「ルビッチ・タッチ!」
「生活の設計」1933年 米 監督:エルンスト・ルビッチ 35mm上映
Design for Living
売れない芸術家、劇作家志望のトムと画家志望のジョージ、そして広告デザイナーのジルダは、セックスなしの約束で共同生活を始める。果たして、彼らは紳士協定を守れるのか!?同じ女性を愛する二人の男と一人を選べない女性という三角関係を、ルビッチお得意の洗練されたセリフ回しや洒落た小道具使いで見事に演出。
今回の特集チラシの表紙を飾っているルビッチの傑作って事で鑑賞。
冒頭の列車客室での似顔絵を描く段から一気に意気投合した3人が途中駅で語らいながらストレッチの如く行進。発車ベルでまた列車に飛び乗るなんて楽しく洗練されたシーンに期待も高まり、評価のハードルも一気に上がっちゃったかな。
トム(フレドリック・マーチ)とジョージ(ゲイリー・クーパー)、男2人が同居しているむさくるしいアパートにジルダ(ミリアム・ホプキンス)が訪ねてくる。付け焼刃の掃除は椅子を動かせばゴミが現れ、ソファに倒れこむと猛烈なホコリ・・・、ホコリを気にもしないジルダが好感。
微妙な三角関係、ジルダは芸術の母としてトムとジョージを一人前にしてみせる辣腕マネージャーというかアゲマンか?
男特有の感情(2人の異性を同時に愛する)に芽生えたジルダのミリアム・ホプキンスは、美人というより可愛いタイプだけれど、どうにもお軽く、クルクルクルクル浮気性・・・
「極楽特急」にも出ていた方ですね。ケイ・フランシスの存在が無いだけに満足度が下がる。ごめんなさいよ。
ロンドンでの成功からトムが帰ってきて、古いタイプライターが最初のころは整備されていたが次第に怠られ錆付いてる。チンとベルを鳴らして、「ベルは鳴るは」からのお熱いラブ・シーン。
結局2人を振る形になってしまったジルダ。広告会社社長プランケットとの結婚前夜。トムとジョージが中国から送った小さな花鉢にジルダは、「バカにしてる」と蹴っ飛ばすも、気を取り直して崩れた花を元に戻す・・・・
寝室から不機嫌に出てきたプランケット氏が再び蹴散らす・・・。
このように洗練された好きなシーンは数多くあるのだけれどね。
紳士協定は守れず一人の男を選択することができなかったジルダ、結局ニ人の男と再紳士協定。この微妙な三角関係のバランスがもっとも三人に合ってるって事でしょうか。
しかし、約束の「セックスなし」はいったいどのあたりまで守られていたのか?未だに守り通しているのか?それによって随分印象が違ってくるよ。
古い映画のためその辺の描写は皆無ですのでご想像にお任せ?
そんな下衆な事を想像するのはルビッチ作品鑑賞の邪魔にこそなれ・・・、で・す・よ・ねぇ~。
ゲイリー・クーパーの若さに価値あり。
シネマヴェーラ渋谷
「生活の設計」1933年 米 監督:エルンスト・ルビッチ 35mm上映
Design for Living
売れない芸術家、劇作家志望のトムと画家志望のジョージ、そして広告デザイナーのジルダは、セックスなしの約束で共同生活を始める。果たして、彼らは紳士協定を守れるのか!?同じ女性を愛する二人の男と一人を選べない女性という三角関係を、ルビッチお得意の洗練されたセリフ回しや洒落た小道具使いで見事に演出。
今回の特集チラシの表紙を飾っているルビッチの傑作って事で鑑賞。
冒頭の列車客室での似顔絵を描く段から一気に意気投合した3人が途中駅で語らいながらストレッチの如く行進。発車ベルでまた列車に飛び乗るなんて楽しく洗練されたシーンに期待も高まり、評価のハードルも一気に上がっちゃったかな。
トム(フレドリック・マーチ)とジョージ(ゲイリー・クーパー)、男2人が同居しているむさくるしいアパートにジルダ(ミリアム・ホプキンス)が訪ねてくる。付け焼刃の掃除は椅子を動かせばゴミが現れ、ソファに倒れこむと猛烈なホコリ・・・、ホコリを気にもしないジルダが好感。
微妙な三角関係、ジルダは芸術の母としてトムとジョージを一人前にしてみせる辣腕マネージャーというかアゲマンか?
男特有の感情(2人の異性を同時に愛する)に芽生えたジルダのミリアム・ホプキンスは、美人というより可愛いタイプだけれど、どうにもお軽く、クルクルクルクル浮気性・・・
「極楽特急」にも出ていた方ですね。ケイ・フランシスの存在が無いだけに満足度が下がる。ごめんなさいよ。
ロンドンでの成功からトムが帰ってきて、古いタイプライターが最初のころは整備されていたが次第に怠られ錆付いてる。チンとベルを鳴らして、「ベルは鳴るは」からのお熱いラブ・シーン。
結局2人を振る形になってしまったジルダ。広告会社社長プランケットとの結婚前夜。トムとジョージが中国から送った小さな花鉢にジルダは、「バカにしてる」と蹴っ飛ばすも、気を取り直して崩れた花を元に戻す・・・・
寝室から不機嫌に出てきたプランケット氏が再び蹴散らす・・・。
このように洗練された好きなシーンは数多くあるのだけれどね。
紳士協定は守れず一人の男を選択することができなかったジルダ、結局ニ人の男と再紳士協定。この微妙な三角関係のバランスがもっとも三人に合ってるって事でしょうか。
しかし、約束の「セックスなし」はいったいどのあたりまで守られていたのか?未だに守り通しているのか?それによって随分印象が違ってくるよ。
古い映画のためその辺の描写は皆無ですのでご想像にお任せ?
そんな下衆な事を想像するのはルビッチ作品鑑賞の邪魔にこそなれ・・・、で・す・よ・ねぇ~。
ゲイリー・クーパーの若さに価値あり。
シネマヴェーラ渋谷
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