JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

河崎実ナイト 「宇宙大怪獣ギララ」

2008-11-19 | 映画(DVD)
「河崎実ナイト ギララ&ウルトラマン」という事で監督の「ギララの逆襲」の後は・・・

TVシリーズ「ウルトラマン」
第10話「謎の恐竜基地」
別名「ウルトラマン対ゴジラ」夢の対決!

こちらはDVDも持っている事だし余裕の鑑賞。と言うか「宇宙大怪獣ギララ」に備えて少し眠っておこうという魂胆も。



劇場大画面で見るウルトラマンも良いです。
16mmと35mmのフィルムを使って「スペシウム光線の場面だけ画像が綺麗ななります。」と河崎監督がポイント紹介してくれたのに、そこは見逃した。
博士のキチガイぶりが恐ろしい1本。
マカロニウエスタン風対決(中島春雄先輩と)でジラースの襟巻きを剥ぎ取りゴジラにしてしまいやっつけるウルトラマン。
ジラース、口から血を吐き絶命。
古屋敏さんはこれが可哀そうで嫌だったと回想されていました。

そしてこの日のお目当て

「宇宙大怪獣ギララ」1967年 松竹 監督:二本松嘉瑞



日本宇宙開発局の宇宙船は月から火星に向か途中で事故に遭う。乗組員は無事救出されるが、宇宙船の主動力となる原子炉のまわりに不思議な発光体が付着していた。資料として持ち帰られた発光体は、開発局で、巨大怪獣となってしまう。地球上のあらゆるエネルギーを吸収し、ギララは巨大化し続けていく……。

怪獣ブームに乗り遅れまいと松竹が放った宇宙怪獣ギララ。子供の頃からその造形のユニークさに惹かれ憧れの怪獣であったギララなんですが、今日の今日まで映画を観た事がなかった。レンタルでは並んでない。テレビでの放映もあったろうに見ていない。
念願かなって感激。
噂通りの駄作ぶり。脚本が中途半端で全く練られていないようで、何をどうしたいのか・・・ツッコミ所満載。
本当にギララとアストロボートAABγ号のカッコ良さがあるだけに勿体ない。なんとかこの怪獣を生かして名誉挽回を諮りたいと考えた人も多かったのでは?それを実現したのが河崎実のおバカ映画とどこまでいっても三流。
おバカであるだけ河崎版で名誉挽回できたと言えるかもね。

河崎版とは正反対のオープニング。音楽の気の抜け方からして尋常でない。
ギララが登場するまでの長い事、長い事。話の展開に期待感を膨らませながらも肩透かしの連続。
待ってました!とギララが登場しても、またそこから長い長い。
オールナイトで眠さと戦っている事もあってか上映時間が2倍にも3倍にも感じてしまう。

この映画、地元の誇るSF作家、光瀬龍が監修しているんです。どこを監修したのか?

こちらで孤軍奮闘してくれるのはミラーマンでお馴染の和崎俊哉(キャプテン・サノ)イケメン系にほど遠いブルーカラー系の兄貴だ。こいつがとてもモテる。金髪の動物学者リーザと月基地の日本人女性道子(原田糸子)との三角関係。これまた中途半端だけど。
しかし、メッケ物は西野バレエ団の原田糸子。金井克子、由美かおる、奈美悦子の影で名前くらいしか知らなかったが、ここでのショートカットでの嫉妬ぶりと当時を思わせるファッションに萌。
映画「宇宙大怪獣ギララ」に原田糸子あり

藤岡弘もチョイ役で出演。可愛らしい。

スクリーンで見るギララの造形には満足するものの、幻滅も・・・
ギララの咆哮が引っ切り無しでうるさいの何の。こんなにうるさい奴だとは思わなかった。

池袋・新文芸座

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