JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

映画 「実録おんな鑑別所 性地獄」

2008-05-07 | 映画(DVD)
「実録おんな鑑別所 性地獄」1975年 日活 監督:小原宏裕

見習い看護婦のヒロインは、愛人の婚約者を殺害した容疑で鑑別所送りに――。凄惨なリンチ、看守とのセックス、カンカン踊りと称される非情な身体検査、同性愛など、女鑑別所という閉ざされた場所での知られざる実態をとらえて、映画はヒット。続篇がつくられ、ニヒルでクールなヒロインを演じた梢ひとみにとっても当たり役となった。

梢ひとみという女優さんはグラビアとかで見ていたけど映画で見たのは初めてかもしれない。
こんなカッコ良い女優さんとは知りませんでした。なにしろ体格が良い。広い肩幅に囚人服が似合う。

映画の方は監獄物のセオリーをきっちり押さえて娯楽作品として完成されています。
またしてもダウンタウンの宇崎竜童。演歌調のブルース「煉獄のブルース」も良いです。ポルノに合うんだなぁ。梢ひとみも歌ってくれてるんですね。

ヒロインは普通の看護婦で愛人である医者に唆され愛人の婚約者を手術時、致死量の薬物を投与して殺す。医師の罪を1人一手に被らされ鑑別所行き。そんな彼女が何故にあそこまで度胸が座っているのかまったく理解不能なんですが、そんな事はどうでもいいんです。
獄中リンチに合っている時、一瞬の隙を付いて反撃。脱がされた囚人服で下半身を隠しキリッと立ち上る姿など音羽屋!(違うって)
脱獄して復讐に医師の下に訪れ、トレンチコートをパッと脱ぐ下は汚れた囚人服。

男にメロメロの牢名主(ひろみ麻耶)を完全に食っちゃってます。

助演女優で際立っているのは、やはり芹明香。トルコ嬢の売春防止法違反常習。このちゃっかりとした関西弁の立ち回り。(今まであまり良く知らなかった芹明香ですけど、実に良いですね。こういう役がまた会う)
結局、ヒモの高橋明と再び稼ぎに走ります。

単純明快な娯楽監獄作品として猛烈に支持します。
シリーズ「続」と「新」はどんなものなんでしょうね。観たいです。
それより梢ひとみで大藪春彦の「非情の女豹」撮って欲しかったな。それぐらいカッコ良かった。

梢ひとみ画像、探しても見付からなかったので日活写真集引っ張り出してきて撮影

おんな鑑別所じゃないけどね・・・

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