日々雑感覚書処。

家族の事や趣味な事。日々感じる事をつれづれと。

ありがとう。それしかいえない。

2005-07-11 23:32:03 | 偉大なる破壊王に捧げます。
1995年5月。
深夜に何気なく見たプロレス中継の事を思い出す。
タイトルマッチ。当時V9を達成し最強を誇っていた王者と当時どん底にいた挑戦者。
執拗に挑戦者を襲う襲撃、袈裟斬り、DDT。それはもう一方的なイジメにも最初は見えた。
絶対的な強さを持つ王者。しかし挑戦者はどんなに倒れようとも決してカウント3を許さ
ない挑戦者。

「がんばれ・・・がんばれ!」気付けばTVに噛り付いて声を出して応援していた。
立ち上がる挑戦者を見て、涙が出た。
試合終盤、一瞬の隙をつき今まで耐えてきた挑戦者が怒涛の反撃!フィニッシュ!その体
が宙に弧を描く!!

・・・1!2!3!

爆発する会場の歓声。そして僕は・・・深夜にも関わらず、絶叫していた。

第17代IWGP王者 武藤敬司誕生。破れたのは・・・第16第IWGP王者 橋本真也

プロレスにはドラマがある、感動がある。そこにいきつくまでのすべての過程がプロレスであると僕は思う。それを一番最初にみたこの試合が教えてくれた。

だから今僕は、プロレスファンで良かったと心から思っている。

「破壊王」橋本真也、「天才」武藤敬司、「黒の首領」蝶野正洋・・・闘魂三銃士の時代にプロレスを見れて幸せだったと思う。


「破壊王」 橋本真也  平成17年7月11日逝去。

プロレスを好きになって馬場さんの死、福田選手の事故死、荒井さんの自殺、そして冬木さんの死を見てきた。それぞれが強い衝撃だった。
でも、今回の衝撃はそれを上回ってしまった・・・。

伝えたいことは沢山ある。
でも、一言だけ。ありがとう。あなたの試合を見れる事ができて、幸せでした。今度は天国のリングで、爆勝宣言を鳴り響かせてください。