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いなば路快速の日記帳

鉄道ファンの管理人が日々の出来事・雑感などを綴っていきます。

日本の貨物列車・タキ2100形の車高下げ

2014年09月27日 | 鉄道模型のあれこれ

今回は貨車模型ネタの話です。

ちょうど1年ほど前から週刊で「日本の貨物列車」というパートワーク雑誌が発売されています。
貨物列車の走るレイアウトを作るというコンセプトのもとに毎週Nスケールのミニチュアが付録で本誌についてくるというものですが、
建物や線路などの部品だけでなく貨車の模型が付属する回もあり、結構マニアックな選定の車両がマニア心をくすぐってきます。


今回はその付録貨車のひとつであるタキ2100形の車高を下げる工作を行いました。
左が車高下げ加工後のもの、右は加工前のものです。
加工前の車両はタンク体の上辺の高さがあり、台車周りもすき間が目立ち腰高な印象を受けます。
今回の加工は製品オリジナルのTR41台車をKATOのTR41(タキ3000形など用)のASSYに交換し、
それにあわせて車体側の台車中心軸をプラパイプで作り直すというものです。


裏返して台車をはずしたところの写真です。左が加工後、右が加工前です。
製品オリジナルの台車中心軸を切削して除去し、同じ位置に直径3mmで穴あけ、
その穴に現物合わせで適切な長さに切り出した外径3mm、内径2mmのプラパイプを植え、これを新たな台車中心軸としました。
そして、中心軸の根元に車高微調整と回転安定性確保を兼ねて外径6mm、内径3mm、厚さ0.5mmワッシャを2枚重ねで取り付け、
台車のカプラーポケットと干渉しないように中心軸から端梁方向に伸びている台枠表現を削り取りました。

最後にプラパイプとワッシャを目立たないように黒く塗り、新しいKATO台車を取り付け。
台車を止めるビスにはオリジナル台車のそれを流用し、セルフタッピングでねじ込みました。


KATOのタキ3000形(中央)と並べてみました。
この写真では微妙に見えますが、左の加工後の車両はタキ3000と車高がおおよそ揃いました。
というか、ワッシャによる車高調整のときに台枠高さ基準でタキ3000に揃えたのでした。
右のオリジナルよりも台枠と台車の間隔が狭まり、黒染め車輪の効果により足回りが引き締まって見えるのもよいです。
(ちなみにオリジナルの台車は独特の車軸・軸受け部の形状のため、KATOやTOMIXの黒染め車輪は無加工では取り付け不可です)


この車高を下げたタキ2100形は日本石油(旧社紋)仕様ですが、
最近はKATOからタキ3000、タキ9900、タキ35000とガソリン専用タンク車の日石仕様が発売されているので
それらと組み合わせて遊ぶのも楽しそうです。

同一所有者でいろいろな石油タンク車が揃うと、地方の小規模な油槽所とその引込み線のセクションでも作ってみたくなりますね・・・。



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