「痴漢宅配便」

祝！「おくりびと」アカデミー賞外国語映画賞受賞！
PINK&BLACK　滝田洋二郎監督作品特集レイトショー

「痴漢宅配便」1985年　日活　監督：滝田洋二郎

宅配屋・秋良は、ダッチワイフの山の中から上京してきたばかりのかわいい本物の女の子、マコと出会う。マコの祖父が遺産として残した仏像は、三体揃うと秘法が手に入る、まるで『インディ・ジョーンズ』に出てくるような伝説の仏像だった！当時、アイドル的に人気が高かった滝川真子主演の、親愛なるにっかつロマンポルノ。スラップスティック・ナンセンス×エロスの滝田ワールド全開！



今回の特集で一番のお目当てだった「聖子のお尻」が事情で行けず。そんでもって予定外の「宅配便」
滝田滝川のどすけべコンビのロマンポルノ（獅子プロダクション）
このコンビは何度も触れてきたけど「痴漢保健室」の衝撃があまりに大きかったのでそこそこの期待を持って鑑賞。
残念ながら期待に答えてはくれず、平凡なコメディポルノと写った。
蛍雪次郎郎の怪しい中国人は悪くはないあるけど・・・
仏像3体揃ったところで滝川真子と宅配便の兄ちゃんが奪還し、さぁ、これから印英中による追っかけ大スラプスティック大会が繰り広げられるかと思ったあるが、大した事ないあるよ。席から乗り出すも・・・拍子抜けある。

秘宝の暗号を解読してみるとカレー作りの秘宝ならぬ秘法でしたっていうのは軽妙で良いあるね。（謎の中国人言葉もう止めッ！）

例によってタイトルの痴漢とはまったく関係のない内容。ピンク映画における痴漢という言葉の意味はもっと広意があるんでしょう。

大辞泉によると・・・

ち-かん【痴漢】
１ 女性にみだらないたずらをしかける男。
２ ばかな男。おろかもの。しれもの。

ほら、２の意味なら少し納得。
宅配のお兄ちゃんがしれものというより、どうみても謎の中国人やインド人の方が痴漢ではありますが・・・

1985年の作品。滝川真子等女優さんたちの白い薄下着に透ける翳りはなかなかの卑猥感。まったくけしからんこってす。（最近、60年代70年代のピンクを見る機会が多いので時代の変遷を感じます。ＡＶ時代の到来ってやつですか）

銀座シネパトス　レイトショー