JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ガラスの家の暴力少女」

2015-11-24 | 映画(DVD)
「小沼勝 わが映画人生」

「ガラスの家の暴力少女」1984年 TVドラマ 監督:小沼勝

優等生だった娘が小5で突然登校拒否になり・・・。母親の顔を踏みつけ、包丁を振り回し徹底的に家を破壊する暴力描写、錯乱して自傷する姿があまりにも凄まじい。娘の言いなりに眉毛を剃って厚化粧する母を大空眞弓が体当たりで演じた衝撃の二時間ドラマ。「積木くずし」から始まった非行少女・家庭内暴力ドラマ・ブームが行き着いた究極の一作。

最近シネマヴェーラさんは監督特集の際にTVドラマを持ってきて上映するという事をやる。
観る機会があまりないのでよろしい事だが、事、小沼勝監督なら、もっとポルノ作品を見せてほしい気持ちになる。と言うか、こんなドラマも撮ってたのね。二本立てだからついでに見た。

当時、映画を観てない時期だったのに、何故か「積木くずし」を観に行った。そんな時代・・・
このような少年の問題は当時も今もありますが、取り巻く環境、周囲の認識はずいぶん変わったよね。
多かれ少なかれ、思春期の子は問題を抱えてますので、ちょっと身につまされる所があるのですが・・・
父親の若林豪が今一つ解っていないところや、結局、母親が苦労するってのが、ね・・・

大空真弓に関しては今まで良い印象が無いのですが、ここでは頑張ってました。あのメイクと赤髪はカッコ良かった。
画像を探したのですが、流石にありません。女優歴の中でも燦然と輝くメイクですので是非UPを・・・
もちろん裸にはなりません。

それと意外と普通の女の子っぽい娘役の新人が良かったです。
近所のおばちゃんの天地総子、あの厭な感じのキャラは定番だけど重要ですね。

エンディングの母親のモノローグ、過去形なのが意味深。
まだまだ大変な事が起きそうです。

凄いTVドラマでした。

シネマヴェーラ渋谷

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