「妄執、異形の人々Ⅳ」
「怪談片目の男」1965年 東映 監督:小林恒夫
財産と会社を奪おうとする妻や主治医、専務らによって殺された富豪の晃一郎。しかしその後、死んだはずの晃一郎らしき男によって、悪人たちは次々と命を落としていく。果たしてその男とは兄の復讐に燃える晃一郎の双子の弟なのか、それとも…!?
またしても西村晃の怪奇物。当然西村晃に期待が高まる。しかし、今回はやや低調に感じた。
怪談といっても幽霊と思われた西村晃が殺された復讐のために打ったトリックでした。そのトリックはまたしても双生児。心中「お前、また双子かよ」と激しく突っ込み入れちゃいました。
最初は何故西村晃の幽霊が神父姿なのか判りませんでしたよ。
自分を裏切った者を脅かして復讐しようという執念はかなり手の込んだ事をしてくれます。
特に浴槽で自分を溺れさせ殺した(実は死んでなかったんですが)妻(中原早苗)とその愛人(川津祐介)の抱擁写真を浴槽に浮かばせるとか、幼い洋子の持つしゃべるお人形を上手く使って驚かせたりとか・・・・
西村晃の印象が薄く感じてしまうのは脇役が個性的だからかも。
中原早苗の若妻悪妻ぶり、目の化粧が印象的。
川津祐介は、まあ、相変わらずいつもの役どころだけれど・・・
三島雅夫です。会社の専務で秘書と出来ているんですが社長に横領の罪を擦り付け殺します。(実は死んでなかったんですが)
最近、三島雅夫という役者の個性に魅了されております。
「雁の寺」ではさほどでもなかったのですが・・・・あのバカ笑いが腹黒くて良いです。
怪談ではなくミステリーだった事に不満は残るものの、後半のたたみかけるようなドンデン返しの連続はなかなか小気味良いものがあり楽しめます。
あまりにドンデン返しが続くので幼い洋子までもがと・・・、まさかそんな事はありませんけど。
シネマヴェーラ渋谷
「怪談片目の男」1965年 東映 監督:小林恒夫
財産と会社を奪おうとする妻や主治医、専務らによって殺された富豪の晃一郎。しかしその後、死んだはずの晃一郎らしき男によって、悪人たちは次々と命を落としていく。果たしてその男とは兄の復讐に燃える晃一郎の双子の弟なのか、それとも…!?
またしても西村晃の怪奇物。当然西村晃に期待が高まる。しかし、今回はやや低調に感じた。
怪談といっても幽霊と思われた西村晃が殺された復讐のために打ったトリックでした。そのトリックはまたしても双生児。心中「お前、また双子かよ」と激しく突っ込み入れちゃいました。
最初は何故西村晃の幽霊が神父姿なのか判りませんでしたよ。
自分を裏切った者を脅かして復讐しようという執念はかなり手の込んだ事をしてくれます。
特に浴槽で自分を溺れさせ殺した(実は死んでなかったんですが)妻(中原早苗)とその愛人(川津祐介)の抱擁写真を浴槽に浮かばせるとか、幼い洋子の持つしゃべるお人形を上手く使って驚かせたりとか・・・・
西村晃の印象が薄く感じてしまうのは脇役が個性的だからかも。
中原早苗の若妻悪妻ぶり、目の化粧が印象的。
川津祐介は、まあ、相変わらずいつもの役どころだけれど・・・
三島雅夫です。会社の専務で秘書と出来ているんですが社長に横領の罪を擦り付け殺します。(実は死んでなかったんですが)
最近、三島雅夫という役者の個性に魅了されております。
「雁の寺」ではさほどでもなかったのですが・・・・あのバカ笑いが腹黒くて良いです。
怪談ではなくミステリーだった事に不満は残るものの、後半のたたみかけるようなドンデン返しの連続はなかなか小気味良いものがあり楽しめます。
あまりにドンデン返しが続くので幼い洋子までもがと・・・、まさかそんな事はありませんけど。
シネマヴェーラ渋谷
「片目の男」はまたすぐ(10月30日)新文芸座の中原早苗深作欣二特集でかかりますよ。
ご都合が合えばどうでしょう・・・。
こちらの特集も観たい物が多いのですが新文芸座はワンデーなのでスケジュールが難しいんですね。