ポエ活

村田活彦 a.k.a.MC長老のブログ。ポエトリー・スラム・ジャパン代表。ラップスクール2期生。

中川家はお笑いのZAZEN BOYZ

2008年04月30日 00時19分49秒 | 演劇/演芸
幕張メッセまで「ライブスタンド」みにいきまして、ええ、あの吉本の。

二日目だけなんですけど。

ステージの漫才やコントを観るのはおそらく初めてだったのですが

その初体験ボルテージを差し引いても

かなりテンション上がりました。かつ勉強になりました。

漫才ってのはネタの中身ではなくかけ合いのグルーヴ感なのではないか、

などということを素人っぽくえらそうに発見した気になったり。

いちばんそれを感じたのはキングコングのときで

「森のくまさん」をふたりで歌おうとするけど何度やっても失敗する

というえらくオーソドックスなネタだったのだけど

実にテンポが良くてのせられて大笑いしてしまったのはつまり

ビジュアル系バンドかと思ってたらタイトなビートで聴かせるやん!

みたいなことでしょうか。

そういう意味でタカアンドトシもちょいルーズなノリが魅力だし、

南海キャンディーズはしずちゃんのまったりとしたベースラインに

山ちゃんの丁寧な上モノがのってる感じが独特だし、

笑い飯の後半ダブルボケになって

無表情のままシュールな世界に暴走していくのはありゃテクノだな。

なかでもずば抜けてたのは中川家で

好き勝手やってるように見えて変拍子で

ぐわんぐわんうねりつつキメがビシッと決まる

なんでこんなに密度の濃いパフォーマンスができるねん!という

まさに向井秀徳的な迫力を感じたのでした。満足満足。





アラフォーとかアラサーとか

2008年04月22日 22時25分22秒 | テレビ
そういう略し方を最近ようやく知りましたが、

こないだ観るとも無しにテレビつけたらやってたのでなんとなく

という流れで「Around 40」を観てしまったのですが、

いやさ、39歳独身の精神科医・天海祐希が

バツイチ弁護士のいい男・寺脇康文から「結婚を前提に…」

なんて言われて喜んだもつかの間

「仕事だけじゃ女性は幸せになれないですからね」とのたまうイケメン寺脇。

カチンとくる天海女史。「やっぱりこの話なかったことにしてください」

そんな分かり易い展開でよいのか。テレビドラマだからよいのか。

というよりですね、本当に優秀な弁護士なら、

相手が39歳で第一線で働くひとで、ましてや医者なら、

その自負というか仕事への誇りとか判るだろう、

そんな失礼なこといわねえだろう、ふつう、と思うのだが

ちがうのかねえ。








映画「靖国」の…

2008年04月20日 23時46分02秒 | ニュース
右翼団体向け試写会という記事を読んで

「やるなあ」という感想なのだが、

いっそ在日中国人向け試写とか

神主さん向け試写とかいろいろやれば

いいプロモーションになるんじゃないだろうか。



ところで一連のニュースを観ていて思うのは、

この映画が「反日」かどうかは観ていないから判断のしようもないけど

仮に「反日」だったとして

そういう映画には文化庁は金を出しちゃいけないのか?

ということだったりします。

政治と文化が全く関係ないとも思わないけど、

政治的主張の如何に関わらず助成しましょうってな懐の深さは

それこそ文化的豊かさだと思うが。どうなのよ。







thank you for your everything

2008年04月15日 00時33分07秒 | ポエトリーリーディング/詩/朗読
ということで

ポエトリーリーディングソロライブ“I Will Survive”

無事終了いたしました。

自分が周りの人たちに助けられてようやく生きておるのだなと

あらためて、つくづく、思った次第でございます。

感謝感激。

帰ってビデオ見たら、次にやるべきこと、やりたことも見えてきまして

今年中にまたライブいたしますからね。

ぜひいらして下さいな。

あらあらかしこ。






ポエトリー・リーディング ソロLIVE

2008年04月09日 22時45分10秒 | ポエトリーリーディング/詩/朗読
さあ、いよいよ間近にせまっておりますので

もっぺん告知しておきます。

ポエトリー・リーディングのソロライブをやります。


◆ポエム主任 リーディング・ソロライブ◆

“I Will Survive”

4月13日(日) 18:30開場 19:00開演

会場 清澄白河・深川江戸資料館レクホール
   東京都江東区白河1-3-28
   都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線
   「清澄白河駅」A3出口より徒歩3分

料金 500円

企画・制作・出演 ポエム主任




ちなみにイベントタイトルの“I Will Survive”というのは
グロリア・ゲイナーが歌った往年の大ヒット曲。

ジム・キャリー主演の『マン・オン・ザ・ムーン』のラストで
この曲が使われているのですが
泣きたいのか笑いたいのか自分でも判らなくなって、ただもう
ものすごい感情の津波が押し寄せる大名場面です。


タッキー走る、春。

2008年04月07日 06時38分36秒 | ポエトリーリーディング/詩/朗読
なんだかとってもニコニコした電話がかかってきて

何かと思えばタッキーこと桑原滝弥から

朗読ライブのお知らせなのであった。

残念ながら私は行けないのだけど告知しますね。

きっとおもろいから。



桑原滝弥LIVE TOUR2008 「舌切りグルメの在りえぬ咆哮」

東京公演 4月11日(金)

会場:ぱちか村 東京都杉並区高円寺南4-6-7 第5日東ビルB1F

JR総武線・中央線「高円寺」駅南口より徒歩5分

TEL:03-3315-5251



このあと名古屋と大阪でもやるらしいよ。









それにしても赤坂サカスって言いにくい

2008年04月05日 23時56分27秒 | 演劇/演芸
このブログであんまりけなすこととかしたくないんだけど

ちょっとあまりにもあんまりだったので、あえて言いたいよ。

「トゥーランドット」。

ひとことでいうなら「なんでこの芝居をいまここでやるのか」

ちゃんと考えたんかい!と問いたいのです。

原典とかプッチーニのオペラとかは西洋からみた東洋なわけで

それを21世紀のしかも北京五輪の年に日本で上演する、

しかも主役には台湾の先住民族出身かつアジアの歌姫と呼ばれてる

アーメイをわざわざ呼んでいるのだから、

そこにはそれなりの新解釈というかメッセージというか

「いまここ」の意義っちゅうものがあってしかるべきだろう、

それが演出というものだろうよ。どうなのよ。



そりゃあ派手な階段舞台とかワダエミの衣装とか

華やかではあるのだけど華やかなだけ、すべてが消化不良で大味な

まさにオリンピック開会式のパフォーマンスといった感じ。

こんなんだったらストーリーいらないやん。

作ってる側が物語の力を信じてないんじゃないかしらん

と思ってたら案の定、プログラムで脚本家が告白するに曰く

「ぼくの書くものは、サンプリング・コラージュ作品」らしい。

それぞれの人物に深みが感じられないのもそのせいなのか。

でも、でもですね、これだけの役者を揃えておいて

それはあまりに勿体ないではないですか。

中村獅童も岸谷五朗も早乙女太一もいちおう設定上は

拭いきれん過去とか激しい葛藤とか可愛さ余って憎さ百倍的な想いとかを抱えた

複雑で悩み多き人々のはずなのにそれが伝わってこないのは

つまらないではないですか。



そんななかで安倍なつみは、

演じる役が最初から最後までただただ一途な女性ということもあるのだけど

歌にも気持ちが上手に乗っていて感情が素直に伝わってきて

さすがモー娘。なっち最高、というのが結論であります。