inspiration-macrobiotique・随想古事記

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コノハナノサクヤヒメ

2009-08-30 10:54:34 | 季節・週末散歩

一月ぶりに平戸に帰宅してみると、濃くも薄くもないピンク色の芙蓉が満開でした.私はこの花が大好きです.私の祖父は厳めしさで知られておりましたが、その祖父が大好きだった花の一つがこの芙蓉です.もう一つはカイドウの花でした.二つとも祖父とのミスマッチが面白くて印象深く、私も大好きになりました.そしてこの花を見るたびにひらめく言葉が、コノハナノサクヤヒメ・・・・・・木の花の咲くや姫.我らが日本神話に登場するなんとも美しい名前の女神ですが、海幸山幸の母君です.もちろん日本人の花と言えば、桜の花!!桜の匂うが如きお姫様です.でも私には桜より現実的なイメージのこのピンクの芙蓉の花を見るたびにその名前がひらめくのです.

この芙蓉のピンクぶりは本当に‘たおやか’そのものです.近くで見ると花びらの持つ筋まで美しい!!それにこの芙蓉の清純な花は思ったよりしたたか??で厳しい暑さの夏の間ずっと咲いています.月下の美人のようにだらりと醜い姿を曝すこともない・・・・・女の鑑のような花と勝手に決めています.

それからなでしこ寮の前にある酔芙蓉も真白い花を二輪つけていました.こちらは遅咲きで9月が満開でしょう.午前中は清楚な白、午後から段々と頬を染めて夕方遅くには濃いピンクになります.この花のイメージは唐の傾城、楊貴妃です.若き日の楊貴妃と、豊潤な楊貴妃.主人の叔父の庭にあった酔芙蓉に感動して、苗を分けてもらいました.最初苗が小さいうちは、葉がつくとアゲハチョウの幼虫からすっかり食べられて筋ばかりになり育つのかと心配しましたが、今ではかなり大きくなってアゲハチョウの幼虫が食べるより葉が多くなりました.でもこの種はなかなか芽を出しません.ピンクの芙蓉はそこかしこに種を飛ばしてうっかりするととんでもないところに苗ができます.芙蓉の根は深く頑丈で見つけたらすぐに抜いておかないとたいへんです.だから夏の暑い日にもあんなに美しい葉と花をつけるのかもしれません.


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9月教室のお知らせ

2009-08-19 13:14:55 | 教室情報
間もなく8月も終わろうとしていますが、皆様いかがお過ごしですか?ところでいつも私の『勘働き教室』に参加してくださった皆様に、楽しみな情報です.

9,10,11月と3回シリーズで、四国の松見歯科・たま先生のお料理教室をお願いいたしました.9月は第1回:無水煮料理、10月は第2回:煮物料理、11月は第3回:焼き物料理です.きちんとしたレシピも頂けるはずです.どうぞ楽しみにご参加ください.めったにないチャンスだと思います.

第1回 <無水煮の基礎レッスン>

●玄米ライスボール
●季節の野菜の無水煮
        玄米甘酒ソース
        人参ドレッシング
●甘い野菜の豆乳ミネストローネ
●梨のエテュベ

申し込み要件はいつも通りですが、今回のシリーズは各回参加費を3000円とします.

9月26日(第4土曜日)13:00~16:00
参加費:3000円
用意するもの:筆記用具、エプロン、三角巾
各自試食用のお箸を必ずご持参ください.

お申し込みはメールでも結構ですが、初めての方は平戸の自然食品・和み:0950‐23-2566にお願いいたします.初めての企画なので、早めにお知らせいたします.9月にお会いするのがとても楽しみです.
コメント (2)
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