日々雑感覚書処。

家族の事や趣味な事。日々感じる事をつれづれと。

橋本急逝より1日経過

2005-07-13 01:18:56 | 偉大なる破壊王に捧げます。
聞いた時のショックからなかなか立ち直れません。
奥さんは「そこまで好きだったの?」と聞いてきました。
答えだけいえば「否」です。僕が本当に好きなのは武藤敬司ですし、三銃士内でのランク付けだって武藤>蝶野>橋本です。(同期組でランク付けするならAKIRA>武藤>蝶野>橋本>舟木ですが。)
でも、この10年間、ずっと試合を見てきた人です。馬場さんの時もショックでしたが全盛期をリアルにしらない分今回程ではなかったです。

一度だけ、ZEROONEの試合を見にいった事があります。橋本が急遽欠場して、小川が緊急参戦した時の事です。あの時は「まぁ、これから橋本なんていくらでも見れるだろ」とタカをくくってました。
今となってはなんであの時みれなかったんだ!と後悔しきりです・・・。

かつてF1レーサー、アイルトン・セナが事故死した時に「跳ね馬がセナをつれていった。」という話を聞いた事があります。うろ覚えですが生前セナの事を評価していたフェラーリの創始者、エンツォ・フェラーリが天国で自分のチームにセナを入れようとしたんじゃないか。といった話だったでしょうか。

今回でいえば、「冬木が橋本を連れて行った。」という事かな・・・と僕は思います。

あまりいい話ではありませんが橋本は冬木未亡人、薫さんと不倫関係にありました。(ほぼ確定事項として語られていますがマスコミなどで取り上げられている『同居人』は薫さんでしょう。)
天国のリングではきっと力道山や馬場さんがカール・ゴッチ、ブルーザー・ブロディ、アンドレ・ザ・ジャイアントを相手に激しい戦いを繰り広げています。
冬木自身もホーク・ウォリアーやカート・ヘニング、クラッシュ・ホーリーたちとの戦いに身を投じているでしょう。
でも末期FMWやWEW時代にエンターテイメント路線に拘った冬木です。多分天国のリングにもっと刺激が欲しいと考えたのではないでしょうか。
結果、自分の妻と不倫関係にあった橋本をブッキングして私情の入ったドロドロの遺恨抗争を仕掛けようとしたんじゃないかと。だからブッキングの為に橋本迎えにきたんじゃないかと。そんな気がします。


・・・でもね、冬木さん、そのアングル、現在アメリカでWWEがエッジ-リタ-ケイン(ガチだとここがマット)でリアルタイム進行中ですよ・・・今やっても2番煎じになりますよ。だから、ね、橋本もう少しこっちにいさせてくださいよ。

・・・お願いですから・・・こんなブッキング受けるんじゃないよ橋本もさ・・・

ありがとう。それしかいえない。

2005-07-11 23:32:03 | 偉大なる破壊王に捧げます。
1995年5月。
深夜に何気なく見たプロレス中継の事を思い出す。
タイトルマッチ。当時V9を達成し最強を誇っていた王者と当時どん底にいた挑戦者。
執拗に挑戦者を襲う襲撃、袈裟斬り、DDT。それはもう一方的なイジメにも最初は見えた。
絶対的な強さを持つ王者。しかし挑戦者はどんなに倒れようとも決してカウント3を許さ
ない挑戦者。

「がんばれ・・・がんばれ!」気付けばTVに噛り付いて声を出して応援していた。
立ち上がる挑戦者を見て、涙が出た。
試合終盤、一瞬の隙をつき今まで耐えてきた挑戦者が怒涛の反撃!フィニッシュ!その体
が宙に弧を描く!!

・・・1!2!3!

爆発する会場の歓声。そして僕は・・・深夜にも関わらず、絶叫していた。

第17代IWGP王者 武藤敬司誕生。破れたのは・・・第16第IWGP王者 橋本真也

プロレスにはドラマがある、感動がある。そこにいきつくまでのすべての過程がプロレスであると僕は思う。それを一番最初にみたこの試合が教えてくれた。

だから今僕は、プロレスファンで良かったと心から思っている。

「破壊王」橋本真也、「天才」武藤敬司、「黒の首領」蝶野正洋・・・闘魂三銃士の時代にプロレスを見れて幸せだったと思う。


「破壊王」 橋本真也  平成17年7月11日逝去。

プロレスを好きになって馬場さんの死、福田選手の事故死、荒井さんの自殺、そして冬木さんの死を見てきた。それぞれが強い衝撃だった。
でも、今回の衝撃はそれを上回ってしまった・・・。

伝えたいことは沢山ある。
でも、一言だけ。ありがとう。あなたの試合を見れる事ができて、幸せでした。今度は天国のリングで、爆勝宣言を鳴り響かせてください。