展示方法について

2年半ぶりにおこなった個展が終了したばかりなのですが、写真の展示方法について新しい方法を試しています。



こんな感じで写真を壁に貼り付ける方法についてです。
写真の展示ができるギャラリーでは、その展示方法にいろいろ制約があります。というのは各ギャラリーの壁面は展示後現状復帰しないといけないので、壁面への固定方法が制限されるわけです。どのギャラリーについてもNGなのは強力な両面接着テープです。一方粘着性の少ないテープはほぼOKですが、ごく軽いもの以外は展示中に外れるという危険があります。
その中で意外にOKなのが、養生テープです。養生テープは粘着力もさほどありませんが、はがしたとき接着した面に糊が残こりにくいようになっています。テープ自体は両面テープなどに比べ幅広なので、接着力の弱さを接着面積でカバーできます。

ということで、まず壁に養生テープを貼ります。これに両面テープで写真を貼っても良いのですが、今回はマジックテープを使います。両面テープだと展示終了時に持ち帰るときに煩わしいと思ったからですが、今回やってみて貼り直しも容易なことがわかりました。



1週間ほど様子を見たのですが大きな問題はなさそうです。数日雨の日が続いたので、写真用紙が伸びて浮き上がることがありましたが、この程度であれば許容範囲だと思いますし、必要であればさらにマジックテープを追加することもできます。

写真展アンケート結果

7日までおこなっていた写真展ではオンラインでアンケートをおこないました。
21名の方から回答いただきました。

まず写真展をどこで知ったかには

想像
アンケートを書いてくださる方はやはり知人が多いので、想像通り本人からの連絡という方が多かったです。ただ別のギャラリーの写真を見てという方はいらっしゃるので、各ギャラリーに置いてもらうのはそれなりに有効だと思いました。近くのギャラリーについては開催の直前か、直後にもう一度回るぐらいはしないと効果薄いかも知れません。またアンケート以外でも、案内はがきを見たのでという方も数名いらっしゃったので、こちらも大事にしていきたいと思いました。（まあ次回どうなるかはまったく不明ですが）

好きな写真はという問いに関しては、前回以上に分散した感じです。実は会場でもお話しを聞けた方には、こちらで用意した8種（途中から10種）から1枚選んでもらったのですが、こちらもかなりバラバラでした。

満足度については、アンケートを書いてくれたのは知人が多いこともありますが、まあ満足していただけたようです。


以下皆さんの感想です。皆さんの言葉を励みに、これからも写真撮っていこうと思いました。アンケート書いてくださった方々ありがとうございました。
・瑞々しい感性を維持されておられるのはすばらしい！
・地道な営みが再び形になった（認められた）ので良かったです。IIIも期待しております。
・どのお写真もとても素敵でしたが、個人的に特にお気に入りの「around」のお写真は、穏やかで心地良い気分の時に視界に収めた景色がそのまま再現されているような感じがして、とてもあたたかい気持ちになりました。また個展を開かれる機会がありましたら、ぜひ伺いたいと思いました。素敵な時間をありがとうございました。
・数見さんの目が何をどんなふうに見ているのかを、プリントやフレームのつけ方など変化をつけて最高の状態で見せてくださり、わくわくしました。
どのシリーズも素晴らしいですが、今回のFace特に気に入りました。タイトルがまた素晴らしい❗そして作品に合わせたいろいろなプリントタイプもいいですね。
・「おもしろい」という着眼点を取り入れたいと思いました。色々とお話を聞けて楽しかったです。ありがとうございました。
・どれもすばらしい内容です。対象物を観察し、光を読み取っておられます。鯉のスローシャッターには驚きました。よく歩いているのがわかります。日常の美しさを再確認させていただき、うれしかったです。
・友達共々とても楽しく拝見させていただきました。視点を変えれば何処にでも写真の素材がある事が分かりました。また紙によっても雰囲気が変わりますね。1週間お疲れ様でした。無事終わりほっとされた事と思います😊
・数見さんの写真は色彩豊かで1枚1枚が美しいですね。特にaround14の写真は何か懐かしい感じがして大変好きです。
・私の感性と重なる写真展で出会えてよかったです。
・ひととき、違う世界に行ったような時間が過ごせました。美しいもの、不思議なものに見とれました。
素晴らしい作品でした。
・とても素敵でした。また次回訪れたいです。抽象的な感じがとても好きです。着目点が素敵です。
甲乙つけがたく気に入った写真が複数有ったのですが、アンケートで選択できないのが残念でした。
・Face、Stream、Around、3シリーズともに日常の中からの発見出合いの写真です。
・Face、Streamでは、制作意図というベクトルが、作者から鑑賞者に強く向けられていますが、Aroundは「このように見て欲しい」という明確なテーマを持っていません。そのベクトルの弱さが鑑賞する側に自由を与え、身構えることなく各自の探求心の赴くままに作者が体験した現実世界に入っていくことができます。
・今後の作品制作活動に期待しています。数見さんの世界を作り続けてください。
・視点に感心。ボケが美しい。

写真展終了

今日で写真展無事終了しました。
ご来場いただいた方、ありがとうございました。

展示作品が2回落下したこと、搬入時に角を傷めたこと、傾きを直していて落としてしまったこと、印刷が少し傾いてしまったのに気が付かなくてそのまま展示してしまったこと、A4のプリントで1枚間違って違う画像のプリントを持ってきてしまったこと、等々いろいろミスはありましたが、今できることをやりつくせたという充実感はあります。
特に写真用紙をそのまま貼り付けた展示は後半になると見苦しくなるのではと心配していたのですが、なんとか最終日まで展示できたので、この展示方法で行ける自信のようなものができました。
faceのタイトルはあった方が良かったかどうか、良く写真を見ている複数の方から指摘がありました。また案内はがきの写真「何が写っているの？」という問い合わせが多かったのは意図通りでしたが、写真展全体のイメージとズレていないか？という指摘もありました。このあたり時間があったはずなのに、十分検討できずに進めてしまったところもあり、このあたりは反省材料です。

入場者数は6日間で135名、想定していた数よりかなり少なかったです。ただ今回は、学生時代の部活動仲間、会社に入って初めのころの仕事仲間、仕事の内容が大きく変わって悩んでいたころの仲間、そして会社を辞めたときの同僚たちと懐かしい人と会うことができました。また写真を通して知り合った方々が来てくれて、本当にじっくりと写真を見てくれたこともたいへんうれしく思いました。本当に楽しい時間でした。

今年は実はそれぞれ別のグループで、グループ展に参加する予定です。（いずれも横浜市民ギャラリーあざみ野でおこなわれます）それぞれで自分にとっては新しい試みをおこないたいと思っています。その検討内容もこちらにアップしていく予定です。

写真展来ていただいた方々

2月1日から行っている写真展、やっと半分過ぎてあと3日です。
来場者数は82名、2021年9月に同じ会場でおこなった「散歩の途中で」展では前半で91名でしたのでちょっと少なくなりました。コロナも落ち着いたのでもっと増えるかと思ったのですが意外でした。
ただ前回以上に、いろいろな人の話を聞けたのは良かったです。また今回はコミュニーケーションスペースに全作品のA4サイズのプリント（こちらはデータ付き）を置いたのですが、熱心に見てくださる方が数人いらして嬉しかったです。

今回もアンケートおこないました。まだ13名と数は少ないですが、まあ満足いただけているようです。


アンケートでは好きな写真も聞いているのですが、これぐらいの数だと分散してまだ傾向はわかりません。

写真展始まりました。

今日から写真展。久しぶりに満員電車での行き帰りで少し疲れました。


実は昨日、タイトルカードを1枚作り忘れていて今日貼りました。タイトルカードはこのfaceのセクションにだけつけています。ここは人に「見立て」た写真なので、何に見立て化を表すタイトルカードをつけています。

今日の来場者数は22名、ざっくり半数ぐらいはギャラリーの常連さん、5人ほどが今回メールやDMを見て来てくれた方、たまたま表の看板を見て来てくれた方もいらっしゃいました。コロナ明けでもう少し入場者が伸びるかと思ったのですが、それほどでもありません。
ただ熱心に見てくださる方が何人もいて、いろいろお話もできて楽しい時間を過ごすことができました。

写真が一晩だけでもカールしているので最終日まで持つかちょっと心配です。冬場の乾燥をちょっと甘く見ていました。

準備完了

いよいよ写真展本番、ギャラリーシリウスでは作品の展示作業やライティングは指定業者（フレームマン）の方が行ってくれます。
3時から前の方の撤収が始まって3時半ぐらいから展示作業が始まりました。写真の裏にゲタをつける作業に手間取ったり、レイアウト図面がわかりにくかったりしてどうなることかと思ったのですが、そこはさすがにプロ2時間ほどで展示ができました。







2024 年 2月 1 日 （木）～2 月7 日（水）日曜休み　10:00~18:00 最終日は15時まで
新宿御苑前　フォトギャラリー「シリウス」
数見二郎写真展「散歩の途中で Ⅱ」です。
皆様のご来場お待ちしています。

写真の展示

（また投稿し忘れてしまいました。）
良く写真展でソファが置いてある場所に、ポートフォリオというか、ブックレットが置かれていることがあります。内容は展示作品そのものや、過去の作品をまとめたなどですが、今回の展示会場は隣の部屋にわりと広いスペースがあるので利用したいと思い次のような展示をおこなうことにしました。



会場でもこんな感じで放り出した感じで置くつもりです。順序をきめて見るのではなくて、自由に選んで手に取って見てもらえばと思います。

<script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"></script>

作品のデータは裏面に記載しています。

搬入準備

写真展まであとわずか、搬入の確認をおこないました。というのは額装する12点はすでに、シリウスに持って行って業者が額装して当日搬入してもらえるのですが残り40点は手持ちで持ち込む予定です。なので持てる範囲にパッケージできるか確認しました。

残りの作品のうち36点はクリアファイルに入れて運びます。

開いているのがA2サイズ、奥にあるのがA3ノビサイズのクリアファイルです。A2サイズまでは汎用的なクリアファイルが（割高ですが）存在します。各写真は1mm厚のスチレンボードに留めてあり、ボードの裏にはマジックテープをつけてありますが、こちらも薄いタイプなので、クリアファイルには十分入ります。


こんなふうに荷造り用のゴムバンドで止めました。

残りの4枚はこちらのポスターフレーム「オストレッチ」に入れます。
オストレッチ ポスターフレームの専門ショップ 【パネルデポ】 （本店）
こちらのポスターフレームは廉価なこともあり、額と違って箱はついていません。そこで写真面にダンボールを挟み、2枚をこちらも荷造り用のゴムバンドで止めました。


これをダンボールに先ほどのA2サイズのクリアファイルと一緒に入れました。


本当はこのダンボールにA3ノビも入れたかったのですが、ちょっと無理そうだったのでそちらは1回り小さなダンボール箱に、ゲタと一緒にいれることにしました。まあなんとか持って歩けるようにはなりそうです。あとは荷物が２つになってしまったので当日雨が降らないことを祈るばかりです。

カタログ発注

会場で配布する写真カタログはWebで公開している内容（パワーポイント互換のグーグルのスライドで作成）をそのまま印刷する予定です。自宅のプリンタで印刷しようと思ったのですが、プリンタの印刷はかなり時間がかかることがわかってどうしようかと悩んでいたのですが。
こちらの「チラシ激安パック」が安いということを教えてくれる人がいて、試してみることにしました。
激安商品特集｜【イロドリ】｜印刷通販

[商品名]チラシ激安パック
[用紙]コート90kg
[出荷までの日数]5日（印刷日数：5日）
[種別]両面フルカラー
[部数]300枚
[単価]2,128円

1枚7円ぐらいなので、自宅プリンタで印刷するよりはずっと安価です。ただパワーポイントの原稿をプリンタの4in1の割り付け機能を使って両面に印刷するつもりだったので、そのような原稿を作らなくてはなりません。これが意外に手間でした。何かもっとスマートな手段がありそうな気もしますが、パワーポイントからPDFで出力し、これをPhotoshopで開いて、Photoshop上で割り付けて、JPEGで出力しました。

この2枚を両面で印刷してもらい、自分で2つ折りして配布する予定です。2つ折りもオプションで頼めるのですが、値段も倍近くしてしまいます。

今回はいろいろ楽に写真展できる方法を試していますが、Webで公開したものをそのまま印刷するというのも、その一つです。前回の個展では別々に作成したので、修正時たいへんでした。ただ今回は予想外の手間が発生してしまったので今後の課題ですね。

写真展準備 タイトル

写真展の準備を進めています。作品の準備は一応できているのですが、どうも何か忘れているような気がして落ち着きません。
今日は作品につけるタイトルをプリントしました。


薄いスチレンボードで裏張りした方が、見栄えは良さそうですが、手間を省くため名刺サイズの用紙にプリントします。
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A4サイズで印刷して、手で裏紙から外すと名刺サイズに印刷できるという仕組みです。

今回の展示では額装した12枚の写真にのみタイトルをつけるつもりです。