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「PRISONER♀ 残酷!女鑑別所」
「おんな牢秘図」1970年 大映京都 監督:国原俊明
絶海の孤島に流刑囚として閉じ込められた女、十三人。死の労働と監視役人によるいたぶり、女囚同士の争い、そして蔓延する伝染病…。全裸の女が泣きわめき、叫ぶ「獄門島」の恐ろしさ!時は江戸時代、女囚専用の流刑島を舞台にした異色官能時代劇。
獄門島に収監されている女囚は牢名主のお政(荒砂ゆき)、一番役のお蘭(笠原玲子)、元女郎の浮舟(花柳幻舟)などなどといった面々。そこに新入りで入ってくるのがお清(北島マヤ)とお仙(桜井浩子)。それに奉行所から左遷されてきた諫早(田村正和)
言っちゃ悪いがニ三流の女優陣の中にあって田村正和登場は今後の展開に大いに期待するものがあります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en3.gif)
なんと桜井浩子が阿片中毒の女囚という役。
桜井浩子を一番綺麗に撮るのは実相寺昭雄だというのは定説ですが、この国原俊明作品も捨てたものじゃありません。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
獄門内での上下関係や女同士のいがみ合いに反発して、「こんな所だからこそ仲良くしなければいけないのに」という殊勝で鼻息の粗いお清の影で妙に冷静でいるお仙というキャラの魅力に依る処大ですが。髪留めに隠し持った僅かばかりの阿片で禁断症状を沈ませています。彼女にとって阿片が無くなる時、即ち死を意味します。
彼女の強さは死を覚悟しているので、いざとなったら殺しでも何でもできるというところ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
お決まりの女囚刑場面の数々![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
女囚全員が連帯責任で狭いサウナ風呂の中に押し込められる。これには堪らず熱い熱いとボロ服を脱ぎ全裸になっていく女囚たち。
ここ見所です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/91/81c7b78cd8951b1a776454873a52770f.jpg)
またまた出ましたヌカ汁責め。定番のようです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
ダルマ転がし。
元女郎の浮船が諫早を誘惑した事がバレて、皆から受ける私刑です。
誘われるままに浮船を抱く諫早。
「たまにこうして慰めてくれ」という浮船に女郎だからと金を投げつける態度。この諫早が一体何者なのかというのも本作の興味をそそる部分ではあります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
諫早が女囚たちのダルマ転がしを見物して「いろんな手を知っているんだな」と、それに反抗したお清を責めるのが「油地獄」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
煮えたぎった油鍋の下で寝かされたお清を棒であちこち突っついて耐えられるかと言う物。少しでも身体を動かせば大火傷。
ここはもっとエッチぽく責めて欲しい所でした。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_keibetsu.gif)
後半は島内に黒死病が流行り、女囚を売り飛ばす悪行を重ねていた役人どもとの脱出争いになって・・・
ここでも諫早の立ち位置がなかなか興味深く、ニヒルでキザな田村正和が全開状態に・・・、良いです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
「諫早三郎太、ざまあねえ」・・・
単なるはじかれ者に過ぎなかったようです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
見事、脱出に成功した女囚たちですが島破りの罪を犯したので、「いずれまた新しい島に流されることになるだろう、また獄門島かもしれないよ」とかなんとか言うナレーションで締め。
意外なほどに面白い女囚映画で、これはめっけもんでした。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
二流三流の女囚陣、荒砂ゆきは見憶えがあると思えばウルトラ作品女優さんだし(ウルトラQ「ゴーガの像」、ウルトラマン「人間標本5・6」田原久子名義)
笠原玲子はガメラ映画のお姉さんらしい(こちらはちょっと確認してみないと思い出さない)
そんな中にあって、やはり花柳幻舟の所作が光る。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
「(秘)色情めす市場」ほどではないけど、本作では上品と下品の同居した感じが良いのです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en1.gif)
ラピュタ阿佐ヶ谷
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「おんな牢秘図」1970年 大映京都 監督:国原俊明
絶海の孤島に流刑囚として閉じ込められた女、十三人。死の労働と監視役人によるいたぶり、女囚同士の争い、そして蔓延する伝染病…。全裸の女が泣きわめき、叫ぶ「獄門島」の恐ろしさ!時は江戸時代、女囚専用の流刑島を舞台にした異色官能時代劇。
獄門島に収監されている女囚は牢名主のお政(荒砂ゆき)、一番役のお蘭(笠原玲子)、元女郎の浮舟(花柳幻舟)などなどといった面々。そこに新入りで入ってくるのがお清(北島マヤ)とお仙(桜井浩子)。それに奉行所から左遷されてきた諫早(田村正和)
言っちゃ悪いがニ三流の女優陣の中にあって田村正和登場は今後の展開に大いに期待するものがあります。
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なんと桜井浩子が阿片中毒の女囚という役。
桜井浩子を一番綺麗に撮るのは実相寺昭雄だというのは定説ですが、この国原俊明作品も捨てたものじゃありません。
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獄門内での上下関係や女同士のいがみ合いに反発して、「こんな所だからこそ仲良くしなければいけないのに」という殊勝で鼻息の粗いお清の影で妙に冷静でいるお仙というキャラの魅力に依る処大ですが。髪留めに隠し持った僅かばかりの阿片で禁断症状を沈ませています。彼女にとって阿片が無くなる時、即ち死を意味します。
彼女の強さは死を覚悟しているので、いざとなったら殺しでも何でもできるというところ。
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お決まりの女囚刑場面の数々
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女囚全員が連帯責任で狭いサウナ風呂の中に押し込められる。これには堪らず熱い熱いとボロ服を脱ぎ全裸になっていく女囚たち。
ここ見所です。
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またまた出ましたヌカ汁責め。定番のようです。
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ダルマ転がし。
元女郎の浮船が諫早を誘惑した事がバレて、皆から受ける私刑です。
誘われるままに浮船を抱く諫早。
「たまにこうして慰めてくれ」という浮船に女郎だからと金を投げつける態度。この諫早が一体何者なのかというのも本作の興味をそそる部分ではあります。
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諫早が女囚たちのダルマ転がしを見物して「いろんな手を知っているんだな」と、それに反抗したお清を責めるのが「油地獄」
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煮えたぎった油鍋の下で寝かされたお清を棒であちこち突っついて耐えられるかと言う物。少しでも身体を動かせば大火傷。
ここはもっとエッチぽく責めて欲しい所でした。
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後半は島内に黒死病が流行り、女囚を売り飛ばす悪行を重ねていた役人どもとの脱出争いになって・・・
ここでも諫早の立ち位置がなかなか興味深く、ニヒルでキザな田村正和が全開状態に・・・、良いです。
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「諫早三郎太、ざまあねえ」・・・
単なるはじかれ者に過ぎなかったようです。
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見事、脱出に成功した女囚たちですが島破りの罪を犯したので、「いずれまた新しい島に流されることになるだろう、また獄門島かもしれないよ」とかなんとか言うナレーションで締め。
意外なほどに面白い女囚映画で、これはめっけもんでした。
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二流三流の女囚陣、荒砂ゆきは見憶えがあると思えばウルトラ作品女優さんだし(ウルトラQ「ゴーガの像」、ウルトラマン「人間標本5・6」田原久子名義)
笠原玲子はガメラ映画のお姉さんらしい(こちらはちょっと確認してみないと思い出さない)
そんな中にあって、やはり花柳幻舟の所作が光る。
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