奄美自然観察記

高のフィールドより

久しぶりの沖永良部島(中)  風景

2011-10-03 18:29:27 | 風景

アカハラダカ観察で行った沖永良部島、そこでみた
印象に残った風景の一部です。


定期船「マリックスライン」で伊延(いのべ)港に着いて、
まずはお昼を食べに行った和泊(わどまり)の街。わりと
人通りは少ないようです。



北部の国頭小学校の庭にある日本一と言われるガジュマル。
翌日は運動会ということで、校庭にはテントが張ってありました。



最北端の波に強い「フーチャ」。フーチャとは、隆起サンゴ礁が
荒波で浸食されてできた「潮吹き噴き上げ洞窟」のことです。





沖泊海浜公園での風景です。上は水が流れ出てくる山裾の泉の
周辺。中は沖泊キャンプ場から海岸に降りるアダンのトンネル。
奥には海が見えます。下は海岸線で、白砂の広い浜です。



島のほぼ中央にある標高189mの越山(こしやま)の山頂にある
モニュメント。巻貝と蝉、少年と山羊、それぞれに強烈に印象を
残します。



越山山頂から和泊の街並みを見下ろした風景。隆起サンゴ礁の島
らしく平坦な土地を利用して花木栽培が盛んに行われています。



紀元1400年ごろ、島が琉球王国のもとにあった頃の世之主(よのぬし)
の墓。重要文化財として鹿児島県の文化財に指定されています。



隆起サンゴ礁の島で大きな川もないため、地下水が出てくる場所を
暗川(クラゴー)と呼び、生活水として大切にしていました。この住吉
暗川もそのひとつで、入り口にはシダ類のホウビカンジュの群落が
垂れ下がり、神聖な雰囲気を醸し出しています。



上の住吉暗川のそばにある高倉。奄美大島の四本柱の高倉より
大きく、柱は九本もあります。屋根の入り口に架ける梯子も丸太を
くり抜いて使った独特のものでした。


5年前の今日

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4 コメント

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ガジュマルの大木は (しら)
2011-10-03 21:57:47
見ているだけでも素晴らしい姿形ですね。
モニュメントもすごく個性的でステキです!
ちょっぴり私の描く絵にも共通するものを感じました。
セミはそのまま登ったら青い、青い空に吸い込まれそうですね。
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モニュメントには絵も ()
2011-10-05 16:27:45
ガジュマルはそばに運動会用のテントが張って
あって、全体の構図はいい写真になりませんで
した。巻貝のモニュメントにはエラブユリの絵
も彫ってありました。
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懐かしい地名です。 (kawasemi)
2011-10-05 17:39:52
高さん
お陰様でブログの文字を150%に拡大して見えるようになりました。
でも新聞の活字はまだ読めません。

沖永良部島といい、和泊は昔行ったことがある懐かしいところです。確か「奄美興発」という砂糖の精製工場でした。私は2週間くらいいましたが旅館に冷蔵庫もない時代でした。
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現在の製糖工場は ()
2011-10-08 19:29:34
和泊から海沿いの道路を南西側に数キロ行った
所に、「南栄糖業」という名前になっていま
す。沖永良部島では現在もサトウキビ栽培や花
木栽培が盛んです。
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