JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「大江戸性盗伝 女斬り」

2013-10-02 | 映画(DVD)
「妄執、異形の人々傑作選」

「大江戸性盗伝 女斬り」1973年 日活 監督:藤井克彦

般若の面をかぶって女性を狙う辻斬りが出没する江戸、博打で借金まみれの新次郎は、辻斬りに襲われた綾という人妻を助けたことがきっかけで彼女と恋仲になる。綾は新次郎に夫を殺して金と自分を手に入れればいいと持ちかけて・・・。

時代劇セットや美術が優れる日活ならではの時代ポルノ、・・・なんだけど例によって所々眠ってしまったでないの。
いきなり男装の梢ひとみと町娘(やや年増)宮下順子のレズシーンで楽しませるのだけれど、もう眠い。
バテ気味。疲れてんなぁ。

シネマヴェーラ紹介文によると、「大胆な省略、回収されない伏線に呆気にとられる事必至」とあるトンデモ作品らしいが、「あれ?何でそうなるの、あの話とか設定はどうなったんだよ」という思いの何処までが制作側自体のトンデモ度で何処までが鑑賞側自体の見逃しだったのかが良く解らない。
こういう作品ほどしっかり起きてなきゃダメじゃん。という奴だ。

いづれにしてもポルノなので般若面の辻斬りに襲われた女たちは一様に女の喜びを知り虜となってしまうようです。

覚醒したラストで綾の小川節子と新次郎の褥に侵入してきた宮下順子ですが、「私にもしもの事があれば真相の手紙が奉行に渡る手はずに云々」の常套句は刺される前に言わなきゃ意味ないでしょ。
「もっと早く言ってよ」てなもんです。
綾の方も「はったりよ!嘘に決まっている」と言って新次郎にとどめを刺させるしかないもんね。

今回は小川節子、宮下順子の裸が見れただけで良しとするしかありません。

シネマヴェーラ渋谷

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