月が暮れたら
テーブルクロス広げて
地平線をつくろう
並べたグラスやボウルは山と渓谷に
湯気たてたポタージュは湖になる
世界が終わっても
時計は動いている
地球が暮れたら
シーツを広げて
水平線をつくろう
散らかしたシャツや枕は島と半島に
おごそかに僕ら波間におりてゆく
いのちは終わりを知らない物語
ぼくらはひとつひとつの文字
それだけでは意味をもたないから
しっかりと
結び合って
たどり着いた大陸の果て
キスをしたふたりのよだれから
苔や羊歯やサボテンが育つ
夢が暮れたら
ゆっくりと眠ろう
昨日のことも明日のことも
忘れるくらいに
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