「ホームレスが中学生」

「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.8　その男、城定(JOJO)につき。―――」特別上映

「ホームレスが中学生」2008年　ジョリー・ロジャー　監督：城定秀夫

「類似タイトルの某話題作に公開日を被せたキワモノ企画として製作されながら、正統派ジュブナイルの感動ドラマとして観客の涙を誘った問題作。なぜかクラスメイトになったホームレスの生活を、ドキュメンタリーに仕上げようと奮闘する映研部員たち。彼らの中学校生活最後の夏に、忘れがたい思い出と映画への愛が寄り添う。」

キワモノ企画。言葉遊びは一発ギャグ止まりになりそうなところをちゃんと作品にしちゃう。そして本家よりもきっと面白い（「ホームレス中学生」は見てないし読んでもいませんが）って、筒井＝河崎の「日本以外全部沈没」を思い出すな。

風の又三郎を持ってくるアイデアまでは普通に上手い。それをまた自主制作映画という自分のテリトリーに引っ張り込む巧妙さが憎い。

ホームレスの家（矛盾してるな）の前での上映会。親たちは子供の意見はなかなか聞いてくれなかったけど、撮った映画なら、まぁ見てみようと・・・そして号泣阿藤。

これはR18では無い、特別上映。まず、本物の中学生をキャスティングしているのでエロシーンはがあるわけないんだけど、担任の先生の和希沙也さんのエロシーンを期待しちゃうのが情けない。
あれ？この方、AVさんじゃないんですか？・・・だって、それらしい芸名じゃないですか。ちょっと変顔で良さそうだったのに・・・残念。

また、オクラホマ・ミキサーですか？好きなのかな。

多作の人は必ずルーチンを持っている。ルーチンはバカにしたものじゃなく、繰り返される事でその人らしさや作品を骨太なものにしてくれる。
城定監督のルーチンをもっと見たい。

今年の「時かけ」に比肩するジョブナイルになってるかも。
ヒロインの女の子がカワユイ。望月美寿々。

ポレポレ東中野