JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「フランキーの宇宙人」

2010-04-22 | 映画(DVD)
「奇想天外シネマテーク8 SF・ファンタジー編」

「フランキーの宇宙人」1957年 日活 監督:菅井一郎

境田君(フランキー堺)は宇宙に憧れる科学青年。
一メートルでも宇宙に近づくため煙突掃除夫になった。
ある夜彼は奇怪な空とぶ円盤をみて仰天、
一方ロケット界の権威木下博士(菅井一郎)も円盤を発見し東京夕陽新聞に連絡したが相手にされず・・・
フランキー堺演じる宇宙人はクローンで生まれるためみんな顔が同じ。

フランキーのコメディという事で鑑賞前の期待が大きすぎましたか・・・

で、結局フランキーっていったい何役だったの?
当時の技術の限界で宇宙人(正確に言うと人工衛星人)は皆、フランキーの顔かというとそうではない。
宇宙人ダンサーの一隊の中にフランキー顔のダンサーが交じっているという按配。
そこが面白い。

冒頭の木下博士のピカ一号打ち上げ失敗で「予算が足らんかったか」に爆笑。
大いに期待したものの全体的にギャグの完成度は並
ギャグ担当は永六輔と神吉拓郎とクレジット。

フランキーは七変化でさすがに芸達者なところを見せる。
境田君の風貌やギャグの使い方は往年の無声映画を意識した作り。
煙突掃除の煤が安部記者(安部徹)に降り注がれたり・・・

しかし、肝心のジャズ・ドラマー、フランキー堺によるドラムセッション、眠ってしまって見落としてやんの。
意味ないじゃん、自分。

人工衛星人の星に招待される場面でのテレビ番組。
このあたりは当時のパロディーが盛り込まれているような気がするけど、そんな昔のテレビ番組では解らない。

他愛もないコメディの中でフランキー堺とお嬢さんの高友子の熱烈な接吻シーンもある。
いつだってこの四角い顔の男はモテモテなのが不思議だけれど、嫌味がないので許されちゃうんですね。

ま、結局のところ夢落ちなんですけれど・・・
ドラム見たかった。

銀座シネパトス

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