JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

都美セレクショングループ展

2017-07-04 | 展覧会・博覧会
「バベルの塔」展を見た後に疲れを取るふうに無料の企画展示を見て歩いた。

第6回都美セレクショングループ展 2SCHEDULE
新しい発想によるアートの作り手の支援を目的とした、公募による展覧会。



「境界を跨ぐと、」

奥の方のスペースに彫刻の人形が何体か寝転がってて、蹴飛ばしたくなる。ふぅ~んてな物だが作者の夢に関する短文が添えられていて面白かった。その奥にアンケート用のテーブルが設けられていて、なんとこれも作品の一つだと主張してる。見たところ特別、変わったところには気付かなかったが・・・。おやおや。
絵ではシンメトリーの都市風景の上空で燃えている1万円札のものが面白かったが、迫力で押されるような作品が好みなので食い足りない。



「切断芸術というシミュレーション・アート展」

「芸術で無いものを切断すると芸術になる」作品や商品を切断して上下や左右を入替るコラージュの基本中の基みたいなもんで、中高生の頃この遊びに熱中した時期を思い出す。ただまっ二つにして入替えるだけで何か芸術やら新しいものの発見といった感覚はちと厳しい。極めて観念的ですね。古い自転車をぶった切って置いてあるのは面白い。高価なブランド・スポーツ車もぶった斬って欲しい。
「切断芸術」という命名の面白さの割に・・・



「エピクロスの空き地」

なんだろこれ、何でも芸術って言ったもん勝ちか?
昔行った芸大祭を思い出したら、作家さんのほとんどは芸大出身だった。
「役割」「成果」の内実を疑い、そこから斜めに逸れる」空き地作りを試みる。という説明を読み少し納得。言葉の力を添えが無いと感じ取れないのは見る側の問題か、作品コンセプトの限界なのか。知らんそんなもん。

入口の展示にスノードーム状の球形に小さな樹脂製人形を沢山入れ、時折舞い上がる仕掛けにしてあり、それをスライドプロジェクターでシルエットを投影する作品。万華鏡や覗きからくりみたい、否、科学館展示っぽい。こういうのは子供が見ても面白い。ずっと飽きずに見る事できますね。









各展フラッシュ、三脚使用不可ながら撮影OK
そっか、動画撮影すれば良かったんだな。

暇つぶしには最適なんて思ってると気付けば次の予定に間に合う時間がとっくに過ぎてた。
まぁ、疲れたからいいか。帰ろう。
ビリー・ホリディ見たかったな・・・

各展6日までです。




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