
一応、24時間、様子を見るということで、“ネコ”は入院している。
「自転車だと思って・・」と彼女は言う。
横断歩道の手前に止めてあった車の陰から走ってきたバイクに引っかけられたらしい。
頭部以外には外傷もなかった。
とりあえず一安心だが、電車の中で味わったあの恐怖感~「自分は一人だ」という漆黒の宇宙に投げ出されたような感覚は、しばらく消えずに残ることだろう。
もっと二人で遊ばなくちゃ。
画面には“ネコ”の名前。
なんじゃ?何の用だ?と思って出ると、別の女性の声だ。
「○○の△△なんですけど、奥様が職場を出たところでバイクに接触して・・。
これから救急車で搬送されるところなんですけど」
「どんな状態ですか?」
「一時意識がなくて・・・」
とりあえず、職場の方向の電車に乗る。
でも、現実感がない。
そんなに慌てていない自分がいる。
だが、電車の中であれこれ色んな事態のことを想定していると、突然、空恐ろしい気持ちにおそわれた。
自分には、“ネコ”以外だれもいないのだ。
今、自宅でこの文章をつづっている。
幸い、頭部の皮下出血だけだったようだ。
一応、24時間、様子を見るということで、“ネコ”は入院している。
「自転車だと思って・・」と彼女は言う。
横断歩道の手前に止めてあった車の陰から走ってきたバイクに引っかけられたらしい。
頭部以外には外傷もなかった。
とりあえず一安心だが、電車の中で味わったあの恐怖感~「自分は一人だ」という漆黒の宇宙に投げ出されたような感覚は、しばらく消えずに残ることだろう。
もっと二人で遊ばなくちゃ。