犬もおだてりゃ人捜す

偶然見た「犬あげます」のチラシ。そんな出会いから迎えた子犬が、災害救助犬になったのだ!

もう、あきまへん

2007年07月22日 | 捜索
今日も今日とて、朝6:30に集合で、犬バカ達の捜索訓練に行ってきました。
が・・・・もう、あきまへん。

太陽が顔を出した途端に、暑くて暑くてたまりません。
おまけに風が吹かないので、暑いだけじゃなくてニオイも全くとれませんでした。
割と簡単な設定でやったつもりだったのですが、犬も人もバテているのと条件の悪さで、思うような訓練ができませんでした。
平地では暑いし、山に行けば毒虫がウヨウヨしているし、こりゃ、8月はちょっと考えなくてはいけませんね。

というわけで、来週は海遊びをすることにしました。
水難救助の練習です。
といっても、花にはできません。
なんせ、私がシュノーケリングしていると、背中に乗ってきて一休みする犬ですから。
浦島太郎じゃないっつーの。



39.3℃

2007年07月21日 | お気楽日記
ちゅらのすけのカイカイがなかなか治らないので、先日またまた動物病院にいきました。
シラミはもういないし、真菌症は良くなっているらしいのですがね。
で、人間と同じで、暑くなると痒みも増すので、体温を測ってみましたら39.3℃もありました。
決してインフルエンザに罹っているわけではなくて、どうやらこれがちゅらのすけの平熱らしいです。
道理でやたらと暑がるし、食べても食べても太らないわけだ。
体温は花とは1度違います。

とりあえず、痒み止めの注射を打ってもらいました。
そのせいかどうか、そのあとやたらと頻尿&下痢Pになりまして、恒例の土曜の朝練をお休みしました。

頻尿のせいで、私も夜中に「オシッコ~!!」と叩き起こされましたので、今日は早めに寝ます。
画像は、ハウスにタオルでくるんだアイスノンを入れてやりましたら、快適なのかスヤスヤ眠っています。

明日は、朝練行くぞ~!

必殺技

2007年07月19日 | お気楽日記
今を去ること20年ほど前、ダイナマイト・キッドというプロレスラーがいました。
身長170センチそこそこの小兵ながら、100キロちかいその体は、全身はがねのような筋肉で覆われていました。
もっとも、かなりムリをしたのでしょう、その頃のステロイドの過剰摂取がたたって、現在は歩けなくなっているそうです。

そんなダイナマイト・キッドの得意技のひとつに、ダイビング・ヘッドバットというものがありました。
コーナーポストに登るや、リング中央に倒れた相手の頭めがけて、受身もなしに頭から飛び込んでぶつかるという、どう考えても「自分も痛いだろ!」というリスクの高い技です。
時々、しかけた本人が鼻血を出したり、気を失いそうになったりしていましたね。

で、ちゅらのすけ、このダイビング・ヘッドバットが得意技です。
我が家には、室内にも庭にもコーナーポストはありませんから、ウッドデッキの上からとか、ソファの上から花めがけてこの必殺技を繰り出します。
特に、ソファの上からしかけるときなど、一旦、勢いをつけてソファの背もたれに体を預け、「ロープの反動」を利用して、追いかけてきた花めがけてドッカ~ン!!
ときどき、ゴツッ!と鈍い音がしますが、そんなときは双方ともアドレナリンが出まくっているので、痛くはないようです。

・・・・ハイ、こいつはアホです。もう救助犬はやめて、格闘技犬にします。
ダイナマイト・ちゅらです。
キレて逆毛が立つと、コワイですよ~

闘犬

2007年07月18日 | お気楽日記
闘犬を見てきました。
迫力のある画像ですね。

茶色いほうが「褐色の殺し屋」の異名を持つ2歳のブルマスチフ。
黒いほうは、将来の横綱候補と噂される土佐犬とグレートデンのMIXです。
なんでも、この一戦がデビュー戦だそうで、その割には臆することなく闘志満々でした。

え? 花とちゅらのすけに見える???

おっかしいなぁ、そんなはずは・・・・

オシッコしながら

2007年07月16日 | 捜索
昨日、UPしたら君と同じ設定で花ちゃんです
(音声でワーワー騒いでいるのはちゅらのすけです)

ジャングルに入る前にオシッコをしていますが、その間もちゃんと鼻を使っていますね~。
えらい、えらい。

このところ、皆さん安心して見ていられるようになったので、ここらでまた、捜索範囲を広げるためにも、山に行きたいんですけどね~。
でも、8月頃まではアブやブヨが多いんですって。
そういやぁ大宜味でも、ブヨに6,7箇所刺されて、そのあとカイ~のなんの。

北海道にでも遠征したいなぁ。


子守犬 走る

2007年07月15日 | 捜索
今回の台風ときたら、猛烈な勢いでした。
高速道路だけじゃなくて、一般道まで通行止めになったり、国道の信号機が軒並み同じ方向に曲がったりと、こんなの初めて見ました。

で、いつも練習している城址公園のジャングルにも、獣道ならぬ風の通り道ができていました。
どういう具合か、ここだけ風が強かったんでしょうね。
鬱蒼として、普段はどこから入ろうかと悩む藪に、キレイに道がついていました。
これを利用しない手はありませんから、片手に棒を持ちハブを警戒しながら、私がヘルパーとして隠れてみました。

今日の一番手はちゅらのすけの子守犬「ら」です。
(ちなみに音声でワーワー騒いでいるのは花です。)

台風でストレスが溜まっていたのか、ヤル気満々です。
ジャングルからの吹き上げの風をうまく捉え、「風の道」に入っていきました。
藪の中はほぼ無風だったので、映像には写っていませんが、このあと一度私のそばを通り過ぎているのです。
そして、高所から低所に流れるニオイを捉えて、戻ってきて「ワン、ワン!」と吠えたのでした。

ただの子守犬じゃありません。
捜索だって随分上達しました。
今度はちゅらのすけを背負っていってもらいましょうかね。




性格

2007年07月13日 | お気楽日記
花とちゅらのすけでは、ごはんの食べ方が違います。
花の場合は、硬いものはゆっくりよく噛んで、食べこぼしもなく、食べたあとの食器も洗ったようにキレイ。
ちゅらのすけは、食べるというより吸い込むと言った方が適当なぐらいハイスピードで食べ、あたりは食べこぼしが散乱して、必ず最後には「ゲッェプ~」と大きなゲップで締めます。

で、この性格の違いが、将来捜索においても出てきそうな気がするのです。

飼い主の私が言うのもナンですが、花ちゃんの捜索はとっても丁寧です。
残臭があっても、必ず最後まで確認して、確信した場合じゃないと吠えません。
先日のダンボール箱の訓練でも、ニオイをとったあとで、もう一度箱の風下に回りこんで「よし、やっぱりここだ」と確認してから吠えました。

もちろんまだやったことはありませんが、あれがちゅらのすけだったら、箱の前で2、3回フンフンと嗅いだだけで、「はぁーい、わかりました~」と吠えただろうなと想像がつくのです。

とはいえ、たとえば一山全部を捜索するなんて場合においては、ほんのわずかな手がかりを頼りに輪を狭めていくわけですから、どっちがいいなんて一概には言えないとは思うのですが。
丁寧さも、大胆さも体力も必要とされるわけですから。
そこで問われるのは、犬の性格を見抜いたハンドラーの技量でしょうね、やはり。
う~ん、ますます責任重大。

血統書

2007年07月12日 | お気楽日記
ちゅらのすけの血統書が送られてきました。
実は私、これまでMIX犬しか飼ったことがなかったものですから、血統書なんて見るのも初めてです。
で、てっきりJKC(ジャパンケンネルクラブ)とか書いてあるのかと思ったら、差出人は社団法人 全日本狩猟倶楽部となっておりました。
封書の中には、父母犬をはじめ、ちゅらのすけの代々のご先祖犬たちの名前を記した血統書・・・・ま、もっとも名前だけ見たってなぁんにもわかりゃしませんがね、それと、こんな文書が同封されていました。

「さて、貴殿はこの度素晴らしい猟犬をお求めになりました。
あなたのこれからの狩猟生活に、良き伴侶として活躍してくれるものと大きな期待に、猟野への夢が膨らむものと思います。
どうぞ、何時までも大切に愛育されますよう祈念いたします。
 つきましては、なんたらかんたら・・」

しゅ、狩猟生活?・・・・猟野への夢???
う~む、なにやら縄文人にでもなったような気分です。

こうなると、ちゅらのすけの才能を生かして世の中の役に立つためには、マングースやイノシシ狩りでも教えたほうがいいんでしょうかね?

待て

2007年07月11日 | お気楽日記
どこにでも頭から飛び込んでいくちゅらのすけなので、とりあえず「待て」を教えることにしました。
この性格だと、この先きっと一番重要なコマンドになるだろうと思うからです。
とにかく壊れたおもちゃのように、電池が切れるまで動きつづけるちゅらのすけですから、教えるのは容易ではありません。
本人の感覚からすると「待て」なんて拷問に近いんでしょうね。

救いなのは、このヘコタレない性格です。
アイコンタクトさえできれば、座って待っている間も(とはいえ、せいぜい10秒が限界ですが)ず~っとシッポを振っています。
「何がうれしいの?」と首を傾げたくなるほどですが、このシッポふりふりが将来オビディエンスの間中、続くようにしたいのです。

オビディエンスは花ちゃんのときには、つまんないアドバイスを真に受けて、途中でちょっと失敗して、悪いイメージを植え付けてしまい、取り戻すのに時間がかかっていますから、ちゅらのすけでは失敗したくないんですよね。

あ、それよりも、こいつの場合は何をするかわからないので、オビディエンスが出来ないと命に関わりますから~~!

猛暑

2007年07月09日 | お気楽日記
沖縄はただいま夏真っ只中。
連日、気温は最高33度、最低29度なんて日が続いております。
そんな過酷?な条件下でも、週末の訓練に休みはないのだー

とはいえ、この時期はホントきついのです。
原っぱや林の中に隠れるときには、迷彩柄のポンチョを着るのですが、この迷彩ってやつは人間の目以上に犬の目を欺いてくれるのです。
これを頭からスッポリ被って、生い茂る草の中に身を隠すと、すぐそばを歩いても犬にはほとんど風景と見分けがつかないようで、近くまで来て「あれれ、どこだ?」なんてやっています。
これも九州救助犬協会で教えてもらったことのひとつなのですが、要は「最後の最後まで、目を使わずに鼻で探す」ってことを、犬に教えるためにこんなことをしているのです。
で、この迷彩ポンチョがビニールで出来ていて、全く通気性がないので、暑っついのなんの!!
ひとたびこれを着て草むらに潜むや、滝のように流れ落ちる汗!
プロボクサーの減量もかくやと思われるほどで、蒸し風呂状態で動く事もできず、ただただトランシーバー片手に「はやく見つけてくれ~」と犬に祈るばかりなのです。

でもって、先日は瓦礫捜索の基本練習をしようと、ダンボール箱の中に隠れてみました。
平地捜索ほどはジッとしている時間が長くないものの、やはり暑い。

犬にとっても、あまりに気温が高い日というのは、ニオイはどんどん上昇してしまうので、平地では風があっても見つけにくいこともあるようです。
この先10月くらいまでは、こんな状態です。
ますます体力が要求されるなぁ。