JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ラスト・ワルツ」

2010-06-05 | 映画(DVD)
「第三回爆音映画祭」

「ラスト・ワルツ」1978年 米 監督:マーティン・スコセッシ

1976 年11 月25 日サンフランシスコ。この時この場所で行われたフェアウェル・コンサートでザ・バンドの16 年の活動に終止符が打たれる。B・ディラン、N・ヤング、 R・スター……ロックの輝かしい星たちとの共演を通して彩られる「ラスト・ワルツ」の、M・スコセッシによるザ・バンドと音楽への愛が込められたドキュメント。

今の今までこのザ・バンドのライブ映画を見ていないなんて我ながら不思議・・・
学生の頃、趣味の合う友人2,3人で飲んでご機嫌になると最後はI Shall Be Releasedを合唱してお開き・・・なんて今考えると恥ずかしいけど。カラオケのない時分の話です。
今年のシアター・イメージフォーラムでのボブ・ディラン特集も上映時間を間違えるドジで見逃してる。よほど、縁がないのかと思っていたら嬉しい爆音上映。

私の中のI Shall Be ReleasedのベストはBob Dylan's Greatesu Hits VOL.2に収録されてるやつだけれど、友人は「やっぱりラスト・ワルツ」って言ってた。

“THIS FILM SHOULD BE PLAYED LOUD”
爆音のために作られたかのようなフィルム。

ザ・バンドの曲って完成度が高くて良いのだけれど、反面飽きる気がする。事実、短期集中的にロック・オブ・エイジズを聴いたくらいで終わってる。
でもやっぱり懐かしさが込み上げます。

イベント柄か、お若い客が多いのが嬉しい。

ロビー・ロバートソンの企画とはいえ、随分しゃしゃり出てるんだな。当時、メンバーとの不協和音が取りざたされていた。
インタビューからザ・バンドの裏番は髭ガースである事を再認識。
ライブの準備期間が少なく、決して良い出来になくて編集で音を相当加工しているとかありますが、久しぶりのザ・バンドを堪能するのに何が問題でありましょうか。むしろドキュメントの側面より、作り物として仕上げた音楽として、映画の意味があるというぐらい。

ドキュメントなら当日の客席のパーティー・シーン(ワルツを踊ったりしたそうだ)にもカメラを向けて欲しかったけど。スコセッシの興味は完全にステージ上みたい。

このライブに集まった豪華ゲストの面々。
ニール・ダイヤモンドは出てくるだけで何故か笑っちゃいますが・・・
まだフォークのお姉さんだったジョニ・ミッチェル。男の世界の中の佇まいが素敵。
ニール・ヤングの完全に逝っちゃってる顔・・・
マディ・ウォーターズの横顔。後ろでマニッシュ・ボーイのリズムに合わせて上下するロビー・ロバートソン。
ギタリストとしてのエリック・クラプトンの手垢ストラト。
いつの時代もカッコ良いディランもオシャレハットで2曲。

やはり、マディー・ウォーターズの存在感ですね。
めぇぃ~ん、
めぇぃ~ん、
めぇぃ~ん、と泣き、唸るフーチー・クーチー

渋めのステージに明らかに浮いた感じのど派手Tシャツで登場のロン・ウッド。
あんなに目立つはずなのに、I Shall Be Releasedの時、何処行っちまいやがった?トイレ?

さて、そのI Shall Be Releasedでの大団円。We Are The World状態なわけですが・・・
そんなに良くない。

爆音の迫力で聞いても、私の中でBob Dylan's Greatesu Hits VOL.2を超えることは無かったですね。



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