JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「有頂天時代」

2017-07-30 | 映画(DVD)
「ミュージカル映画特集Ⅱ」

「有頂天時代」1936年 米 監督:ジョージ・スティーブンス
Swing Time

アステアとロジャースの共演第6作。ダンサー2人の恋が成就するまでの間に、数々の卓越したダンスと唄が披露される。冒頭の「ピック・ユア・セルフ・アップ」の軽々としたステップ、アステアの顔を黒く塗って踊る「ボージャングル・オブ・ハーレム」、雪の中の「ファイン・ロマンス」、ラストでアステアが求愛する「ネバー・ゴナ・ダンス」等々。



恋とギャンブルにジェローム・カーンの名曲に高品質ダンス!中年の脇役コンビも味わい深いロマコメ。
今のところ2人の映画でこれが一番かな。

アステアとジンジャー・ロジャースのダンスは会話や歌以上にコミニュケーションツールとして高見に在ることが知れる。



ダンス教室で初めて本格ステップを踏むラッキー(アステア)に最初戸惑いながらも一気に打ち解け楽しそうに躍るペニー先生(ロジャース)が最高。

Swing Time - Rogers and Astaire

親密な関係、指揮者との三角関係をそれぞれダンスで演じ分けるなんていう魔法の力は相棒ポッブの胡散臭い手品以上。
ルックス的にあと一歩と思っていたジンジャー・ロジャースが今回とても可愛い。
雪景色の中でのラブソングの応酬のせつなさよ。



Fred Astaire & Ginger Rogers - A Fine Romance (1936)

指揮者との三角関係で略奪される指揮者までもが何故かアステアとロジャースを祝福する能天気さこそが魅力。リアルよりもミュージカル作の楽しさ優先なのが良い。



Never Gonna Dance



Astaire Fred Bojangles of Harlem from Swing Time 1936




ジャズ・スタンダードとしてすっかりお馴染みの「The Way You Look Tonight」挙がる

The Way You Look Tonight




シネマヴェーラ渋谷

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