決して羽が生え換わる途中ではなく、もともと羽が退化していて
これ以上伸びることはありません。フキバッタの仲間で、フキを食
べることからこの名前が付いていますが、奄美ではこのホウロク
イチゴの葉やツワブキの葉などを食べているようです。飛べない
ため生息範囲が限られ、口ノ三島(薩摩硫黄島)、トカラ列島、奄
美大島にのみ生息しています。
【島口バージョン】(キシゆむた)
くれぃやVぬ生え換えりゅうどろやあらんてぃ、もとぅもとぃ羽ぬい
なさなとうりょんかなくれぃんまや長っさなりょうらんど。フキバッタ
ぬしじゅおありょうてぃ、フキばかみゅんかなくん名ちなとぅりょうん
じゃが、島なんてぃやくんイショビぬ葉っきゃツィバシャぬ葉っきゃ
ばかどぅんにししゅりょっと。とぅびきらんかなうんどろやいばっさぬ、
口ノ三島(薩摩硫黄島)、トカラ列島、わきゃ島じべりうりょっと。
進化につながると思っていました。例えばオ
タマジャクシがカエルに変化する途中尾は不
要になり、退化します。その代わり両手、両
足が揃います。これで陸上でも水中でも飛び
まわります。
仮説ですが、アマミフキバッタは天敵がいな
かったので飛び立って逃げる必要がなくな
り、羽根が退化したのだろうか・・・?