結局、この映画、劇場で見る事になりました。迷っていたんですが。
思ったとおり見に行って正解でした。
古きハリウッド・ミュージカルを意識したようなオープニング・タイトルからワクワク。
映画の雰囲気をなんとなく知って、ストーリー概略に興味を持ち原作を読んでみたわけですが、それなりに面白かったけど、ちょっと思惑違い。そんな人なら十二分に楽しめる。
映画と原作は別物との考えを持つようにしていますが、通常は原作の方が良い事が多い。しかし、この題材は思ったとおり映画によってより魅力的になっています。
あの原作をファンタジックな映像とミュージカル仕立てにした中嶋監督に拍手。
原作を読んで松子から活劇的な物を感じ取り、ひらめいた瞬間、原作より面白くできると確信したようです。アッパレ!(この方、たまたまTVで見た「世にも奇妙な物語」で「ママ新発売」を撮っていた方なんですね。あの作品とっても衝撃的で、もう一度見たいと思っているんです。)
主演の中谷さんとのゴタゴタがあったようですが、中谷さんは原作のファンで
「このような波乱万丈の人生は女優であれば誰でも演じて見たいもの」と思い、自分にその役が回ってきてはりきっていたわけですから、シナリオ読んで混乱、現場での監督との食い違いは当然。また、そのエピソードによりこの映画が作品以外の部分でも話題性を持つようになった様子。
純粋な原作ファンには不満が残るかもしれませんね。
やっぱり歌の場面が素敵なのですが中でも愛人を尾行しながら電車の中で歌う中谷美紀がお気に入り。
劇団ひとり・・・いいじゃないですか。そのうち主演映画も観てみたい。
悲惨な人生を、あくまで楽しく軽く扱う所が良さそうだ。と思っていましたが、決して軽いだけじゃないですね。こんなにキラキラファンタジックなのにとても重い気持ちになるものがある不思議な作品。
弟と再開するたびに家族が減っていく。家を捨てた松子(しかも、何やってんだかの人生)には辛すぎますね。
ストーリーは以外と原作に忠実でしたね。徹也の靴下の穴も捉えていたし。
あの原作、松子の一生を超スピード感覚で表現。原作を読んでから観たので返って素直に楽しめたのかも。
原作より良いのは引きこもり後。原作ではここから面白くなるのにあっさり書いていました。光GENJIにはまるシチュエーション、お見事。
嫌だったのは、事件の加害者が何故か原作より若い・・・衝撃度を増したかったのか、最近の世相を反映させたのか、いづれにしても受け入れ難く、嫌な気持ちになった。
そして、もう一つ良かった事。
この映画、久し振りにかみさんと見たのです。
Hero-Nは幼稚園のスポーツ・クラブの遠足でした。
映画デートなんてHero-N生まれてから一度もありませんでしたから・・・
情報無しで観た彼女「ずいぶん、わかりやすい話だったね」との事。女性から見るとどうなんでしょう。
「ある意味、私の方が不幸だわ」なんて言われたらどうしよう・・・なんて思ったりして・・・
満足のご様子でなにより。
7月2日
渋谷 シネクイント
人気blogランキングへ 5歳の笙くんが可愛いんですよ
思ったとおり見に行って正解でした。
古きハリウッド・ミュージカルを意識したようなオープニング・タイトルからワクワク。
映画の雰囲気をなんとなく知って、ストーリー概略に興味を持ち原作を読んでみたわけですが、それなりに面白かったけど、ちょっと思惑違い。そんな人なら十二分に楽しめる。
映画と原作は別物との考えを持つようにしていますが、通常は原作の方が良い事が多い。しかし、この題材は思ったとおり映画によってより魅力的になっています。
あの原作をファンタジックな映像とミュージカル仕立てにした中嶋監督に拍手。
原作を読んで松子から活劇的な物を感じ取り、ひらめいた瞬間、原作より面白くできると確信したようです。アッパレ!(この方、たまたまTVで見た「世にも奇妙な物語」で「ママ新発売」を撮っていた方なんですね。あの作品とっても衝撃的で、もう一度見たいと思っているんです。)
主演の中谷さんとのゴタゴタがあったようですが、中谷さんは原作のファンで
「このような波乱万丈の人生は女優であれば誰でも演じて見たいもの」と思い、自分にその役が回ってきてはりきっていたわけですから、シナリオ読んで混乱、現場での監督との食い違いは当然。また、そのエピソードによりこの映画が作品以外の部分でも話題性を持つようになった様子。
純粋な原作ファンには不満が残るかもしれませんね。
やっぱり歌の場面が素敵なのですが中でも愛人を尾行しながら電車の中で歌う中谷美紀がお気に入り。
劇団ひとり・・・いいじゃないですか。そのうち主演映画も観てみたい。
悲惨な人生を、あくまで楽しく軽く扱う所が良さそうだ。と思っていましたが、決して軽いだけじゃないですね。こんなにキラキラファンタジックなのにとても重い気持ちになるものがある不思議な作品。
弟と再開するたびに家族が減っていく。家を捨てた松子(しかも、何やってんだかの人生)には辛すぎますね。
ストーリーは以外と原作に忠実でしたね。徹也の靴下の穴も捉えていたし。
あの原作、松子の一生を超スピード感覚で表現。原作を読んでから観たので返って素直に楽しめたのかも。
原作より良いのは引きこもり後。原作ではここから面白くなるのにあっさり書いていました。光GENJIにはまるシチュエーション、お見事。
嫌だったのは、事件の加害者が何故か原作より若い・・・衝撃度を増したかったのか、最近の世相を反映させたのか、いづれにしても受け入れ難く、嫌な気持ちになった。
そして、もう一つ良かった事。
この映画、久し振りにかみさんと見たのです。
Hero-Nは幼稚園のスポーツ・クラブの遠足でした。
映画デートなんてHero-N生まれてから一度もありませんでしたから・・・
情報無しで観た彼女「ずいぶん、わかりやすい話だったね」との事。女性から見るとどうなんでしょう。
「ある意味、私の方が不幸だわ」なんて言われたらどうしよう・・・なんて思ったりして・・・
満足のご様子でなにより。
7月2日
渋谷 シネクイント
人気blogランキングへ 5歳の笙くんが可愛いんですよ
>事件の加害者が何故か原作より若い・・・衝撃度を増したかったのか、最近の世相を反映させたのか、いづれにしても受け入れ難く、嫌な気持ちになった。
私は原作を読んでいないのですが、あれは見るからに
中学生?だったのでしょうか?
すごく哀しくなりましたよね・・・。私も時代なのかなぁ?と思いつつも涙が出ました。
しかし!!私も見に行って良かったデス♪
思わぬところからのトラックバック!
びっくりして覗いてみました。
同感です。
「嫌われ松子の一生」は
かなりエポックメーキングな作品ですよね。
なんといっても、あれだけ飽きさせずに
畳み掛けるように見せてくれる邦画って
あまりなかったように思います。
「松子」への共感も高いと思います。
もう一度、映画館に足を運びたい映画ですね。
トラックバックありがとうございました。
TBありがとうございます。
原作読んでませんが、原作もまた良いらしいですね
光GENJIは、映画オリジナルだとか?
ミュージカル化といい、その辺の感覚が良い味で?
ではでは。
原作の事を少し悪いように書いていますが、原作には原作で映画には無いいいところもありますよ。
読んでから見るか?見てから読むか?
確認のために読んでみるのもいいかもしれませんよ。
bozzo様
音楽の優れた映画に駄作は無いと考えています。
音楽が良ければ再三再四の鑑賞にも堪えられますね。
これは映像も良かったし。
スナッチャー様
原作からイマジネーションした中嶋監督もすごいけど、イマジネーションさせた山田宗樹さんも偉い。ってとこでしょうか。
機会があればご一読ください。
皆様、ありがとうございます。
今後もよろしくお願いします。