JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「成功した男」

2016-03-06 | 映画(DVD)
「キューバ映画特集 革命映画から映画革命へ」

「成功した男」1986年 玖 監督:ウンベルト・ソラス
UN HOMBRE DE EXITO

1930年代から革命期まで、時代ごとの権力者に取り入りしたたかに生き抜いたプレイボーイの生き様を痛烈に皮肉ったドラマ。イタリアの作曲家ルイジ・ノーノが参加、他にも革命前のキューバ音楽、マンボやプレスリーのナンバーまで取り入れた音楽構成も魅力で、ソラス監督の円熟を示した。

やはりキューバ映画にはこてこてのキューバ音楽を伴うと盛り上がるってもんです。ベタですまんけど。
次から次へと晩餐会パーティー・シーンの多い事。
例によって途中、ちょっと睡眠時間となったが・・・

プレイボーイの兄(髭)と革命に一途に突き進む弟(髭無し)。





リタというキューバ熟女がかなりインパクトあり良いのですよね。
政権がどっちに転んでも情報には価値があり金になるという諜報活動の親玉(?)の愛人の立場でありながら若き主人公とロマンス。これがなかなかにエロい。特に鏡に向かってるシーンの情感半端なし。
演じるデイジー・グラナドスという女優は調べると若い頃のキューバ美人ぶりも麗しいので若い時代の作品も見てもたくなります。





女中(?メイク担当)と一緒になって愛人と貶し合う帽子ファッションの件が面白いです。
個人的に物語半ば、キューバの情勢に翻弄されこの中年2人が退場してしまうのが物足りない感じ・・・
弟の婚約者から、結局は兄の方と結婚する真面目そうな嫁では、いろんな意味で物足りない。この人も徐々に老けていき、やがては熟女になるのですがメイクですので。

ところが今度は後半、主演兄弟の母親がいい味を出してくる。当然エロとは全く関係の無いところではありますが、息子を失った涙がせつない。
キューバの熟女、恐るべしといったところ。

権力者に取り入り生きた男の結末は推して知るべし・・・







京橋 
東京国立近代美術館フィルムセンター小ホール

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