JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

ジョニー・グリフィン 「The Kerry Dancers」

2011-09-10 | 音楽
せっかくオーディオ環境が整ったのだが、我が家では厳しい音量規制が敷かれている。
もちろん集合住宅住まいで、もともと大音響で聴くつもりはないのだが、それにしても・・・
「耳の遠い人に合わせるわけにはいかない」とTVなども音量は12に抑えなければいけない。自分としては16から18くらいが望ましいのだが、加齢によって耳が遠くなっているのだろうか。健康診断では異常なしの判定なのだが・・・
もともと、音楽試聴にさほど音質を求めているわけでもなく、聞こえれば良いというスタンスではあるのだけれど、これではせっかくのスピーカー、ONKYO スピーカーシステムD-112EX LTD が泣くってもんだ。

滅多にない家人外出で1人留守番の折には、ここぞとばかり大音響で聴く。
ジャズ喫茶ばりの音響で、ややご近所に対して腰が引けつつ、はらはら。

先日、聴いたのがこちら

Johnny Griffin Quartet The Kerry Dancers and other suringing folks

THE KERRY DANCERS

BLACK IS THE COLOR OF MY TRUE LOVES HAIR

GREEN GROW THE RUSHERS

THE LONDONDERRY AIR

25 1/2 DAZE

OH, NOW I SEE

HUSH-A-BYE

BALLAD FOR MONSIEUR

Johnny Griffin (ts.)
Barry Harris (p.)
Ron Cater (b.)
Ben Rley (ds.)

奔放なブロウが特徴のジョニー・グリフィンの、これは優しげな英米で古くから親しまれているトラディショナルを中心とした、メロディーを愛でる名曲集。
私の愛聴盤なのだが、いつもの控えめな音量とはまた格別で、あらためて名盤であることを思い知る。

グリフィンと云うと、どうしても「リトル・ジャイアント」のジャケ写のおっかないイメージが付きまとってしまうのだが、こいつは本当に繊細な面が見えるし、アドリブになるとグリフィンらしい奔放さも垣間見せ、その塩梅がとっても楽しい。
バリー・ハリスのピアノもまさしくサポートという言葉が相応しく、ロン・カーターのベースの一音一音が生々しく聞こえる。録音品質もかなり良いものなんだなぁ。

親しみやすいタイトル曲THE KERRY DANCERSはチャーリー・パーカーのアドリブ・フレーズとしても有名。
THE LONDONDERRY AIRは「ダニーボーイ」と呼んだ方がお馴染み。
この選曲が優れてるんですね。

そして民謡では無い、ラスト3曲。美しいバラードに挟まるHUSH-A-BYE
一人で聴いていても、踊りだしたくなるご機嫌なチューンだ。

もともと愛聴盤であったが、自分の中で1ランク上がった。

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