JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「毒婦お伝と首斬り浅」

2011-02-19 | 映画(DVD)
「エロ・グロ・純情/東映カルトプリンス 牧口雄二の世界」

「毒婦お伝と首斬り浅」1977年 東映 監督:牧口雄二

借金のかたに売りとばされた娘・お伝は、泥棒稼業の青年・市太郎と意気投合。チンピラ、尼僧も仲間に加えた、強盗と殺人の旅の果てに──。ポンチョファッションもイケてるお伝・東てる美が、馬車を駆る!銃をぶっ放す!稀代の毒婦・高橋お伝を主人公にした「ボニー&クライド」風の青春犯罪ムービー。

牧口監督といえばエロ・グロだと思っていたけれど、これは「純情」?
青春犯罪映画として、何やら爽やか。
毒婦お伝と首斬り浅の逸話(もちろんまったくのフィクション)

今まで、なかなか拝む機会に巡り合えなかった、東てる美の美乳が拝めるだけでも嬉しい。
その東てる美の魅力に満ちた作品となっています。
博打好きの父親に売り飛ばされそうになった所を助けてくれた恩人、浅右衛門(伊吹吾郎)へ操を捧げる田舎の垢ぬけない生娘の姿から、市太郎(槙健太郎)と組んで村を脱出、上京以降、徐々に洗練された良い女になっていく変化の様が素晴らしいです。

お召し物の方もポンチョ・ファッションといった西洋風になってくる。



浅右衛門との再会。妻子のあるのを知って、見を引く純情。

途中から仲間に加わる色情尼僧(橘由紀)とチンピラの松助(広瀬義宣)4人キャラによる強盗殺人の道中も愉快。

ドンパチアクションで仲間が死んでいく中、捕らわれたお伝。
雪降る刑場で目隠しのうえ斬殺される事となったが、流石のお伝も「死にたくない!」と逆上する。斬首の役に任じられていたのが首斬り浅こと浅右衛門。
逆上するお伝の目隠しを取ってやる。処刑人が恩人の浅右衛門と知ったお伝は感謝の言葉を述べて観念する。・・・おお!なんという人情噺的展開。

思い残す事は無いかと問われ、愛する市太郎の墓を海の見える場所(海を渡る夢を語り合った)にと答えるお伝。

道中、飯屋で鍋をつつく市太郎が東てる美の名入れ手ぬぐいを前掛けにしている。こういうあからさまな洒落っ気は嫌いじゃない。と言うかこの時代に東てる美の名入れ手ぬぐいが登場してもまったく違和感なく、あらためて良い芸名だなと思ったりして・・・。

おっと、そうそう、今回の川谷拓三は山田浅右衛門を捕えに来る官憲としてチョイ出演。相変わらずやられっぷりが素晴らしいです。

エログロを期待して見ると肩透かしではあったけれど、実は牧口監督作の中でも出色の1本なんじゃないかな。

この頃の東てる美の出演ポルノはもっともっと見たい。

ラピュタ阿佐ヶ谷

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2 コメント

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Unknown (マンタ)
2014-04-25 16:56:52
http://002.shanbara.jp/70s/view/1343548063361.jpg
このグラビアは怖い顔をしています。
返信する
Unknown (マンタ)
2014-04-25 22:46:07
http://002.shanbara.jp/70s/view/676614.jpg
手のすきまから白い前張りが見えてます。

毒婦お伝は東映チャンネルで見ましたが
東てる美のヌードは上半身だけでしたね。
返信する

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