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JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「海女の化物屋敷」

2009-02-25 | 映画(DVD)
60周年記念
新東宝大全集~60年60日60作品+α~

「海女の化物屋敷」1959年 新東宝 監督:曲谷守平

巨万の富が眠る海底の墓地を巡り怪事件が起こる怪奇サスペンス。婦警の恭子は親友・由美の頼みで恋人の野々宮刑事と海女へ向かう。由美は父の自殺後、変死した兄嫁の亡霊に悩まされていた。恭子たちは海洋大学教授らをあやしむが…。

シネマヴェーラの異形妄執特集で見逃した作品。早くも再上映の機会を得た。
今回の特集垂涎ものだがデジタル上映が多いのが気になるところ。劇場大画面だけでも満足すべきでしょう。(DVD高いし)

この作品はデジタル上映のクレジットなし。

まずはオープニング。怪しすぎ。
スチール画像でなく生身の役者さんによる人間彫刻。海女姿での無理な体勢での静止の苦労に思わず笑ってしまう。

今まで海女モノには興味を示さず食わず嫌い。だってTVとかで本物の海女さん(オバハンにオバアサン)見ていたら興味沸かぬのも仕方ないでしょ。良く考えるとそこを女優さんがやるとなるわけで話は別なのか?
主演の二木恭子(三原葉子)は海女じゃないんですけどね・・・
股上深めの海女さんスタイルにやや安心(安心してどうする)
約束通りの浜辺キャットファイトなどを楽しみつつ・・・
加代(万里昌代)の吊り目海女。
ワカ(山村邦子)は美人海女だけど海女姿なしで発狂。
恭子の親友、お嬢様は(瀬戸麗子)は前半、海に潜らず幽霊に出会う度に失神。お嬢様だから海女はやらないかと思いきや、そこは海女のお嬢様、後半では海女スタイルで潜ってくれます。

三原葉子さん、お顔がずいぶん福よか。
恋人の菅原文太と岩場でラブ・シーンに水木教授(沼田曜一)に「お楽しみですね」と冷やかされる。
文太さん「イアな奴だな」と言うけど、それは仕方ない。
そうです、この映画、沼田曜一大活躍です。
特に後半は独壇場。悪は滅びるわけですが死に方がマヌケ。ミイラに銛を射られたという形を作って・・・

対する三原葉子もお色気で対決。
あんなに「人殺しは嫌だ」とグズっていた水木の手下も三原葉子のシュミーズ姿に幻惑、一瞬のうち殺人鬼と化してしまう。男の欲望と女の魔性の恐ろしさですか?

エログロ娯楽作品として楽しみ所は押さえている映画。

シネマート六本木

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