緑魔子伝説
森崎東特集に続いて緑魔子氏トークショーでシネマヴェーラ出演。
また可愛いお婆ちゃん魔子様を見ようと足を運ぶ。
聞き手は木全公彦氏(映画評論家)
「あまり皆さんの前へ出る事が無いので緊張しています」
言葉を考えながらポツリポツリと答える。笑う。話がすれ違うおかしさ。
「バカだからぁ」とか謙遜されたり、今回もキャワユイ。緑魔子らしさ全開。
今回の特集で上映される作品の撮影裏話などを中心に。
2000年以来活動の無い劇団第七病棟の復活を促されると。
「演劇は1人だけで出来る事ではないので」としながらも「まだ解散したわけではないので出来るようがんばります」に場内拍手。
木全氏「シネマヴェーラ閉館させますので是非ここで」と・・・
*************
「かも」ニュープリント 1965年 東映 監督:関川秀雄
梅宮辰夫・緑魔子のコンビによる”夜の青春"シリーズ第四作。クラブ・ブルースターの沢田は、ホステスの恵美子やウェイトレスのゆき、女工あがりの則子など、女を次々に誘惑してはバーやキャバレーで働かせ、莫大な金を得ていた。しかし、別れた内妻・むつが沢田の行状をブルースターの社長に密告したことから歯車が狂い始め…。女をかもにして生きる男を主人公に、大都会の裏側で逞しく生きる男と女の姿を描く。
前回の森崎東監督とのトークショー時に是非観たいと思った「夜の青春シリーズ」今回の特集でもこれ1本きり。なかなかお目にかかるのが難しいシリーズなんでしょうね。
梅宮辰夫が田舎から出てきた娘、緑魔子を騙すシリーズって聞いていて確かにそういう内容なんだけど、ずいぶん想像していたイメージと違う。やくざ映画の併映でカラーのやくざ映画に対してモノクロ作品、しかも当時は成人映画。トークショーで木全氏が格調高い作品と言っていましたが、そう、わざとらしい音楽の効果もあって不思議な格調の高さを感じる。
お金が一番可愛くて、次に可愛いのが自分だという梅宮辰夫(沢田健)にいいように騙され利用される女子たち。一様に梅宮辰夫にメロメロになってしまう。
緑魔子(則子)は女工あがりではあるもののホステスの才能に天性のものがあり堂々の登場。しかし梅宮辰夫に処女を奪われちゃうとたちまちデレデレ。ラブラブ。
潮健児と吃音石橋蓮司に草の匂いのする土手で暴行されるシーン。秀逸!
緑魔子以上に魅力を発揮するのが原知佐子(沢田のチャンカア)
当時のトルコ嬢スタイル(白のホットパンツ)で、沢田と則子の現場に鉢合わせ。これが気の強そうな女。それでも「秋は女は寂しいもの。好きなのよ。」と復縁を迫ったり・・・、結局この女の蜂の一刺しで沢田の人生が狂い始める。
国景子(新宿のママみつ子)と梅宮辰夫のテンポ良い台詞のやり取りも、急に国景子の声の質が変わって「強く抱いて」と・・・
非業の限りで稼ぐ梅宮辰夫。女性が見るとあきれ返るかもしれんがこりゃたまらんぞい。
若い大原麗子(ゆき)は一見純情そうな喫茶店員。沢田にホステス道を仕込まれ蜷川幸夫(ゆきにマジ惚れの客)を振ったため刃傷沙汰。軽症ですむもののマスコミにたたかれ別府温泉に下るはめに。
「俺は花柳流の名取りだぞ」というのは梅毒だぞという謎言葉。
沢田は梅毒を理由につんぼの産婦人科医に則子を堕胎させる。この手術が失敗して女としての機能を失う則子。
数寄屋橋裏の小学校屋上で中田博久ら(城南大学の学生3人)を使い復讐をする則子。
空手でヒューマニズムを教える城南大生に伸される沢田の前に現われる則子。
この時の緑魔子の衣装ヘアスタイルが心なしか先ほどのトークショーでのスタイルと被るような気が・・・
45年の時を経て緑魔子伝説。感激。
「生まれ変わった為五郎」は森崎東特集でやったばかりなのでパス。
シネマヴェーラ渋谷
トークショー後ロビーでファンに囲まれ即席サイン握手会に応える魔子様。お疲れ様でした。
森崎東特集に続いて緑魔子氏トークショーでシネマヴェーラ出演。
また可愛いお婆ちゃん魔子様を見ようと足を運ぶ。
聞き手は木全公彦氏(映画評論家)
「あまり皆さんの前へ出る事が無いので緊張しています」
言葉を考えながらポツリポツリと答える。笑う。話がすれ違うおかしさ。
「バカだからぁ」とか謙遜されたり、今回もキャワユイ。緑魔子らしさ全開。
今回の特集で上映される作品の撮影裏話などを中心に。
2000年以来活動の無い劇団第七病棟の復活を促されると。
「演劇は1人だけで出来る事ではないので」としながらも「まだ解散したわけではないので出来るようがんばります」に場内拍手。
木全氏「シネマヴェーラ閉館させますので是非ここで」と・・・
*************
「かも」ニュープリント 1965年 東映 監督:関川秀雄
梅宮辰夫・緑魔子のコンビによる”夜の青春"シリーズ第四作。クラブ・ブルースターの沢田は、ホステスの恵美子やウェイトレスのゆき、女工あがりの則子など、女を次々に誘惑してはバーやキャバレーで働かせ、莫大な金を得ていた。しかし、別れた内妻・むつが沢田の行状をブルースターの社長に密告したことから歯車が狂い始め…。女をかもにして生きる男を主人公に、大都会の裏側で逞しく生きる男と女の姿を描く。
前回の森崎東監督とのトークショー時に是非観たいと思った「夜の青春シリーズ」今回の特集でもこれ1本きり。なかなかお目にかかるのが難しいシリーズなんでしょうね。
梅宮辰夫が田舎から出てきた娘、緑魔子を騙すシリーズって聞いていて確かにそういう内容なんだけど、ずいぶん想像していたイメージと違う。やくざ映画の併映でカラーのやくざ映画に対してモノクロ作品、しかも当時は成人映画。トークショーで木全氏が格調高い作品と言っていましたが、そう、わざとらしい音楽の効果もあって不思議な格調の高さを感じる。
お金が一番可愛くて、次に可愛いのが自分だという梅宮辰夫(沢田健)にいいように騙され利用される女子たち。一様に梅宮辰夫にメロメロになってしまう。
緑魔子(則子)は女工あがりではあるもののホステスの才能に天性のものがあり堂々の登場。しかし梅宮辰夫に処女を奪われちゃうとたちまちデレデレ。ラブラブ。
潮健児と吃音石橋蓮司に草の匂いのする土手で暴行されるシーン。秀逸!
緑魔子以上に魅力を発揮するのが原知佐子(沢田のチャンカア)
当時のトルコ嬢スタイル(白のホットパンツ)で、沢田と則子の現場に鉢合わせ。これが気の強そうな女。それでも「秋は女は寂しいもの。好きなのよ。」と復縁を迫ったり・・・、結局この女の蜂の一刺しで沢田の人生が狂い始める。
国景子(新宿のママみつ子)と梅宮辰夫のテンポ良い台詞のやり取りも、急に国景子の声の質が変わって「強く抱いて」と・・・
非業の限りで稼ぐ梅宮辰夫。女性が見るとあきれ返るかもしれんがこりゃたまらんぞい。
若い大原麗子(ゆき)は一見純情そうな喫茶店員。沢田にホステス道を仕込まれ蜷川幸夫(ゆきにマジ惚れの客)を振ったため刃傷沙汰。軽症ですむもののマスコミにたたかれ別府温泉に下るはめに。
「俺は花柳流の名取りだぞ」というのは梅毒だぞという謎言葉。
沢田は梅毒を理由につんぼの産婦人科医に則子を堕胎させる。この手術が失敗して女としての機能を失う則子。
数寄屋橋裏の小学校屋上で中田博久ら(城南大学の学生3人)を使い復讐をする則子。
空手でヒューマニズムを教える城南大生に伸される沢田の前に現われる則子。
この時の緑魔子の衣装ヘアスタイルが心なしか先ほどのトークショーでのスタイルと被るような気が・・・
45年の時を経て緑魔子伝説。感激。
「生まれ変わった為五郎」は森崎東特集でやったばかりなのでパス。
シネマヴェーラ渋谷
トークショー後ロビーでファンに囲まれ即席サイン握手会に応える魔子様。お疲れ様でした。
でも撮影禁止だと思っていたのでデジカメを忘れ
携帯カメラしかなかったので魔子さん近影が撮れず
悔しい思いをしました。
そして帰りに話しかけたかったのにファンの方達がすごくて
近寄ることができず、受付にプレゼントだけ
置いて帰ったのです。
魔子さんとお話されましたか?
羨ましいです。
本当に、本当にかわいい色っぽい女性ですよね!
劇場内結構皆さん、パシャパシャやっていましたね。
こういう時にミーハーに徹しきれない小心者。他のファンの勢いに押され、携帯写真を撮らせてもらい「ありがとうございます」と声かえのみでございました。