JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

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「ストーンズ・イン・エグザイル ~「メイン・ストリートのならず者」の真実」

2010-07-19 | 映画(DVD)
「ストーンズ・イン・エグザイル ~「メイン・ストリートのならず者」の真実」2010年 米、英 監督:スティーブン・キジャック

1971年春、ローリング・ストーンズは税金亡命者(tax exiles)としてフランスに居を構えるため、イギリスを離れた。キース・リチャーズはカンヌ近くのコートダジュールにあるネルコートという別荘に暮らし、そこでストーンズの名作「メイン・ストリートのならず者」のほとんどの曲のレコーディングが行われた。本作では、ストーンズのメンバー自身の言葉と、イギリスを離れていた時期の膨大な未発表アーカイヴ・フッテージを基に、最高傑作とも評されるこのダブル・アルバムについてのストーリーを明かしていく。

ストーンズの中でも「メイン・ストリートのならず者」にはあまり良いイメージがない。
中学の時、友達に借りて聴いた。「ダイスを転がせ」「ハッピー」といったシングル・ヒット曲の入った2枚組ということで期待したけど、なんだか賑やかなばかりでパっとしない。この経験がローリング・ストーンズの良さを知ることを遅らせてしまった。

再発売のために当時の未公開スチールや映像を編集。しかもミックやキースへのインタビュー、マーチンス・コセッシら著名人の太鼓判付で再発CDを大いに盛り上げようという魂胆。
ストーンズならそんな魂胆にコロっと引っかかっても悔しくない。
ただ、これだけのアーティストですから未発表の映像なんてゴマンとあるんでしょうな。いちいち発表されて商売にされたらたまらんけどな。

40年近く時を隔てて南仏のスタジオを訪れるミック・ジャガーとチャーリー・ワッツ
W杯の観戦に来ていてもサッカー選手以上のオーラ出しまくりのミックもいいけど、チャーリー・ワッツ爺さまが良い良い。
アコースティックなキースにミックの声、ライブ映像を見ているだけで嬉しくなる。

それにしても、あのピンポン玉を3つ頬ばっって赤塚マンガのような顔になってる黒人が気になってしょうがない。
この映画ではジャケット制作の経緯も紹介されている。買ってきた写真集と8ミリフィルムによる写真撮影。でも赤塚マンガの黒人の真実は不明。

カジノ・ブルースの歌詞作りのシーンなんかの編集がロックであり、ストーンズであり、カッコ良いのなんの。

コカイン、マリファナ、ジャックダニエル、下着の女・・・・

ドラムとサックスだけの「ハッピー」って良さそう。

さて、37年ぶりに2枚組を通して聴いてみよう。好きになれるかもしれない。

渋谷 UPLINK FACTRY


「メイン・ストリートのならずもの」
EXILE ON MAIN ST.



1. Rocks Off
2. Rip This Joint
3. Shake Your Hips
4. Casino Boogie
5. Tumbling Dice
6. Sweet Virginia
7. Torn And Frayed
8. Sweet Black Angel
9. Loving Cup
10. Happy
11. Turd On The Run
12. Ventilator Blues
13. I Just Want To See His Face
14. Let It Loose
15. All Down The Line
16. Stop Breaking Down
17. Shine A Light
18. Soul Survivor



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