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「勘竹庵」evnc_chckの音楽やそれ以外

音楽の話題が中心になるかもしれませんが日々の雑感など書いていけたらと思っています。

ネタ探し・・・汗(1)

2009-10-16 00:02:56 | 音楽(DTM)
E-WIndの次回テーマ指定は「涙」。今回の三部作の最後を飾るテーマですが、「失恋」「温もり」と順番にハードルが上がって、正直、悩んでいる方、もう開き直った方、悲喜こもごもでは無いかと・・・(笑。

かく言う私も無理やり名作コミック「トーマの心臓」を元ネタに、とりあえず第二作までは何とか既存曲を「大いに参考にさせていただき」ながらでっち上げました。

・第一作
組曲「トーマの心臓」より「これがぼくの愛」
こちらはややバロック音楽、特にJ.Sバッハに代表される対位法音楽を目指しています。ですからJ.Sバッハの「マタイ受難曲」の第一曲「Kommt, ihr Tochter, helft mir klagen(Tochterのoはウムラウト付き)」をアナライズし、声部の動きなどかなり参考にしています。調まで同じです(笑。
因みに冒頭で弦が高音からヒラヒラと弾き流しで降りてくる部分と、中低音でチェロがワシャワシャ動く部分は、実はダニー・エルフマンの「スパイダーマン」を参考にしたのは秘密です(笑。

・第二作
組曲「トーマの心臓」より「ぼくの翼をあげる」
第一作はトーマという少年の死、という衝撃的なオープニングを表現したことから、やや感情的と言いますか人間くささのある曲調であったかと思います。
第二作では元ネタのコミックの本旨である「宗教観」をより強く表現しようと、単一の旋法で主題を奏で、他超声部がそれを飽くまで華美にならない程度に装飾するアレンジを検討しました。交響曲の第二楽章にアダージョを配置するみたいなもんですね。
アレンジのインスパイアは、ポーランドを代表する現代音楽の作曲家H.グレツキの「交響曲第三番」の第一楽章です。「まんまやんけ!」と突っ込むのは大人げ無いです(笑。

で、第三作めです。どうしましょう?
オラトリオの終曲のような華やかなオケとコーラス(合唱)で締めようか?とも思っていましたが、もう少し落ち着いた曲調にしようかと考えています。そもそもコーラスのいい音源がありません。どれも70年代のプログレのようになってしまう音色ばかりです。
場面の設定は純粋な少年が神の愛に気付く瞬間と、これからの人生を神とともに生きていこうと決意する場面を想定する予定です。

例によって既存の巨匠たちの作品を参考にすべく、いろいろ検証した結果で(今のところは)以下の作品を参考にするつもりです。

・H.パーセル
劇音楽「オイディプス」より「ひとときの音楽(Musik for a while)」
・A.マルチェッロ
オーボエ協奏曲 ニ短調 第2楽章Adagio
・フォーレ
レクイエム第5曲 Agnus Deiおよび第7曲 In paradisum

つづく・・・


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