稲垣税理士の いつも笑顔で!

あれこれ思いつくままに。何かのヒントになるといいのですが。

TKC経営支援セミナー2013 

2013年11月22日 | 講師・セミナーご報告
11月12日にセミナーを開催しました。
テーマは『「社長の行動が未来を変える!」~会社を強くする3つのステップ~』でした。
セミナーの後半では、消費税改正に伴う転嫁対策・価格表示などの内容もご説明しました。

セミナー全体を通じてみなさんにお話したのは、

★ 良い結果、良い未来を欲するなら 良い原因を作るしかない
     (因果の法則を認めてその法則が支配することをごまかさない)

★ 良い結果を連続・継続させるには 良い原因を習慣化するしかない

    習慣化 は 長期に傾向を作ること  
    ・・・ 時間がかかることを覚悟する

★ 例えば、会計を活用する
    毎月試算表を見る習慣をもつ
    試算表をいつでも作成できるしくみをもつ
    部門ごと、物件ごとの損益を明らかにする習慣をもつ
    ・・・これだけでも半年かかる。

    これらは、いつも先を考える経営(今を見るから気づきがある)
    金融機関から信頼される経営という結果の原因になります。

★ 社長の行動を変える
    例えば、今日から 何のために事業をするのか?を考え始める
           ・・・答えを見つけるのにも時間がかかります。

    考えること、考えたことを行動で示していくこと
          ・・・生き生きとした社風を作る原因になります。

★ 何のために事業をするか? 社長の意図 を明文化する
    これは、忘れない という結果を得る 原因になっていきます。
    「口頭による指令は忘れられ、文書による指令は守られる」
    自分も、社員も忘れない。これが大事です。
    「何によって覚えられたいか?」を明文化しましょう。

 30年生きても10950日です。
 今日を大切に、良い原因は何かを良く考えて、こつこつと努力を積み重ねていきましょう!


平成24年の「経営革新実務研修会」

2012年07月25日 | 講師・セミナーご報告
明日は豊田市で標記研修の講師をさせていただきます。
もう何年もこの役をお引き受けしていますが、実は講師も研修を受けるのです。
必ず東京に集まって講師団研修を受講します。そしてTKC全国会の先輩方から受け取った最新情報と「情熱」を地域に届けるのが講師の役割です。
今年の研修のテーマは

「社長の経営力・資金調達力の強化を支援する」

です。今年の「最新情報」を知り、「社会や銀行の変化の方向」を知り、「要求される条件」を知り、その上で私たちも変化していく必要があるのです。私たち会計人が変化することにより、そして学ぶことにより、社長さんたちにも変化の必要性を伝達できるのです。

私たち会計事務所は、今まではこんな仕事をしていました。
①日頃から会計の適時な記録のしくみを維持する。
②必要な資料がすぐに提出できるようにする。
つまり関与している企業さんが銀行の融資を受けるときに、試算表や部門別管理表や資金繰り実績表、資金繰り予定表、行動計画書、経営計画書などがすぐに印刷できるお手伝いをしてきました。
さらに③支店長さんの前で、資料の解説をすることもありました。

これからは、そうした資料がすぐ出てくると同時に、(会計事務所ではなく)社長さんがスラスラと説明できるようでないとダメと言われるようになります。会計を自分で理解し、行動している経営者がいる企業こそが、「厳しい内外環境を勝ち抜く自立的な中小企業」とみなされるのです。

そういう企業を支援していこう、そういう企業を増やしていこう・・・という方向性が経済産業省の中小企業政策審議会の企業力強化部会で中間とりまとめとして公表されました。

経営者にとって分かりやすい会計のルールとして「中小企業会計要領」も策定されました。これを理解したうえで自社を説明できる経営者でないと、応援してもらえません。

さらに、銀行では、中小企業金融円滑化法の最終延長の出口戦略の中で、貸倒引当金の計上に伴い、正常先に対する融資も条件が厳しくことが予想されます。そうしたことが予想される現状を理解し、危機感をもって年度末を迎える覚悟が必要です。要するに「実現可能性の高い経営計画」を持たない企業は、融資対象外になるかもしれないのです。

こういう世の中の変化(求められる中小企業の姿)を知った上で準備を着実に行う。いま出来ていなくても、出来るための準備をする。これが私たち会計事務所の重要な仕事になっていきます。

明日からの研修を通じて、この危機感と使命感を、そして私たち会計人こそが中小企業のみなさんを支えるのだという情熱を、受講されるみなさんにお渡しする。それが講師の役割です。丸一日の研修ですが、がんばりますよ。




母の日の教訓  本当に大事なことは何か

2012年05月15日 | 親として思うこと
おとといは、母の日でしたね。
我が家には3人の男の子がいます。彼らの母の日の行動についてご紹介します。

一番下の三男は、かわいい性格をしています。なんというか「うけ」を狙えるのです。彼に聞いてみました。母の日に一番大事なことはなんだ?彼曰く、「ママがよろこぶこと」
さすがに、愛想のいい三男です。そういった彼は、母の好きなお菓子を買ってきました。

次男は、おとなしい子です。感情表現も下手で、なかなか周りの人からも評価されません。目立たないのです。わたしがいつも彼に言うのは、「笑顔で、大きな声で、朗らかに」です。そんな彼が買ってきたのは、花束。「おかあさん、ありがとう」とは言いませんでしたが、照れくさそうにうつむいて手渡す様子は、いいものでした。母親も感じることがあったらしく、あとで、「花束が一番嬉しかった」と言っていました。愛想のない次男ですが、母の手伝いは一番するのです。中学の卒業文集にも母への感謝の言葉が書かれていました。

さて長男はというと、「ほら」という感じで、髪をしばるリボンとチョコレート。「買ってきたからOKでしょ」というのが傍で見てても伝わってくる。子育てを間違えたなあと反省。

こうしたやり取りをみて、父として反省したのは、やはり彼らにちゃんと教えてこなかったこと。

あたりまえのことの大切さを、母の日くらいはちゃんと思い出して感謝の念を伝えることの大切さを教えてこなかった。母の日に何か贈り物をしたりすることの本当の意味は何か考えることの重要さを教えてこなかった。

常に感謝せよとは言わない。
母が子のために努力するのはあたりまえだから。子はお日様の光のようにその愛を受け止めれば良い。自分が親になったときには、自分がお日様になれば良い。

ただ、せっかく母の日という思い出せる日があるのだから、「ああ、有難いことだったな」と思い出そう。そういうことを教えることを忘れていたのは父だった。

もう一度、そういうことを教えていこう。
あたりまえの大切さを教えていこう。


中小企業に対する政策を知り、支援策を知る。そして自分を振り返る。

2012年04月16日 | 経営方針・経営戦略の話題
今日の午前中は、TKC中部会で研修を受講してきました。
中小企業向け支援施策のお話と、中小企業の会計要領のお話です。

今日のお話の中で印象に残ったことを少しご紹介します。
何が印象に残ったか?というと、政策の最近の変化が辿った道筋です。

今日聞いた内容を要約すると、

1. 今までの中小企業支援というのは、主に「中小企業庁」の管轄・担当であった。
2. 資金に関する支援は、信用保証や日本政策金融公庫の特別融資などで対応し、最近ではリーマンショック後の円滑化法やセーフティネット保証などで対応してきた。こちらは、主に金融庁が担当。
3. 1や2の施策を講じてきたが、現在は信用保証先の中小企業の状況は悪化する一方。
4. 円滑化法の延長は、25年3月で終了する。
5.終了後は、経営支援と金融支援を一体で実施することが打ち出された。
6. その方針はどのようなものか?
 「勝ち残る自立的な中小企業」を増やすというのがスローガンになる。
7.具体的にはどのような中小企業か?というと、
  財務経営力、
  資金調達力、
  成長ノウハウ、
  技術力と人材、
  販路開拓力 
を持つ企業が増えるように支援していくということが明確にされた。(中小企業政策審議会の中間取りまとめ)

こういうことが方向性として示されたのであれば、私たち中小企業は「変化すべき姿」に自らを変えていく必要があります。

たとえば、上記7の「財務経営力」をわかりやすく言うと、「会計情報を経営に活かす能力と銀行など外部へ説明できる能力」です。したがって、自社でキチンと帳簿をつけ、自分で読み取り説明できるようになる必要があります。これがそのまま資金調達力になるのです。
私たちTKC会計人は、ここの部分のお手伝いをしていきます。

7のその他の能力への支援は、中小企業基盤整備機構や商工会議所がたくさん用意してくれます。

支援してくれる人たちを活用して、「勝ち残る自立した中小企業の社長」になっていただきたいと思います。

中小企業に対する政策を知り、支援策を知る。そして自分を振り返る。自分に足りないことは何か考えて、「手伝ってくれ」と自ら動き、声をあげましょう。

自ら動くことがもっとも大切です。その第一歩は、そうした情報をくれる研修会に出ることです。

来月14日に春日井商工会議所にて「中小企業支援施策の徹底活用」研修を実施します。
ご興味のある方は、
コチラまでご連絡下さい。研修の詳細をお送りします。
(メールアドレスはこちら↓)
k-inagaki@tkcnf.or.jp

何かないか?

2012年01月23日 | 経営方針・経営戦略の話題
新しい年となってはや20日が過ぎましたね。

経営者の大先輩が新年会で
「今年は辰年です。天に昇る龍のような年、、、になるかどうかは私たち次第。あらゆる企業が何かないか?と考えている現在、自由な発想で次を考え準備を続け、モノにした者だけが生き残ることになります。お互い精進しましょう。」
とご挨拶されていました。

何かないか?

と考えて、セミナーの案内が目に付けば、行ってみる。
面白そうなお店があれば、行ってみる。
変化の激しい国があれば行ってみる。
やってみたいと思えば、やってみる。
聞いてみたいと思えば、聞いてみる。

何かないか?のアンテナをまず張ってみる。

中国の労働者は、旧正月で地元に集まると、積極的に情報収集し、条件の良い企業の話を聞くと、元の会社に戻らず、新しい会社に押しかけるそうですね。
積極的な情報収集の部分は、すごいなと思います。その後の行動力も。
そういう人たちと同じ時代を生きている。
私たちも、情報収集を怠るわけにはいきません。

多くのことは、実は既にきまっている

2011年10月31日 | 親として思うこと
今日、社員とともに昼食に出かけたときに、「貴金属買い取ります」という新規開店の看板が目に付きました。

今後、中国、インド、ブラジルなどの国々の人口がますます増加することが見込まれて、他の国の人口は微減ないしは横ばい・・・と仮定すると、レアアース問題と同様に「絶対に貴金属は供給が不足する=値上がりする」に決まっています。
仮説がその通りなら、値上がりは「既に決まったこと」です。貴金属買取の店を開くということは、実に堅実な発想だと思います。

理容院経営の方とお話したときに、「雨の日はお客が少ないんだよね」と言っていました。雨は実は1週間くらい前から「決まって」います。自然のサイクルの中で、高気圧・低気圧は交互にやってきますから。何もしなければ、「やっぱりお客が来なかった。今日は雨だったからな」ということになります。

もし、「それじゃあ、雨でも来たくなる様にしてみようか」と考えて、そろそろ散髪にくるころのお得意様に、「今週末ご来店の場合、白髪ぞめを50%OFFにします」とメールしたらどうでしょう。本来なら来なかった客が、ご来店くださるかもしれない。つまり、「思ったより客が多い日だった」になるかもしれません。

数年後の、あるいは、数日後の「現実」を「既に決まっている」ようにするには、今日を変えていく必要があります。

大学を卒業するころに、わが息子が、「さわやかな青年」になっているといいなあ。などと父親であれば誰でも願うでしょう。
それを「実は既にきまっている」ことにするには、今日をどう変えましょうか。

さわやかな青年??
あいさつができる。
笑顔が出せる。
その他どんな条件があるでしょうか。

例えば、大きな声であいさつができるだけでも、十分さわやかですよね。
なので、毎日毎日、うざいくらいに親のほうから声をかけてみる。いやいやでもいいから声を出す練習をさせる。こういうこともひとつの方法でしょう。

多くのことは既に決まっています。

決まっている結果を生む今の現象(人口、天気予報、採用の条件)などをよく見て、
それに沿った対応・準備をする。

父は、そういうつもりで、キミに挨拶しているんだよ。






創造性をはぐくむための簡単な心構えと条件

2011年09月05日 | 経営方針・経営戦略の話題
今日お話する内容は、TKC全国会の創設者である飯塚毅先生の著書からのご紹介です。「物凄く伸びる会計人」(TKC出版)という図書のP21からP23あたりに書いてある内容です。経営者には洞察力が必要ですよ・・・というお話の流れの中で、ニューヨーク医科大学のシルバーノ・アリエティーさんという学者さんの「創造力」という本の中に書かれた「創造性を育むための簡単な心構えと条件」が、引用されているのです。これをご紹介します。

第1は 一人でいること (瞑想するには一人でいること)
第2は 非行動性 (ちゃんと立ち止まって考えること 考えるときは動かない)
第3は 白日夢に浸ること (内観と内省を深めること)
第4は 自由な思考へすすむこと (free thinking)
第5は 一見無関係な要素を結合させる
第6は 軽信性 (何事も拒絶する前に偏見を捨て無心で真摯であること)
第7は 過去の苦悩の記憶と内的再現 (過去を覚えていること)
第8は 鋭利な注意力
第9は 修練 (以上の繰り返し繰り返しの体験)

今日特にご紹介したいのは、第6です。
軽信性 をもつこと。この部分の解説をそのまま引用しますと、、、

「ショーペンハウエルに言わせますと、大概の人は40歳前に自己防御能力を身につけてしまうそうです。「この人はうまいこといって私のことをひっかける気だろう」というふうに。「人を見たら泥棒と思え」というふうに常に自己防御を考える。40代までに自己防御能力の成熟してしまった人間と、40になってもまだ自己防御能力のない人間とがあるというのです。そしてだいたい40歳過ぎるまで自己防御の能力がない、常に人にだまされて、人にかつがれて暮らしちゃったと言う人が、実は偉大なる人生を持てる人間なんだと。何事も拒絶する前に偏見を捨て、無心で真摯であることを意味する。ここのところがわからないといかんのですよ。」

引用して引用して、、わかりにくいかも知れませんが、

例えば
1.拒絶したくなったら、
2.一瞬にして内観し、
3.「自己防御による拒絶なのか、本来拒絶すべき内容だから拒絶しているのか」を考えよということです。

人間の心というのは、こういうところがややこしい。

正しいことを言われても、あの人に言われたら素直に聞けるけど、「あの人には言われたくない」ということありますよね。

意外なほど、自分の心には「ワナ」(先入観・自己防御)が潜んでいます。

そのワナを日頃から排除しておく。先入観が前に出ないように準備しておく。
一人でいる時間をもつ。とか、立ち止まって考えてみる。とか。
自由に考えてみて「オレって変なこと考えるよな。フフっ」と笑ってみたり。

そういうことをやってみると、発見や、出会いにつながると思います。

そういうことをやっておかないと、本当に大切な出会いを捨てることになるかも知れません。(大切な出会いを拒絶するのは、変化を恐れる自分の心が原因かもしれない)
自分の優位性を保つには、それは許容できない。。。とか。
親や、社長は、間違いを認めることが難しいですから。

例えば、「会計システムを変える」ということは、以前の選択の間違いを認めることですからね。なかなか難しい。
しかし本当なら、
「君子過ちてあらたむるに憚ることなかれ」です。

拒絶は、
拒絶すべきことなのか。
それとも
自己防御なのか。
よく自分の心を覗いてみましょう。


経営革新実務研修の講師として

2011年07月23日 | 経営方針・経営戦略の話題
今年も夏がやってきました。夏になると私の所属しているTKC全国会では経営革新実務研修という研修会を全国で開催します。会計事務所の職員さんなどが受講して、顧問先企業へアドバイスや情報提供の準備をするのです。

今年の大きなテーマは「経営改善の支援」
そして受講者の方々に訴えたのは、「経営者の主体的な取り組みを促すこと」です。

子供に例えると、夏休みの宿題を自分からすすんでできるような子は、やはり少数派です。
同様に世の中の社長さんでも、今日の仕事は当然やりますけど、宿題のような明日の備えはなかなか出来ないものですね。

ですから私たちができることは、

1 気づいてもらう。
  課題を認識してもらう。
  (資金繰りの危機感であったり、魅力の減少であったり)
2 対策を考えてもらう。
  (対策はあくまで本人が考えるようにしてもらう。もちろん事例やヒントはどんどんご提供する。)
3 実行してもらう。実行が継続するよう、あきらめないように励ます。

といったところです。

私たちTKC全国会の会計人は、運がいいことに、既に毎月社長さんとお会いする習慣が出来ている。ですから、わりと気さくにお話ができるし、しょっちゅう会っている。ですから、1から3は割と簡単です。
私たちが忘れないようにすればいいのですから。

金融庁の監督指針も変化してきた。ということは、銀行の態度も変わってくる。その未来予想を「認識」していただいて、顧客のみなさんに、「銀行に選ばれる企業」へちゃんと進化していただくようにする。私たちの仕事はそういう仕事なんですね。







わざと突拍子も無い提言をする

2011年06月27日 | 社員さんの成長を願って
NHKのEテレで、「仕事学のすすめ」と言う番組を見ました。
登場していたのは、はやぶさでおなじみの川口さん。

予算も時間も制限のあるプロジェクトを進める上でのいろいろな工夫を教えていただいたような気がします。

NHK出版でもテキストを出しているようなので購入して読もうと思います。
(ネットで申し込みが出来ました)

放送の内容でひとつ印象に残ったのが、会議の進め方。

この会議がすべてだ。とおっしゃっていました。
困難な制限(予算・時間・技術・人材)の中で、最善策を見つけるためには、全員の知恵を集めるしかない。
そのために、会議ではみなの意見がすべて出てくるようにしなければならない。

どうすればよいのか。

この会議以外に意思決定のしくみは無い。ということを理解させている。とかおっしゃっていましたが、一番印象的だったのは、

『わざと突拍子もない提言を川口さんがする。』ということでした。

リーダーが自由な発想で発言する。
これがどれほど重要であるか。
遠慮しなくていいんだ。ということをまさに実感できる。

真剣だったんだなと思いました。サンプルリターンを実現するということに対して、真剣に考えたんだな。と思いました。この真剣さこそが貫徹力なのだなと感じました。





教訓を活かす

2011年03月30日 | 税理士事務所を探している方へ
このたびの震災におきましては、被災者のみなさまには掛ける言葉が見つかりません。
一日も早く復興されることを祈念します。

震災の報道を通じ、いろいろな教訓が見えてきましたね。
これをきちんと活かしていくことこそ、生きている者の務めであるように思います。

 例えば 油断しない こと。

原子力を推進する上で、「安全」を言い続け、
結果として自分たちも「安心」と思いこむ。
危険を忘れるが故に熟知した者が現場に配置されないことになり、
有事の即応力を失う。

 人間は誰でもこの繰り返しかもしれません。
 だから、誰かを責めるのではなく、今後の自分の教訓にし、忘れないようにする。
 同時に、「人は忘れる」「人は油断する」という前提で、忘れても大丈夫な仕組み作りを心掛ける。

 誰かが一人くらいは必ず鐘を鳴らすような。
 助け合えるような。
 責めて、責めて、追いつめるだけでなく。

 ごめんなさい。うん。お互い気をつけよう。
 忘れてはだめじゃないか!ありがとう。気付いてくれて。

 そういう風でありたいと思います。