ふとんの中

トラブルは嫌いだが、考えるきっかけは愛そう。

ゆりかご論へのコメ返信から、出る方法へ

2017-10-15 03:04:51 | 精神
4/15に拍手コメントを頂いていたんだが、大放置してしまった。
お返事お気遣いなくとの事だったが返信したいさせてくれ。
何しろコメントしてくれる方はものすごくレアなので嬉しいんだ。
ゆりかご論への共感コメ。
詳細は伏せるしご本人ももう覚えてないかもだけど。

…普通に返信しようと書いてたらヒートアップしてしまってなんか普通の記事になっちゃった。
微妙にですますw
あの記事の後一時的に拍手微妙に多かったので、共感してくれた人多かったのかな。
コメの方への返信という体だけど、共感してくれた方々へ。
コメ下さった方はしっかりした文章だったので、ちゃんと大人になられた方のようにお見受けしました。
だからご本人にとっては釈迦に説法な内容だろうけど、なんか勢いで書けてしまったので、アップしておこう。
誰かの役に立てばいいと思うから。
ーーーー
ゆりかごから出る

オタク仲間には絶対言えないですね。
透けて見える事はあるでしょうが、暗黙の了解というか、タブー感あります。
それを求めてる事がバレると見下されるのではないかという不安がつきまとうし、クールであればあるほどカッコいい美学みたいなものが蔓延してる気がします。
クールの定義は「一線引いて分を弁えること」「自分の可能性を最も低く見積もる事」
そうすれば何が起ころうと期待せず、安心無事でいられるからですね。

自分は高校時代、夢女子(と呼ぶのか?)でしたが、有り余る性欲というか、少女漫画脳というか、トキメキ求人大募集というか、そんな感じ。皆そうだよね?
そうじゃねえなんてカッコつけさせないぞ。
でも表に出せるわけない。だってデブスだから!(あくまで主観がね)
それを表に出すと総叩きかプークスクスに決まってる。
だから予防策として「分を弁える態度発言」をするしかないんですよね。
皆が分を弁えてるので、欲望を素直に出すと、出る杭が目立つんです。
でも、友人が欲しいとか、恋人が欲しいとか、普通の欲求です。
人として当たり前に、愛し愛されたい。

そんな現実程遠いけど、それを擬似的に叶えてくれるのが夢というカテゴリでした。
で、夢の中でシュミレーションしてるんです。キャラと話す練習。
理想の自分が主人公として居るわけですから。
何も分からない所から、一歩踏み出して、分を弁えて可能性全潰し段階から物語の参加者になる。密かに。(勇気出してえらい!)
以降あからさまに態度発言が漫画チックに痛くなっちゃうのはご愛嬌。もーしょーがない。練習してるの。

勿論その後社会に出た時、全く通用しません。
あまりに妄想とは違う「the 現実☆」が起こります。他人も自分も、思うようにならないのが当然。今まで全部妄想ですから。
でも何もしないよりマシ。心の中で、どんな風に在りたいか描けてたなら、描く勇気があったって事だから。
そこからは地道に鏡を見て、妄想と現実のズレを修正するだけです。
何より「自分が参加したい」という気概が一番大切。
「自分がこんな事望んだらバカにされる」という自己肯定ゼロ状態で何も出来ないより、「自分にはこんな欲望がある。誰にも言えないけど大切にしたい」の方がはるかに健全です。

そして最近考えてる事は、ものすごく感情移入するキャラクタは、何がしかの要素が自分と同じ可能性が高い。抱えてる問題や性格。
だから必死になって応援したくなる。だから幸せになって欲しくて、応援とか同人とかしちゃうんですよね。

可哀想な人は幸せになってほしい。
特に自分と似た人が救われると、自分も救われた気になるから。

白状すると自分にとっては縁寿がそうでした。もう必死でした。歌作ったりしてね。作詞のため湾岸までロケハン行ったし。(今見たら無断転載の再生回数が凄かった…35万てどゆこと?広告代くれよ。上記とは別の曲だけど)
不幸の性質が大変似ていたためです。疑心暗鬼でひねくれ者な所が可愛く…つまり自分と似た人を可愛いと思うのは自分を愛したいからなんですよね。
本当はこんな可愛い所があるんだ、と自分が知らない可愛さを発見できるから救いになる。
そして天草(王子)よ攫ってくれ、となる訳ですが、居るはずもなく。

それはさておき、自分を見るより楽です。
キャラをやいのやいのしてるのは。楽しいですよね、分かります。私も散々やりました。
でももし苦しくて、妄想に傾倒しながらも現実が糞まみれでどうにかしたいと本気で思ったら、自分がどんなキャラクタに感情移入してるかがヒントになるかも。
そのキャラは鏡かも知れません。
流行に乗るタイプには適用されませんけどね。

ゆりかごから出たい方がいたら参考にして下さい。

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会社を辞めて風になる→コツコツの真逆体質を乗りこなす

2017-09-30 02:29:48 | 精神
会社を辞めた。
行き先は決まっていない。
フリーランスで特殊効果を続けるかも知れないし、別のことをするかも知れない。
こんな見切り発車をした事は今までなかった。
進学転職一応先が決まってから動く。怖がりで慎重だから。
フリーで同じ業界で稼ぐ以外、どうやって稼ぐのか、生活を維持するのか、なんの考えも思い浮かばん。
全くのノープラン。
だからといってすぐ同じ事をしたくはなくて。
転職先が決まってたら心が休めないから決めなくていいやと思った。
期間が決まっている休みは最悪だ。いずれにせよ貯金額によって自ずと決まるのだが。

臆病で怖がりで、自信がなかった。私を使ってくれる所を必死で探して、見つかったらホッとして。
でもいい加減自分がある程度は大体こなせるとは理解できたし、どこでもやれるんだと思えた。
一箇所で上り詰める選択もあったけど、それは向かないと思った。
やろうと思えばできるけど、ずっと我慢し続ける事になる。それはやっぱりできないことなんだ。
やろうと思えばできる、なのに我慢が必要な事はできない。
今のルートのまま上り詰める未来を提示されたけど、その道で楽しくやってる未来の自分を全く描けなかった。
この道は行き止まりって事だ。それだけは理解できた。

風になる準備ができた。文字通りの風をしばらくやってみよう。
貯金を食い尽くす間に生き残る手段は見つかるのだろうか。
そっちの未来も全然見えない。だが行き止まりかは分からない。ならば少しは道があるかもしれない。
自分がどんな行動を取っても乗りこなす。じゃじゃ馬だと思おう。

やる気のムラが激しいから、なるべく均一に、模範的に集中するよう環境を整える事が強迫観念になっていた。
でも違うみたい。コツコツは一番向かないと、先生に言われた。
私の属性は風だから、風が吹いたら動けばいい。凪の時に無理して動くのは自分の運動に反しているので体力の無駄。
だから凪なら止まればいい。風が吹くまで待てばいい。
どれだけダラダラしてもいい。その間自分を責めない。だって初めから無理だから。
無理やり動こうとする事が、どれほど自分の運動原理・体質とかけ離れているか。
それを全く無視して仕事をしてきた。だからストレスが溜まって馬鹿食いする。
そういう事だったんだ。
自分の性質を分からずに、一般的で模範的なものを目指したから。
コツコツって何なんだよ。一番「形が見えやすくて」「毎日進捗がある程度ある」から「なんとなく安心」ただそれだけ。
そんな安定はさらばだ。
勿論仕事ならできる。前のめりに取り組んで上を安心させるために進捗確認して、超模範的できる子。
でも、もうやらない。やれない。そのために辞めた。
無理してそれをやると、自分が何をしたいかを忘れる。
私が空っぽなのはそのせいだ。
自分の欲求は全部後回しにしてきた。
今は置いてけぼりな心が追いつくよう、ひたすら待っている。

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生霊との遭遇、時間解釈

2017-08-12 15:44:54 | 精神
もっと込み入ってるけど纏めるために要素を削っているよ。以下三峰旅の続き。

帰宅してすぐ、コヤラちゃん(根津のsun&rainで買ったホピのカチーナ。精霊の依代)に挨拶した。

コヤラちゃんは進撃で死にそうな時握ると、大木に触れたのと同じような感覚になって、焦って死にそうな意識を助けてくれた。
人間よりもっとゆっくりな時間が流れているから、忙しいとか許せないとか、負の感情で追い詰め麻痺した時間感覚をフラットに戻してくれる。
顔には目鼻口がペイントされており、笑っている表情が描かれている。

だがこの時は違った。明らかに怒っているのだ。
勿論ペイントされた顔は変わらない。でも怒っている。それだけは理解できた。
怒りというか、叱っている。私に対して。
「なんつー危ないとこ行ったのか!おばか!無事でよかったけど!もうやめてよね変なとこ行くの!変なのついてきてないよね?!まったく!」みたいな感じ。
いつも優しいけど、親身になってくれる精霊でもあったのか。幸せだ。しゅんとしてごめんと謝った。

嘘だっぴ。取り消し線の内容を更新。
三峰から連れ帰った音

思い返せば本殿で引いたみくじは「カエル。無事に帰る。変える。」だった。踏んだり蹴ったりではあったが、カエルはとても象徴的だった。
確かに体の変化、ひいては耳がやたら敏感に変化していた事がよくわかった。
迷い迷っていたので、もっと幸せになれそうな威勢の良いのを引きたいとなんとなく思っていた。無事帰るのなんて当たり前じゃん。地味!と。
無事に帰れない可能性もあったのかも知れない。

数日経った。
深夜電気を点けっぱなしで、ベッドでうとうとしていた。
中高の頃からよくやるパターンだ。
無意識に、1日が終わるのを惜しく感じてるからそういう行動を取るのだろうか。
風呂に入り歯磨きして寝る、という、1日の終わりの行動が昔から下手くそで、汚いまま寝入る事が多かった。

ガガガガガガガガン!ガガガガガガガガン!

突然玄関を叩く大きな音が。ハッと目を覚ました。
何か喚く声もする。

あんたまた電気点けっぱなしにして!!開けなさい!
ガガガガガガガガン!

聞いて、寝たふりだ!と判断した。

怒り狂った狂人だ。母親がこんな深夜に家に来るなんて、いつもどうかしてるけど、本当に頭がおかしくなったんじゃないか?

瞬間的にそう感じた。実家にいた頃やられた嫌な行為。娘がいい年になったのに、まさか実行しに来るとは。車を運転してまで?
音は確かに聞こえた。何しろその音でびっくりして起きたのだ。寝ぼけまなこで、隣近所に迷惑がかかると思った位の音量だった。

開ける訳にはいかない。開けたら説教だ。しかも2、3時間も続くやつ。

身を硬くして去るのを待った。段々覚醒してきて、思考がはっきりしだした。街は静まり返っている。怒鳴り声に起き出して伺う様子もない。
部屋には盛り塩をしてるし、コヤラちゃんもいる。カチーナはそもそも家を守る精霊だ。今日こそまさに適役の日だった。
耳をそばだてると何か文句を吐き捨てながら消えたようだった。

先生に連絡を入れて状況説明しつつ。
恐怖だった。何年も前の事なのに、フラッシュバックのように嫌な情景が思い出された。
正体は分かっていた。母親の生霊だ。

母親の生霊に殺されそうになった事が昔一度あった。
真っ黒い影で顔がなかった。
コナンの犯人みたいな、顔も真っ黒バージョン。
実家のベッドで寝ている私を横に立って見下ろし、包丁を腹に突き立てようとした。秋か冬だったのか、厚手の布団を被っていて幸いした。布団の厚みに阻まれて包丁が通らなかったのだ。
目が覚めたら同じベッドで寝ていた。同じ景色だったが影だけおらず、母親に確認したら「あんたの部屋に入るはずない。用がない」との事だった。
でもあれは母親だったと確信している。当時私にそこまでの殺意を抱くのは彼女しかありえないからだ。

あの黒い影を思い出して、体が冷えた。とっくに乗り越えたと思ったのに。
いや待てよ、私は強くなった。既にかなり乗り越えている。まだ沼に嵌ったままなのは母親の方で、まだ娘を世話「してあげないと」アイデンティティを保てないのか。もう老婆なのにまるで子供のままで、一向に成長するそぶりはない。
なんて哀れなんだろう!(それに比べて私の賢明さときたらすごいな!)
いつでも認められたくて完璧主義で、子供を貶め自分を上げる事に余念無く、愚痴悪口のオンパレードで、脅迫して子供の行動を操作する。ヒステリックで殴る蹴る。一緒にいて楽しいと思う所はカケラもないが、外面はよく常識的。
もうそれなりに高齢だし、このまま会う事なく生を終えてほしい。

そんな奴に恐怖を刷り込まれた自分。
先生に指摘された。「もう勝てるのにまだ逃げてる。もう勝てるからやっちゃいなさい。」
だから耳が変化した。不当な恐怖を人生から払拭するために。踏んだり蹴ったりの旅は全てこの為の前ふりで。
物理的には実家から離れているから安泰だが、精神にはまだ植えつけられたものが根を張っている。その雑草を抜くにはチャンネルを合わせ、同じ土俵で勝たなくてはならない。
聞こえてない時、もしかしたら玄関から入ろうとしていたこともあったのかもしれない。
聞こえたから、そういうアクセスがあったことを知った。だから撃退する事ができる。

一発くれてやるどころか、やってやらねばフェアではない。子供の頃から延々死んでいたのだから当然だ。

頭の中は自由だ。生かすも殺すも思いのまま。
だからやってしまえ。まずはやられたことをやり返す。その後は思いつく限りの手法で。

やり尽くして2回ほど地獄に行ってもらった。

まだ残っている雑草がふとした瞬間顔を出す。でもその度に過去に舞い戻り、記憶の中でやっつける。そして気の毒な過去の自分を守り、言い聞かせる。
いつでも側にいると。過去の出来事は変えられないけど、現在の私はいつでもあいつをやっつけられるし、君は悪くないと言い聞かせる事もできる。

過去と現在は並列に並んでいて、同時進行で進んでいる。
最近は過去へ飛ぶ事が容易になった。
人の過去にも飛べるし、自分の過去にも飛べる。
未来の自分も実は現在に飛んで来ているのだと思う。認識しにくいけど。
現在の、困った迷った悲しい時、未来から来た私が励ましてくれている。
だから未来が不安で怖くても、今が楽しくなければ勿体無いから、味わって進む。
動いたって休んだって、自分が良いようにさえ動けば、未来は開くはずだ。

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三峰神社にいる神様と穢れ

2017-08-10 08:51:53 | 精神
私の個人的感覚なので、信じてる人の邪魔をしたらすまんね。ただ、とある別の人も同じ感想を持ったと間接的に聞いた。

結論から言うと神聖な何かは居る。
本殿の神様と眷属は確実に居るように感じた。
だが弱体化している。
観光地化されて、大量の人間がお願いにくる。周りも杉林の人工林。おそらく山の循環が阻害されている。神様は人に消費され、細々残った気脈から命(という表現が正しいか分からないが)を保つ。
12国記に出てくる「穢衰」だっけ?がとても近い表現なのではないか?と思った。

人工林でぐぐると「死んだ山」という表現が出てくる。台風などで山崩れが起きるのが不思議だったが腑に落ちた。人工林には保水力が無いのだ。
杉苗木寄付の石碑がずらっと立ち並ぶ。スタッフロールに載りたい人の気持ちと似ているのかも知れない。杉苗以外にも寄付の石碑が大量にあった。自己顕示欲を感じた。
太く育った杉は写真なら荘厳に見えるかも知れない。だが、訪れた私は杉が無言なのがとても気になった。圧迫感がある。

最近通勤の時や公園など木々を通り過ぎる時、挨拶などをしている。これは大真面目に。心が通じてるのでは、と思っている。
木にも気配がある。側によると、触ると、体感温度や空気が変わるのを感じる。元気そうだったり無言だったり様々。

こんな山深い場所で都会的な地域とは無縁で、さぞ過ごしやすかろうと思っていたが、なぜか息苦しい。
それは作為的に留め置かれ、ずらっと不自然に均一な杉が原因なのではないか。
通勤時に通り過ぎる川の近くや学校に生えている木々の方が、スケールは小さいものの、よほど喜びを感じる。

そして本殿前のものすごく太い幹を持つ樹齢何百年?というご神木は、人々が手を当てた跡でぺっとりしていた。(1人になれない場所で大木を触っても、人によってアンテナが塞がれているので正直何の感慨もわかない。)
その前には賽銭箱が置かれていて、お賽銭を入れないと触ってはいけない、とも取れる配置だった。

そう、ここは金の匂いがする。
絢爛豪華な建物で、塗り直しなどもされている。
客も多いがスタッフ、宮司と巫女さん?も多い。
月一度「白いお守り(うろ覚え)」を限定発売し、バスで50分かかる山中の道を渋滞で埋め尽くす騒ぎになるそうだ。
それ、そんなに欲しい?
白と色違いの黄色とか青のお守りは普通に売ってたけど、白を作る事がそんなに大変なの?
何が違うか到底理解できなかった。

白いお守りを限定発売する姿勢に、ありがたみを感じない。礼拝の道は常に開かれている方が、神社としては真っ当だし、それは普段からそうなはず。白がどうとかではなく、心のあり方の問題。
人為的に貴重にして渋滞にして人に無駄足を踏ませる。
「同人などでわざと部数少なめに刷って長蛇の列並ばせておいて売り切れにし、その後本の値段が高騰するタイプの人気者を気取りたいそれなりに人気のある人」と構図がかなり似てると思った。

それは人間的なイベントなのかも知れない。それを入手する事が「勝ち」で、幸先いいような気分になれる。でも人の幸福はレースではないし、運試しでもないし、それぞれに見合ったスピードがあるし、と考え始めると、この神社の考え方とは全く合わない自分が見えてくる。

御仮屋という社で凛としたので、狼は居た。
本殿にも多分居た。ぶわっと涙が溢れてきたので。
摂末社の犬?の石像はとても愛らしくて好きだと思った。
でもそれ以外何も感じない。

部屋にチェックインしてから、ずっとコツコツいう音が聞こえていた。何か窓にぶつかってる様子もない。あまり気にしないでいた。神域だし何も居ない事はないだろうと。
風呂に入った後、懐中電灯を借りて真っ暗闇の境内に行ってみた。虫の音は聞こえるが、しんとしていた。

夜になると音の種類が増えた。
ジュルジュル、ベロベロ、ガサリと地面を踏みつける、生っぽい音だ。5階なのに。お世辞にも綺麗な音ではない。獣のようだった。私は野生動物を尊敬しているから敬意を払う。あえて「下品な獣の音」と言いたい。
それはエスカレートしていく。どんどんうるさく。狼なのでは?と期待した節もあった。その期待が隙となったのでは?
初めは気にしなかったが、さすがに怖くなっていく。隣の部屋に泊まっている人達、何も聞こえないんだろうか?
弱い電波で必死にググった。「空っぽの社に狐が住み着き、神様のふりをしたりする」というストーリーもあるようだ。
空っぽではなかった。確かにいる。だが弱い。ならば隙をつこうとする紛い物も多かろう。弱い電波ながらも先生に教わった。
願いを念じる時、頭の上の蓋が開く。それを利用して取り付こうとした物がいたのではないか?そう思うと恐怖が強まった。
見えない者に対応する時、恐怖してはいけない、という逆説的対応がある。
怖いに決まっとるやんけ!
そして翌日バスで下山するのに、睡眠が足りなければまた乗り物酔いする不安が増幅していく。行きは酷く酔い吐く寸前だった。
最近家の裏と表でダブルで長期間工事をやっているせいで睡眠不足が慢性化していた。山奥で静かに眠れる事を期待していたのにこの始末。
深夜2時頃になって流石にキレて、うるさい!と心で強く念じた。
一時大人しくなったが、またうるさくなって、そして突如ジョボボボボボ、という窓ガラスにおしっこをかけられたとしか思えない音が。そのあと下痢のようなビチビチした音。
その下劣な音で、どーしよーもないやつだと正体を確信した。

全てを無視すると決めて耳栓し寝た。浅い睡眠だった。
食事について書くのを忘れていたが、神社は寺ではないため?精進料理ではないのだそうな。
その括り方で正しいかはちゃんと調べていないが。
だから普通の旅館のようなご飯が出る。普段は安宿の素泊まりで何の問題もなく、適当にお店に食べに出かけるタイプなのだが、山中なんの店もないので珍しくご飯をつけてみた。
…殆ど食べられなかった。
添加物や遺伝子組み換えなどの糖類油脂を抜く生活に慣れた舌が受け付けなかったのだ。原料表示がなくとも舌が判断してくれる。
焼き魚と米だけは食べられた。ご飯付きの宿代はかなり高い。素泊まりにしておにぎりでも持っていけば良かった。ものすごい後悔した。
といっても私は少しでも贅沢がしたかったのだ。
きつい仕事中もずっと自炊したし、より体に入れるものに気をつけた。
だから旅行中位据え膳をやりたかったのだ。
とんだ誤算、というかそんな可能性も考えてはいたが、単に賭けに負けただけだ。

元々霊感は無かった。だが聞こえてしまった。
この変化、食事が関係する所が多いにあるのでは?と疑っている。
食材、調味料の素材から気をつけるようになって、体が純化(と言って良いのか分からんが)したのではないだろうか。
だから寺の料理が精進料理というのは頷けた。

翌朝、御仮屋の社に行った。狼の力を借りて払って帰る。あの汚い音を家に連れ帰るなんて想像もしたくない。
苔むした石像を触るとひんやりして心が落ち着いた。そこは護られた場所だと改めて感じた。
お祓いなんぞ完全に我流だ。光で体を洗うようなイメージをして、お礼をした。

帰りのバスは運転手さんに「酔うからソフトな運転にして下さい!」と図々しく頼んだ結果、色々話しかけて貰えて何とかしのげた。ご親切にありがとう。
(バス会社としては神社繁盛は経営と繋がるらしく、人為的ありがたみについては賛成派だったので意見は合わなかったが!しかしありがたい事に変わりはない。)

踏んだり蹴ったりの旅だった。どうにか帰宅し、ぐったりした。部屋の四隅に盛り塩をした。


長いから一旦切るか。続きは生霊編へ。

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秋から最近にかけての変遷に纏わるソース

2017-08-07 00:54:12 | 精神
頭がどんどん先に進みたがって、そして色んな場所を隅々までつまみ食いしていく。
相当長いエントリになるし超包括的。全てが繋がっていく。
情報のソースを織り交ぜていくので、調べたい人は各自役立ててください。

2016後半〜2017上半期考えていたこと
なんでこんなに働いているのに一向にお金も時間も増えないのか。アニメ業界ばかやろう。それでなくても皆生活は大変だし税金上がるし、ピリピリしてなんなの。
→金融システムについて調べる
エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社+α文庫)
エンデの遺言 ~根源からお金を問う~


→負債とは何か
負債論 貨幣と暴力の5000年
イチャモンつけて武装でおどし金を巻き上げるインテリヤクザ(先進国の発展途上国搾取)の恐ろしさよ。(まだちゃんと読んでないけど又聞き)

→株、債券とは
事情があり巻き込まれて迷惑に思いながらも対処してみて、すごくアホな世界と分かり今後距離を取ることに決めた。
流行と作為。泡のような世界。

→Youtubeで[THRIVE]を偶然見る。
庶民の使ってる地に足ついた金と金融商品として数字になっているお金の乖離と搾取について、納得納得超納得。
スライヴ (THRIVE Japanese)


マネーショート(映画)を見る。
2008年のいわゆる[リーマンショック]と言われている事件で、被害を回避し逆転した人たちの再現ドキュメンタリ。切ない話だが子気味良く見やすい。次は「水が大切」。

→スライブから…古代遺跡、宇宙、ミステリーサークルについては去年夏から作業中に歴史サイエンス系ドキュメンタリーをずっと見ていたので、知識の下準備ができていた。
二重スリット実験でぐぐろう。
人の視線に実体としての形はないように見えるが、現象に何らかの影響を及ぼすという結論だけが出ており、その内実までは分かっていないという話。
それで何が言いたいかって「見えないけど在る」ってのは確実ってこと。

インターステラー(映画)を見る。
高次元についてと、最後は愛が勝つ!という話。愛というプログラミングをされた人間。だから最後にモノを言うのはデータではなく勘だし、会いたいという思念。
だから見えないけど愛というものは確かに存在する。
見えないけど確かにあるものへの興味。霊魂、精霊なども。
そして神様。高次元にいるっぽいぞ。我々が住むのは3次元だ。
離れた場所で引き合う電子?陽子?も存在するというのをどこかで見た。詳細失念したけど。
ミクロコスモスとマクロコスモスは照応するので、どこかで同じ現象が存在するはず。

ホピ族について知り調べる。
ここに書き記すにはあまりに膨大な情報なのでリンク参照。
伝説では私たちの世界以前に3つの世界滅びてるね!
キリスト教がきな臭い。

→カチーナ(ホピ族が作る精霊を宿す人形)を買う。
コヤラちゃんという名前で、「道化師役、ピエロの精霊カチーナ。人生にユーモアと笑いを届ける精霊」。
ホピショップsun&rain
家に来て何日かした時、変な同心円状の歪みが見えた。部屋の景色が一部だけ同心円に歪んでいて瞬きしても消えず、1分弱は見えたまま存在していた。
コヤラちゃんだったのかな。

→超古代文明の存在。それがキリスト教など宗教の言い伝えと酷似している。
つまり神話は実在したのでは?
ギリシャ神話とか、日本神話とか、登場人物達はどのように存在したんだろうか?
宇宙人、高次元人というのもありそう。

→アトランティスとムーについて調べる。
最新版!伝説のアトランティス

発見!ムー大陸(65)


→縄文人とホピについての関わり
海を渡った縄文人  ~最初のアメリカ人は縄文人?~  前編


→ピラミッド5000年の謎を見る
『ピラミッド 5000年の嘘』ミニ特番(4分30秒)

巨石をまっすぐ切り出しぴったり付ける製法が不明な似た文化が存在してそれが地球の赤道から30度ずれた所に直線上に点在してるので、第三世界の赤道がその位置だったのでは?!とロマンが止まらない。
イルミナティがエジプト考古学が発展しないよう鎖を握っている表現。スライブとつながる。

→モンサント社について調べる。
巨大企業モンサントの世界戦略 前編

遺伝子組み換え戦争

遺伝子組み換えについて。

キングコーン(映画)を見る。
トウモロコシって日本だと存在感薄いけど、使い勝手がえらいことになっていた。
コメディタッチで見やすいけど怖い。モンサントと繋がる。

→阿部司さん出演の「食品のウラ」を見る。
博士も知らないニッポンのウラ 第20回 「食品のウラ」

添加物について。食品を買う時必ず原材料チェックをするようになった。

遺伝子組み換えについてやべー情報が大量に出てきて、しかも既に生活に入り込みまくってる事が判明。
コーン大量生産して化学で加工して使うこのやり方、天からコーンを授かり白赤黄黒四種類のコーン(人類の皮膚の色と対応してる)を細々育てていたホピと真っ向から対立する。
この戦いがアメリカに集約されてて、ものすごい因縁を感じる。
とりあえず添加物と転化糖などコーン大豆由来の転化糖・油脂類を食卓から減らす生活へ。結構頭を使う。調べる事を惜しまなければ割と実現できる。
ストレス溜めないよう、適度に妥協するのが肝要。
変化した事。胃もたれがなくなった。内臓脂肪が落ちたのか?お腹が痩せた。体重も少し落ちた。
ただ仕事ストレスで差し入れお菓子とかは食べちゃうけど、許容範囲とする。

→食品系ドキュメンタリを見まくる
甘くない砂糖の話_コメディタッチで見やすい飽きない。
ありあまるごちそう_きついけど大切。単調でちょい眠くなるけどね。最後のオチにぶち切れる。
フードインク_きついけど大切。単調でちょい眠くなるけどね。
未来の食卓_きつい所もあるけど概ね明るいし見やすい方。
砂糖依存の衝撃たるや。産地と農薬、製法に気をつけるぞ。
そして買うものを選ぶようになった。消費者の選択でしか意見を反映できないなら、買う物を選ぶだけだ。
油は前より取るようになった。鶏皮外す意味はなくなった。お菓子大好きなので、砂糖は中々断ち難いが減らす意識はなんとなくある。
フランス農家の農薬健康被害が実はすごいのにショック。日本では聞かないけど…調べてないから知らないだけかな。
オーガニック給食すごいじゃない。日本でもやれないかな。有機農法に興味が出てきて無農薬・減農薬(?)の食材を選び始めた。

→シェールガス開発について見た。
シェールガス開発がもたらすもの

アメリカ政府は国土を荒廃させているとしか思えないのだが、広いからいいか、まだある。と思ってるのかな?
今後は水が最も重要な資源になる。これはマネーショート、ありあまるごちそうと符合してる。

→鉱物採掘について
「紛争ダイヤモンド」

アフリカ、ダイアモンド発掘で命を落とすとか紛争資金源になったりする。規定ルートをすり抜けて普通に市場に出回る宝石。
「血塗られた携帯電話」

知識と実生活がバランス取れなければ啓蒙は無意味になる。
アフリカのケニアはホピ同様石版を持ち帰った人達がいたはずなんだけど、殲滅されてしまったのかな?水に対応する人達なんだけど。アフリカは水不足というイメージだけど、関係あるかな。

三峰神社の宿坊に泊まり、ラップ音が聞こえまくり寝れない異常事態に遭遇。
人工林という森の形をした別ものの存在。
人の願いが神を消費し、神は山という気脈を失っているので弱体化する一方。
金と注目を集める動きをする神社。限定販売のお守りって、そんなに欲しいもの?人工のありがたみとは。
ラップ音が聞こえるというのは、おそらく食事で体が出来上がりつつあったため、という理由もあるように思う。5月頃から遺伝子組み換え食品と添加物を抜いて、1か月経っていた。
今回行ったのは神社だけど、寺の精進料理って体を清浄にするという意味があるのかも知れない。
寺の修行で「典座」という簡単に言えば「食事係」があるのだけど、すごく大切な位置づけにあるのだ。
これは別記事で詳細を書こう。

→チベット仏教の輪廻転生
チベット死者の書 死と再生の49日 1992

転生がある、という「事実」を元に治世がある。
信仰ではない、転生が真実とみなされる社会。

今は臨済録を読んでいる。
これは泣ける本だった。忙しくて死ぬ、と思いながらスタジオの外に出て、オフィス街死ぬ、と思いながらタワマンの下の作られた噴水の前で蚊に刺されながら泣いて読んでいた。
禅宗の考え方の根本がまとめられている。
「外に求めても何もない。全ては自分の中にあり、自らこそが仏である。だから自由にやりんさい」
臨在師匠と弟子のやりとりが漢文と読み下し文で書かれている。
臨在さんはよく「肥溜めにぶちこめ」(かなり意訳だしうろ覚え)とか言う。過激で好き。

内田正泰(貼り絵画家)
こころの詩―四季の彩り 内田正泰はり絵画文集
鎌倉のギャラリーでの貼り絵体験に行ってきた。
貼り絵の本物見てるとぼろぼろ泣いてしまった。
ご本人にもお会いして指導して頂いた。大好きなお爺ちゃん。絶対また行きたい。
そして改めて好きと言いたい。
仕事中絵画文集を眺めて精神安定を図っていた。1冊で旅行に行った気分になる、満ち足りて。
その絵の中に住みたい。本当はその世界の住人だったはずだ。

長嶋祐成(魚譜画家)
根津の展示に伺った。ちなみにホピショップsun&rainの近くで、その時にコヤラちゃんを買ったのだ。
この方の描く魚、水の魔法を纏っているとしか思えない。
仕事あがり深夜に千川上水を通って帰るが、暗い水面を見てどっと体が緩む。
涙とおしっこが同時に出そうになるほど。体が緊張していたというのが如実に分かる。
それと同じ弛緩効果がある。
緊張をほぐし、癒す。水の魔法。

メッセージ(映画)
異星人との言語交流。そして時間の流れについて。
時間についてだが、最近過去に飛ぶ事が余裕でできるようになってきた。
過去は現在のすぐ隣にいる。つまり未来もすぐ隣。同時進行で進んでいる。

ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~
クルミドコーヒー・胡桃堂珈琲のオーナー、影山知明さんが書かれた、やさしさを実践しながら具体的にどう生き抜くか、カフェでの実録実験を論じている。
チームを運営する立場になったので、こちらの考え方を取り入れて実験していた。
このカフェには何度かお邪魔しているが、とても居心地が良い場所。
ごはんもお菓子もお茶もコーヒーも素晴らしい。
つい先日『クルミドコーヒー・影山知明さん講演会「人を手段化しない経済──これからの仕事のつくり方を考える」』こちらに伺ってお話を聞いてきた。

ここを見てくれてる人って何が目的かいまいち分からない。
傷を負った人か、アニメ作ってる人に興味ある人なのかな。ジャンルごちゃまぜだからな。
興味があれば見てみるといいよ。知ることで生きるステージが変化した自覚がある。
世界の見方がどんどん変わる。

仕事しながら動画を聞く状態で耳から入れて仕事は手から出す、みたいな食いながらうんこするサイクルでどうにかしていた。
そして制作と交渉し部下に指示やフォローをし自分でも作業する、みたいな。
頭がおかしくならなくてよかった。
親しい人々にケアしてもらって何とかなったのだ。
そしてyoutubeの自動でお勧めしてくれる機能のありがたさがすごい。
本当は仕事中、英単語を覚えられるかな?とか思ってたけど全然無理だった。

神様や見えない存在を疑う事はなくなったが、宗教には決まりごとが多い。
そして神様は各国たくさんいるけど、どれも同じというか、姿と名前が違うだけで同じなのでは?
そしてそれはホピの言う「グレートスピリッツ」を指しているように思える。
インターステラーでいうなら、神は高次元にいる上位の存在である。
今はその辺を調べている。
そして自分の好きなことをやりたいから、もう先に進むしかない。
もう待ったなし。

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進撃2期所感

2017-07-02 20:06:06 | 仕事
あー終わった終わったー。さて頭の整理。
いつも通り死なない程度にベストとベターを尽くした。
そして初めて中間管理職をやってみた。
人を育ててチームを運用する。自分の技術を継承し、一人ではできない仕事量を分散し、人を殺さず潰さず休みつつ働く。
楽しくやれたかって、正直わからん必死で。演技はいくらでもできるけど。

ツイッターで篠原信さんという農学の博士の方をフォローしている。実直で斬新、理のある視点、そして身の処し方を毎度唾をのんで見守っているのだが、本を出されたので読んだ。
自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書:篠原 信 著

この本を読んで最初はそのように頑張っていたけど、矢張り忙しくなってくるとそこまでうまくはいかない。
そんな単純にうまくいかないのは分かっている。だがなるべく休みを取ってもらい、体の維持に努めてもらいつつ、慣れない仕事に励んでもらい、彼らの良い点を褒め、何が良くないかを理解してもらう事に努めた。
そして自分のスタンスは、「出来ない事はよろしく頼む!」に変化していった。
これは最大の変化で、今まで完璧主義だったし自分がチェックし完璧に仕上げる事が最重要だったのに、他人が関わるということは、土台無理な話なのだ。
だからそこはある程度の許容値を超えたら手放す。
「手放す」は一人だと中々できない。人と一緒にやるからこそ「手放せる」。
人の評価なんて曖昧なもんだ。
「ここがあと少しだったのに~~」とか思いつめたって、人は簡単に褒めるし特に注目していなかったりする。
これが自分という繊細な部品の悩み所になるのだ。
だから結果がすべて。その時の時間と詰まり具合によって、70点だって納品する。
70でも90に見えるように状況判断して取捨選択する。

どこまでうまくいったかはわからないが、100点など取りたくもない。
60点取れていれば自分を許す。
生きて終えられた時点で超えらい褒める。
私が選んだ結果こそすべて。
それが120だろうと60だろうと、そうなったが最後、それがベストだったという事。

始める前に手伝ってくれる部下に、自分たちのメインテーマを伝えた。
「仕事に殺されるな。仕事と心中するな。自分を生かし維持しろ。」だ。
一生懸命族は自分を追い立てることが大得意だ。せっつかれなくたってやる。
そしてキャパを見誤りエネルギーの使いすぎで鬱になる。
大きな作品で頑張りたいのはいいことだ。野心があればそれもまた良い。
でも作品が終わっても自分の人生は続くから、自分が一番大切だって、そう言ったのだった。
それがちゃんと果たせたか、まずまずなんじゃねーだろうか。

精神面でも、何を餌に動くかが変化した。
今までは注目されたくて褒められたくて仕方なかった。欲求不満だった。
「こんなに頑張っているのに、誰も褒めてくれない。華やかに称えられてる人がいるのに自分は違う」って。
なんて子供っぽくて可愛らしかったんだろう。そして鬱陶しい。
なんだかそういう欲望は、もうどこかに行ってしまった。
仕事の目的は「芝居のエッセンスを如何に客に味わってもらうか」なので、注目されると逆に邪魔。
客の意識に先入観を与えてはいけない。
だから悩んだが、宣伝はしない事にした。そんな余裕もなかったし。

さて、知られない事はまた別の弊害も齎すんだが、それはお金だったり名前が売れないことにより評価されないことにある。
でも色んな事情により、それでも良いか、とも思う。お金に関しては言いたいことは山ほどあるが。

ストレスで顎関節症になったり痔になったりひどい疲れ目肩こり、デスクワーク病満載だが、風邪系は一度もやらなかった。
毎日マスクしてうがい手洗いしていたから、かもしれない。
風邪ひいてるのに会社に行かなければいけない状態は狂っているので、なるべくそうならないように健康管理はしっかりしていた。
それでもストレス性胃腸炎にはどうしても定期的になってしまう。
お菓子の馬鹿食いがそれの原因だ。
それについては別の記事にまとめようと思う。
作業中聞いていた動画、興味が広がったエリア、知った事柄で、私の精神はあっちこっちで、両立は結構大変だった。

微妙に本名がばれている状態や、仕事と分離できていないこのブログ、本当は精神側にシフトしたいんだけど、引っ越ししようか考え中。
もう戻れない所まで来てしまった。来るべくして来た。
趣味の時間がとれる仕事がしたい。

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ゆりかご論

2017-04-06 16:56:47 | 精神

引用させて頂きました。

そうかな?皆そんなに心が強いのかい?
現実を理解した上で楽しむなんて、そんな線引き出来るなんて、屈強な人間だ。
「オタクや腐女子は恋愛できないから代理で二次元に求めてる」
というのは明らかに第三者がヲタクを馬鹿にする・見下す発言なので、「現実理解した上で楽しんでいるに決まっているだろ」と反論するのは当然かもしれないが。

小学校から高校まで、果てや大学までか?
縋るものがなければ、キャラクターという神様位しか「私を理解してくれる人」なんかいないだろう。
私は恋愛できないから代理で二次元を求めたそのまんまのヲタクだった。
現実は苦しい。
・太り気味で弟から「おいデブ」と言われ、親からは「お前の背中は関取みたいだな」と言われる
・わき毛とかをどうしたらいいかも分からない。それを口に出すのはタブーのような気がする
・1階リビングでは私の問題行動の議論と悪口が繰り広げられるので、2階の自室に籠り本を読むことが全てになる
・1階に下りることが怖くなり、1階の風呂に入れなくなる。結果汚い。

結果、恋とは顔が可愛くてスタイルが良い人のもので、自分はそういった生き物ではない。だが心は求めるので、「分かっていますよ二次元ですね」という体裁をとった上で楽しむ。
だが私はその体裁を取っているだけで限りなく信じていた。

こんな人は結構沢山いると思うが(仲間いるよね?という願望)、現実に友達は居ないけど、本の中には沢山いるのだ。
共感して頷いて笑いあえる仲間たちが。

誰が何と言おうと、頭の中では本の中の人たちは生きているし、そこには二次元と三次元の乖離はない。
頭の中は自由だ。最後の砦だ。
侵略されきって疲弊した自我の、最後に自分を守るゆりかご。
その中にまで偏屈で不条理な3次元を持ち込まないでくれ。

苦しい思いをした人には、ゆりかごが必要な時期が必ずある。
日本という土地でこれだけ漫画とかアニメが発達したのは、皆がゆりかごを求めているからだと推測している。
ゆりかごと、「分かってくれる友達」。
そのスピリッツに耽溺したっていい。痛いと言われていい。
痛い時期は誰にでもある。
でもその痛い時期を「そんな次元で考えていません。2次元て理解していますから」と距離を取って楽しんでいると、大きな主語で宣言しないでほしい。

それ以前に「オタクや腐女子は恋愛できないから代理で二次元に求めてる」という大きな主語の決めつけから発展しているのだが、この発言は完全に頭の外の、さらに大外の部外者からの決めつけ。
でも結構当たっていて、それに傷つけられたくないからマウント取りながら反論しているように見える。

違うんだ。必死に生き延びようとしているだけなんだ。
本や漫画やアニメは、人によっては延命装置に相当する。
必死に生き延びようとする奴を嗤う奴は論外で、相手するに値しない。

かつて耽溺した世界が、私に呼吸をさせてくれた。
甘い世界があるから現実に立つ事に耐えられた。
死ななくて済んだので、やっと現実を謳歌することを覚え始めた。

外見をましに調整する程度には鏡を見れるようになったし、会話が不可能な人とは距離を置けるし、彼氏もできたし、話し合いで解決できるようになった。

私は今はアニメを仕事にしているけど、今興味があるのはミヒャエル・エンデやシュタイナー、ゲゼルとか。貨幣経済の謎とか四次元とか、そっちの方向のヲタクになりつつある。

趣味趣向が変わっても、私の友達、恋人になってくれたキャラクター達の事はずっと大切だ。彼らがいなければ死んでいただろうから。
彼らは存在するのだ。

忙しい最中衝動で筆が動いた。これは「愛が無ければ見えない」の範疇の話だな。うみねこのテーマ。
トイアンナさんのブログやtwは拝読しているし、厳しい状況から這い上がった上で、皆に脱し方を伝授しようとしている方なので、特にケチ付ける気はないのだが、魔法の考え方に対しては大分違う世界だな、と解釈した。

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進撃2期放映開始 PV2

2017-03-31 11:34:50 | 仕事
進撃の巨人でちょっと厨二な役職名を頂きました。
オープニングクレジットに載るというのはちょっと嬉しい。
何とか生き残ります。
キツイだろうけど、楽しく乗り切る。それが目標。

TVアニメ「進撃の巨人」Season 2 PV第2弾

黒い胎児

2017-02-23 17:22:59 | 精神
前置き
エッセイが世に出てからある程度反響を頂き、あれは排泄物だったと気付いた。
ものすごく太く真っ直ぐな綺麗なうんこ。
自分の体験を消化しきり、エッセンスを血肉にして、人様に分かるように記す。
内部の微生物を分析する。
体験と思考を駆使して、伝達する。
もしかしたらフィクションもノンフィクションも、手続きが違うだけで皆、精神的排泄物なのかも知れない。
音楽も絵も文も。
人様の作品を排泄物というのはあんまりなので、生産物と呼ぶべきだが。
自分の作ったものに関しては体感が排泄物なのでそう呼びたい。
出してスッキリするもの。
といっても、まっすぐ綺麗なうんこを出すのも大変なことで、それはそれで良きことなのだ。


今回はかなりホラーファンタジーな表現が多いですがドキュメンタリーです。
ぶっ飛んでますが、ついてこれる方だけどうぞ。
これは10月の出来事でした。
5ヶ月も経ってしまったのか。
---
8月から、またしてもずっと仕事に忙殺されている。
そして密かにやりたいと願いつつ、ずっと見て見ぬ振りをしてきた事に向き合うと一時は思ったのに、また時間が取れず身動きできない状況に歯がゆく。

過食と不眠。過食は基本常にそうだ。仕事中常にもぐもぐしていないと気が済まない。
口の中の味を変える事で何かしている気になる。
「今私休憩中です!これ食べてるんで手を動かさなくてもいいんです!」という言い訳のために食べてしまう。これは慢性的にここ5年、仕事中常にある。
本当にしたいことをできない為に、代替行為で仮満足を得るだけだ。
だが最近はより酷いような気がした。
不眠は、寝つきが悪く中々寝られない。5時間程度で起きてしまう。
もっと寝ないと全然回復できない。でもどうしても朝目覚めてしまう。二度寝も難しい。
2ヶ月ほど、ずっとこんな生活だった。常に緊張している。

結果を出さなければいけない。
役に立たねばここにいる意味はない。
でもどうしたらいいか分からない。
分からないなりに道を示さなければならない。
どれが正解かは、自分が導き出さなけらばならない。
ないないないない。語尾は全部「しなければならない」。
この万力で締め上げた私の本体は死にかけた。

羊の満月だった。
部屋で1人の夜、急に泣き始めた。
体の中で、何か煮え切らないし出ても行かない、宿便のような物体がいるような気がしてはいた。
どうやったらこのモヤが晴れるのか。体を動かしても出て行かない。
料理しても部屋がきれいになっても、何か足りない。
違うんだ。
違うんだ違うんだ、とへたりこんで床をダンダンと殴った。
振動でPCのHDが飛んでブツッと電源が落ちた。
うずくまると滂沱の涙が流れた。
苦しい。理由も分からない。そんな風になるようなぱっと思いつく出来事もなかった。
いつもは悲しみに終わりが来ると知っていた。
悲しみの理由を見つけ出すだけの理性が常にあった。
でも違った。この苦しさはいつものとは全く別種の何かだ。
皮膚の裏側に黒い何かが張り付いていた。
私は私ではなかった。
黒い塊が目玉をぎょろっとさせて私を見ている。
いや、目玉をひんむいているのは私自身だ。
つまり私は内部から、皮膚の裏側に忍び込んだ何かに乗っ取られていた。
この部屋に誰もいなくてよかった。
私は怪物に変貌していた。
衝動の化け物のようなやつだ。知性はない。
そいつに乗っ取られた私の体は、只々悲しみを垂れ流すだけの装置と化していた。
だが苦しみだけは感じる。感覚はまだある。

いっそ物だったらよかった。
ペン、スプーン。水。水のほうがいい。水素でも酸素でも。そうしたら海の一部にも、雲にもなれる。
なぜ人間なのか。感情はいらない。苦しい。感じたくない。
だからもういらない。
人間はつらい。いやだ。いやだ。
心があるから苦しい、物だったら楽なのに、ただそこにあって許される、この何かしなくてはいてもたってもいられない苦しみ。

隣の部屋に住む人に助けを求めたかった。
部屋の壁を叩いて「頭がおかしくなりそうなんです!助けて下さい!」と。
そんな事は言えるはずもない。こんな近い場所にいるのに、実行したら狂人扱いだ。
隣人は他人だ。壁1つ隔てただけで、泣き声や私のうるさい歌も無視できる。それがたくさん集まって地上は孤独でいっぱいだ。
人は言葉と体でしか交わることができない。
頭の中を理解してもらうには、整理して提示しなくてはいけない。
この世では偽物と本物が混じり合って、どちらも消えていくのに、作ることは怖くて、意味が無いかもしれない。

いつまでもこの衝動と、床で、のたうち回る。そういう生き物になるのか。
動かねば。書く。その運動をほんの少しの理性がこじあけた。
どうしたらいいかも全く分からない。この感情は文字に書けない。
大混乱の渦で衝動しかない生き物は文字を書けない。
ノートとペンを何とか掴みぐしゃぐしゃとストロークする。何の意味も成さない。

それを続けていくと、少しずつ形を作っていった。
黒い何かに乗っ取られた私の絵だ。というか怪物の絵。

髪の毛から目玉が覗いてこちらを凝視している。
そう、こういう形なのだ。まさに今。
証拠を残せたことで少し落ち着いた。変わらず滝のように涙と冷や汗が流れるが、人間だから描く、書くことができる。
理性が少し戻ってきた。
太刀打ちできないほどの衝動だったが、理性こそ武器だ。それが杖だ。

お前は宿便のように私の体内に溜まっていた不満の因子か?

返答はない。
というより、明らかに意思があって生きていた。蠢いているのが分かるのだ。
排泄物にカウントできるレベルではない。
もっと大きな何か。

あなたは誰?

返答はない。
だがマグマのようなエネルギーの塊というのは分かった。闇だ。悪ではない、もっと根源的な。
子宮のさらにもっと奥のような、深海の崖の底のような。
こいつのエネルギーを、大砲みたいにぶっ放せる力があればどんなに楽か。でも出すには形を作らなければならない。絵でも歌でも文でも。
それがなんてもどかしい。
この衝動を理解してもらうには、人に理解できる形にしなくてはならないなんて!

だから私は歌の形がほしかった。
それが答えだった。
人の歌は麻薬で、擬似的に満たされるだけで、本当の望みではない。
オリジナルのうんこは出ていないわけだから、堆積した便秘が大変な量になっている。
いや、こいつを胎児と呼ぶならば、塞がれているのは産道だ。
胎盤の中で育ちすぎて、出口を見失ったまま、腹の中からドコドコ扉を叩いていた。

それが過食であり、不眠であった。
2人分の食料を食べることで、母である私に気づかせようとしていた。
朝早く起こすことで、不満を伝えようとしていた。

私の本性である胎児がやっと、外側を司る大人の私に認知された。
その途端、真っ黒で体を掌握しようと蠢いていた胎児は、シュルシュルと小さくなった。
「いらない子」なんて、辛すぎる。親にやられたそれを、自分自身に叩きつけてきた。

でも仕事が大変で、本当にやりたい事なんか中々できないよ。休日に時間とってもさ、疲れて。
だから胎児の存在は都合が悪い。居ない方がうまくいく。大人の立場なら特に。
歌は金を稼ぐのに役に立たない。会社員なら特に。

だから大人の大半は、深部の胎児を忘れて生きる人が多い。
居ないことにされた胎児が干からびて死ぬと、外骨格だけの空っぽ人間に変貌する。
胎児が外側の乗っ取りに成功したら狂ったりする。

あの闇の胎児を外に出して、形を与えないといけない。それが使命だ。
生活はしなければならない。でもどうにかやり繰りして。
外に出してあげたら、どんな表情を見せるだろう。

まだ実生活もままならず、苦しくて会社に行くのも時々嫌になるけど、それは自分で少しは変えられる。
難しい事だらけで、全部上手くやるのは多分不可能で、怖くて怖くて不安だけど。

「知らんがな」と「出たとこ勝負」が今のお守りだ。

端的に言うとお前の子認知しろ騒動だった。
暴れて産まれ出るのが羊の満月なんて、計ったようなタイミングだ。
形を作る。これをずっと模索していく。

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アニメージュ3月号/2017

2017-02-22 20:37:29 | 仕事
アニメージュ3月号/2017にインタビュー記事が掲載されました。
告知は私の仕事ではないが、頑張ってチェックした自分が気の毒なのでささやかに報告。